2024/10/1、ローソンプリントが、いわゆる「AI絵師」の「おしつじ」氏のオリジナルブロマイドの販売を告知したところ、直後から「AIイラストで商売をしている」として反AIが襲撃。この襲撃にローソンプリント側が全く対応できず、わずか7時間で販売中止を決定するという珍事が発生した。
https://x.com/lawsonmulticopy/status/1840935007743066565
反AIの歴史に「おしつじ」氏の名前が現れるのは2度目である。いわゆる「AI絵師」としては有名な存在であるらしい。
おしつじ氏本人のTweetにより、本人が反AIに襲撃されて取り下げを決めたのではなく、先方が反AIに襲撃されて取り下げを決定・命令してきた事が分かっている。
取り下げになった理由は説明されていない。例えばChattoChatto社は反AIの襲撃に屈してAI使用罪の存在を認め罪がないのに謝罪するという最も愚かな行動を取ったが、ローソンプリントは本当にただ削除しただけで理由について何も言及していないし、謝罪もしていない。つまり削除は実施されたが、なぜ削除したのか、誰が悪かったのか、何が問題だったのかは、現在も全く分からない。
他のAI使用コンテンツが普通に残っている事を考えると、ローソンプリント的にはAIとか無断学習とか別にどうでもいいけどなんか騒ぎになってて面倒くさそうなので削除したという以上の事ではないように見える。
https://x.com/lawsonmulticopy/status/1841038035359842729
https://x.com/your_shitsuji/status/1841031521169523176
https://x.com/your_shitsuji/status/1841034267033551347
本件を通して分かったのは、「ローソンプリントは事なかれ主義で、苦情に全く対応できず、何か面倒くさそうな事があるとすぐ削除してしまうので、反AIが騒ぎそうな物はローソンプリントでは販売する事ができない」という事である。
もっとも、ローソンプリント以外にもこういう企業は多いと思われるので、広く言えば「AIで商売をする場合は胴元が反AIに対応する能力を持っているかどうかをよく考える必要がある」とも言える。
なお、ここまで「ローソンプリント」を連呼してきたが、ローソンプリントとミニストッププリントは両方とも「ダブルカルチャーパートナーズ」という会社が運営しているようなので、正確に言うと今回焼かれて日和ったのは「ローソンプリント」ではなく「ダブルカルチャーパートナーズ」と言った方がいいかもしれない。