自民総裁選の出馬表明、本格化へ　河野氏は26日に会見

　自民党総裁選は今週、「ポスト岸田」候補による出馬表明が本格化する。河野太郎デジタル相（61）は26日に記者会見する。小泉進次郎元環境相（43）も週内の表明を予定している。上川陽子外相（71）は25日「20人をはるかに超える支持を得た」と明言した。茂木敏充幹事長（68）は意思表示へ最終調整に入り、高市早苗経済安全保障担当相（63）、林芳正官房長官（63）は接近する台風10号の状況を踏まえて表明時期を検討する。

　既に名乗りを上げた小林鷹之前経済安保相（49）、石破茂元幹事長（67）を含め、9月12日の告示に向け国会議員、党員の支持獲得の活動や政策論戦が活発化しそうだ。

　上川氏は東京都内で開催したアフリカ開発会議閣僚会合の合間に記者団の取材に応じた。女性初の首相誕生に期待する声が高まっているとして「精いっぱい努力したい」と意気込みを示した。

　茂木氏は佐賀市内での会合で「この国を自信と誇りが持てる国にしていく、その覚悟を持った決断を近々させてもらいたい」と説明した。