最終訪問日 2013-10
群馬県吾妻郡中之条町大塚803 所在地図
0279-75-3073
混浴内湯×1 混浴露天×1 掛け流し
外来入浴○(9:00~21:00・混浴内湯は22:00 定休日・無 300円) 脱衣所・男女別 タオル巻き◎
どこにでもありそうな郊外の国道からちょっと入ると、そこには今では失われつつある、おおらかだった頃の農村集落の風景があります。
これもまた郷愁を誘う錆びて消えかかった大塚温泉の案内看板を頼りに細い路地を進んでいくのですが、方向を示す矢印までもが消えかかっているため、逆方向に進んでしまい少しだけ迷いながらの到着となりました。
受付入口

ここは旧館と新館に分かれていて、外来入浴の受付は旧館で行うのですが、この建物は言われなければ旅館だと気付く人はいないでしょう。
HPによると旧館にも宿泊可能なようなので懐古趣味の私としては機会があれば泊まってみたい施設です。
受付と書かれた張り紙のある、開け放たれたドアから「ごめんください」と何度呼んでも誰も出てきません・・・。
しかし、中には卓袱台が置いてあり、上にはポットと湯飲みも載っていて、ついさっきまで人がいた気配があります。
そうこうしていると遠くに従業員と思わしき女性が目に入ったので、そちらに行って受付をしてもらいました。
ちなみに利用は2時間以内で受付の人は外出中だとのこと、まぁ~おおらかな施設ということなので貴重品を預けるのは無理そうですし、ロッカー等も無いので車に置いてきたほうがいいでしょう。
混浴内湯入口

受付の前にある階段を下りるとすぐに旧館と新館の入口があります。
旧館は入ってすぐに男女別の脱衣所があり、その先の混浴内湯で繋がっていました。
この男女別脱衣所へは靴を脱いで上がるようになっていて、中は脱衣棚があるだけの簡単な造りでしたが脱衣所入口の引き戸にはカメラ等の持ち込み禁止の張り紙がありましたので、この先の写真はありません。
あと、混浴はタオル巻きOKとの記載の他に、ボイラー故障の為、加温槽が使用出来ないとの張り紙がありましたが、かなりの年季の入った張り紙でしたので修理の予定は・・・無いのかもしれません。
混浴内湯(HPより拝借)

脱衣所の引き戸を開けると、豪快に掛け流されている滝のような湯口と、洗い場の壁から噴き出している源泉が目に飛び込んできて、しばしボー然。
その為、洗い場の床は大袈裟ではなく川のように・・・。
ここの源泉は34℃とぬるいので夏場にこの床でトドになれば極楽気分に浸れそうですが、この日は少し肌寒かったのと洗い場が女性脱衣所の真正面なので、さすがに実践はしませんでしたがね。
湯船は15人くらい入れる豪快で滝のような湯口があるものと、その横に1人用の加温槽が付いていましたが、こちらは張り紙のとおり栓が抜かれ空になっていました。
ちなみに、この滝のような湯口、豪快すぎるのか飛沫よけの透明なビニールシートが掛けられているのには、ちょっと笑えます。
また洗い場の奥にあるドアを開けてみると、いきなり便器がこんにちは、こちらもなんだか笑っちゃいます。
お湯は無色透明、無味無臭のサッパリ系なので銭湯代わりにするには、もってこいの泉質、・・・私の街にも1つ欲しいです。
私達が入った時は貸切状態でしたが、しばらくすると地元民らしき男性が自宅の風呂にでも入るが如く、ヒョイってな具合に入ってきました。
挨拶はしたんだけど滝の音で聞こえなかったらしく返事は帰ってこない・・・、ちょっと気まずかったのと、まだ混浴露天があるのとで、ここは早めに切り上げることにします。
男女別内湯入口

こちらが男女別内湯と混浴露天がある新館の入口です。
新館にはカメラ持込禁止の張り紙が無かったのと、張り紙は旧館の内部にあったのでカメラ持込禁止は混浴内湯だけの措置だと解釈して、こちらは撮影させてもらいました。
男性用脱衣所

脱衣棚と洗面台だけのシンプルな脱衣所で、まだ新しく綺麗なのですが常連さんの私物が置いてあり、すでにB級感が漂い始めています。
写真には写っていませんが手前にはトイレがあり、旧館もそうだったのでよほど尿意を催し易い温泉なのでしょう。
男性用内湯(HPより拝借)

男性用内湯には3つの湯船があり、1番大きな10人くらい入れそうな源泉掛け流しのものと残り2つの加温槽からなっています(女性用内湯も同じ造りだそうです)。
加温槽は出入口手前の38℃で4人入れるものと奥の1人用の40℃の湯船がありますが、源泉の湯船がぬるい為か設定温度よりかなり熱く感じます。
それに、カランには何本ものホースが繋がれていて常連さんは自分の好みに温度を変えちゃっているようでした。
混浴露天

露天へは男女別内湯から、それぞれ出るようになっていて、湯船は20人は楽に入れるほど大きく、しかも深いです。
お湯は源泉掛け流しで写真に写っている湯口の他に足元にあるグレーチングからも湧き出しているようでした。
一通り湯船のチェックをしながら歩いていると、そのぬるさのせいかプールに浸かっているような気になり、とりあえず泳いでみます。
・・・普通に泳げますね。
そんなことをしていると竹垣で目隠しされている女性内湯出入口が騒がしくなったのでカミさんかなと思いましたが、その時は結局誰も出てきません。
どうしたんだろう?と考えているうちにカミさんが出てきたので先程のことを聞いてみると、地元のおばあさん達が露天に入ろうとしたけど男が居るから入れないと残念がっているとのこと。
そう聞いては長湯するのは気が引けるので露天は早々に切り上げて内湯で温まって上がることにしました。
この日は平日でしたが地元の常連さんが続々と押しかけてくる人気の温泉のようです。
女性も混浴ではタオル巻きが許されているので気軽に入ることが出来ますが、湯船周りは自然に生えた草木が目隠しになっているものの基本的には遮る物は無く、場所によっては周囲から丸見えですので注意は必要です。
実際、すぐ近くの駐車場から露天風呂の下見に来た人もいたくらですから・・・。
色々と地元色が強すぎて今回は思ったように寛げませんでしたが基本的には大好きな部類の温泉ですし、混浴初心者にも男女別の脱衣所が旧、新館ともにあり、安心して着替えが出来るので、お勧めだと思います。
成分表(拡大表示可能)

温泉☆☆☆☆☆評価の内訳は、+豪快に掛け流された湯、+大きな湯船の混浴が2ヶ所、±地元色に染まった施設
入り易さ☆☆☆☆評価の内訳は、+タオル巻き◎、+脱衣所男女別、-無色透明な湯
総合評価 オススメ度5☆☆☆☆☆
地元色が強く好き嫌いが分かれるかもしれないが宿泊で利用するなら大変お勧めな温泉と言えそう、宿泊料金も驚くほどリーズナブルなのもいい。
群馬県吾妻郡中之条町大塚803 所在地図
0279-75-3073混浴内湯×1 混浴露天×1 掛け流し
外来入浴○(9:00~21:00・混浴内湯は22:00 定休日・無 300円) 脱衣所・男女別 タオル巻き◎
どこにでもありそうな郊外の国道からちょっと入ると、そこには今では失われつつある、おおらかだった頃の農村集落の風景があります。
これもまた郷愁を誘う錆びて消えかかった大塚温泉の案内看板を頼りに細い路地を進んでいくのですが、方向を示す矢印までもが消えかかっているため、逆方向に進んでしまい少しだけ迷いながらの到着となりました。
受付入口

ここは旧館と新館に分かれていて、外来入浴の受付は旧館で行うのですが、この建物は言われなければ旅館だと気付く人はいないでしょう。
HPによると旧館にも宿泊可能なようなので懐古趣味の私としては機会があれば泊まってみたい施設です。
受付と書かれた張り紙のある、開け放たれたドアから「ごめんください」と何度呼んでも誰も出てきません・・・。
しかし、中には卓袱台が置いてあり、上にはポットと湯飲みも載っていて、ついさっきまで人がいた気配があります。
そうこうしていると遠くに従業員と思わしき女性が目に入ったので、そちらに行って受付をしてもらいました。
ちなみに利用は2時間以内で受付の人は外出中だとのこと、まぁ~おおらかな施設ということなので貴重品を預けるのは無理そうですし、ロッカー等も無いので車に置いてきたほうがいいでしょう。
混浴内湯入口

受付の前にある階段を下りるとすぐに旧館と新館の入口があります。
旧館は入ってすぐに男女別の脱衣所があり、その先の混浴内湯で繋がっていました。
この男女別脱衣所へは靴を脱いで上がるようになっていて、中は脱衣棚があるだけの簡単な造りでしたが脱衣所入口の引き戸にはカメラ等の持ち込み禁止の張り紙がありましたので、この先の写真はありません。
あと、混浴はタオル巻きOKとの記載の他に、ボイラー故障の為、加温槽が使用出来ないとの張り紙がありましたが、かなりの年季の入った張り紙でしたので修理の予定は・・・無いのかもしれません。
混浴内湯(HPより拝借)

脱衣所の引き戸を開けると、豪快に掛け流されている滝のような湯口と、洗い場の壁から噴き出している源泉が目に飛び込んできて、しばしボー然。
その為、洗い場の床は大袈裟ではなく川のように・・・。
ここの源泉は34℃とぬるいので夏場にこの床でトドになれば極楽気分に浸れそうですが、この日は少し肌寒かったのと洗い場が女性脱衣所の真正面なので、さすがに実践はしませんでしたがね。
湯船は15人くらい入れる豪快で滝のような湯口があるものと、その横に1人用の加温槽が付いていましたが、こちらは張り紙のとおり栓が抜かれ空になっていました。
ちなみに、この滝のような湯口、豪快すぎるのか飛沫よけの透明なビニールシートが掛けられているのには、ちょっと笑えます。
また洗い場の奥にあるドアを開けてみると、いきなり便器がこんにちは、こちらもなんだか笑っちゃいます。
お湯は無色透明、無味無臭のサッパリ系なので銭湯代わりにするには、もってこいの泉質、・・・私の街にも1つ欲しいです。
私達が入った時は貸切状態でしたが、しばらくすると地元民らしき男性が自宅の風呂にでも入るが如く、ヒョイってな具合に入ってきました。
挨拶はしたんだけど滝の音で聞こえなかったらしく返事は帰ってこない・・・、ちょっと気まずかったのと、まだ混浴露天があるのとで、ここは早めに切り上げることにします。
男女別内湯入口

こちらが男女別内湯と混浴露天がある新館の入口です。
新館にはカメラ持込禁止の張り紙が無かったのと、張り紙は旧館の内部にあったのでカメラ持込禁止は混浴内湯だけの措置だと解釈して、こちらは撮影させてもらいました。
男性用脱衣所

脱衣棚と洗面台だけのシンプルな脱衣所で、まだ新しく綺麗なのですが常連さんの私物が置いてあり、すでにB級感が漂い始めています。
写真には写っていませんが手前にはトイレがあり、旧館もそうだったのでよほど尿意を催し易い温泉なのでしょう。
男性用内湯(HPより拝借)

男性用内湯には3つの湯船があり、1番大きな10人くらい入れそうな源泉掛け流しのものと残り2つの加温槽からなっています(女性用内湯も同じ造りだそうです)。
加温槽は出入口手前の38℃で4人入れるものと奥の1人用の40℃の湯船がありますが、源泉の湯船がぬるい為か設定温度よりかなり熱く感じます。
それに、カランには何本ものホースが繋がれていて常連さんは自分の好みに温度を変えちゃっているようでした。
混浴露天

露天へは男女別内湯から、それぞれ出るようになっていて、湯船は20人は楽に入れるほど大きく、しかも深いです。
お湯は源泉掛け流しで写真に写っている湯口の他に足元にあるグレーチングからも湧き出しているようでした。
一通り湯船のチェックをしながら歩いていると、そのぬるさのせいかプールに浸かっているような気になり、とりあえず泳いでみます。
・・・普通に泳げますね。
そんなことをしていると竹垣で目隠しされている女性内湯出入口が騒がしくなったのでカミさんかなと思いましたが、その時は結局誰も出てきません。
どうしたんだろう?と考えているうちにカミさんが出てきたので先程のことを聞いてみると、地元のおばあさん達が露天に入ろうとしたけど男が居るから入れないと残念がっているとのこと。
そう聞いては長湯するのは気が引けるので露天は早々に切り上げて内湯で温まって上がることにしました。
この日は平日でしたが地元の常連さんが続々と押しかけてくる人気の温泉のようです。
女性も混浴ではタオル巻きが許されているので気軽に入ることが出来ますが、湯船周りは自然に生えた草木が目隠しになっているものの基本的には遮る物は無く、場所によっては周囲から丸見えですので注意は必要です。
実際、すぐ近くの駐車場から露天風呂の下見に来た人もいたくらですから・・・。
色々と地元色が強すぎて今回は思ったように寛げませんでしたが基本的には大好きな部類の温泉ですし、混浴初心者にも男女別の脱衣所が旧、新館ともにあり、安心して着替えが出来るので、お勧めだと思います。
成分表(拡大表示可能)

温泉☆☆☆☆☆評価の内訳は、+豪快に掛け流された湯、+大きな湯船の混浴が2ヶ所、±地元色に染まった施設
入り易さ☆☆☆☆評価の内訳は、+タオル巻き◎、+脱衣所男女別、-無色透明な湯
総合評価 オススメ度5☆☆☆☆☆
地元色が強く好き嫌いが分かれるかもしれないが宿泊で利用するなら大変お勧めな温泉と言えそう、宿泊料金も驚くほどリーズナブルなのもいい。

























































































