Occupied Japan

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帝銀事件まとめより参照→こちら
【警察の上司はGHQなのか?】

1945年(昭和20年)8月15日から1952年(昭和27年)4月28日(対日講和条約・日本安全保条約発効)までの日本における国家権力は、GHQの支配下に有りその下に日本政府が有った。当然警察や検察も同じで、帝銀事件が発した1948年(昭和23年)はそうした二十国家権力によって国民が支配されていた時期であった

 

 ( 'ω'o[ つまり簡単に言えば、警察も検察もGHQの間接的組織だとういう事になります]o

そう考えると平塚さんが日本人の正義を考えるよりも、GHQの顔色を伺う事は当たり前の事だったのでしょうね。

そうなんです。つまりGHQが警察を作ったのだから、ボスであるGHQの言う事を聞かなければいけい仕組みだったのでしょうね。

だからなのでしょうか・・・・・・以下の様な出来事が起きていくんです。

 

~私は、以下の出来事を見て、はたしてマスコミも信用できる組織かどうか?再考する必要が有ると思いました

 

【読売新聞の遠藤社会部記者のケース】

警視庁藤田捜査本部長が、読売新聞記者の遠藤氏に電話をかけて次のように言った。

※藤田氏は帝銀事件の合同捜査本部が設置されていましたが、彼はその本部長でした

「今、君のやろうとしている事件から手を引いてくれないか。権威筋からの命令でね」

権威筋とはアメリカ当居局の事である。「色々関係があって、石井舞台を君一流のスッパ抜きでやられては困るので、とにかくやめてくれ。この埋め合わせは他でするよ」

遠藤記者はこの電話があった日から手を引かざるを得なかった。こうした事実が会ったことが明るみになったのは1964年(昭和39年)7月に遠藤が弁護団の為に書き残した手記によってであった。

※つまり、警察の捜査の邪魔になる(騒ぎになってで犯人が逃げる)等の理由ではなく、単純にGHQの命令に逆らえなかっただけという事ですね。

 

【読売新聞の大木社会部次長に起きた出来事】

大木社会部次長は、731部隊の隊員を必死になって追跡していたが、警視庁から呼び出され、圧力をかけられた事実があった。大きが警視庁に行くと、藤田捜査本部長とGHQのイートン中佐と2世の服部中佐の3人が立っていた。大きはそこで次のように言われた

【石井部隊(731部隊)は、対ソ戦に備えて保護し温存中である。これを暴かれては米軍は非常に困る。この調査から手を引いてくれ】

この事が明るみになったのは、後に逮捕される事になる平沢さんが最高裁で上告棄却によって死刑が確定した後でした。

※司法の世界で刑が確定してしまうと覆すのが大変になります。それまで差し控えているなんて、私には平沢さんにわざと不利になるようにしている様にしか見えませんが、読者皆様はどう思われるでしょうか?

 

【GHQがどうしてこんな事を言ってくるか?】

GHQは731部隊に対し、極東国際軍事裁判で戦犯免責にするという条件と引き換えに731部隊が持っていた、細菌戦や生体実験データを入手していた。だが、この帝銀事件が起こった事により、HGQはデータを入手したという事実が発覚することを恐れていて、警察に対して圧力をかけたという疑いがある。

毒薬兵器の使用は「陸戦の法規寒冷に関する条約」(1907年のハーグ条約)で厳禁されており、最近等の化学兵器の使用は「窒息性、毒性またはその他のガス及び細菌学的戦争方法を戦争に使用することを禁止する議定書」(1925年のジュネーブ議定書)で厳禁されていたのである。だからGHQはデータを入手したという事実が発覚する事を恐れていたのであろうとの事。

~以上~

 

上記の事を素直に読んでいくと、つまりGHQは731部隊に戦争責任を問わない代わりに、細菌戦や生体実験のデータをくれといった取引だとわかりますね。

そして当時のイートン中佐の言葉「731部隊の情報を対ソ戦に備えて保護し温存中である」という言い方は、ソ連との間に高まる緊張状態に備える。つまりいざという時にこの作戦を使うかもしれない可能性が有ったのではないかしら?

この事がバレると

毒薬兵器の使用は「陸戦の法規寒冷に関する条約」(1907年のハーグ条約)で厳禁されており

という条約を破った事になってしまうので困るという事でしょう。どうみてもね。

 

しかし・・・・その後森村誠一さんなども731部隊の本を出しましたが、肝心な実際のデータはGHQが保存したんでしょうね・・・・

もう過去の事ですよ。しかし、平沢さんはそれでどうなったんでしょうか?731部隊のせいにするのも良いですけど、実際は米軍と731どちらからの毒だったのでしょうか?ちゃんと捜査しましたか?

そうやってきちんとした限定された証拠もないのに自白だけで進めて来た警察の人達ですが自分の家族が万が一平沢さんの立場になったら死刑にするんでしょうね。いや、しなければいけませんよ。だってあんたたちは、明らかに証拠不十分な人間の人生を滅茶苦茶にしたんだから・・・・。

 

次回は取り調べと自殺の様子を描写していきます。

当時の取り調べって今では考えられない程の人権無視です。確かに真犯人は嘘をつくような性格をした人も多いかもしれないけど、もし万が一無罪でもそこまでやられたら・・・・・「私がやってないと」ずっと頑張っていけるのか?

 

時代の遺物なんでしょうけど、過ちを二度と繰り返してほしくないので綴っていこうと思います。

因みに現代では桜井署の件が騒がれていましたけど、あれはいったいその後どうなったんでしょうね?

結果をまず聞かせないのがマスコミですよね。

もみ消したのか(笑)?証拠不十分とかでW棄却されたのか。気になるところですね。真実をシカトして自分らだけに有利にしていたら、太平洋戦争の頃から体質が変わってないという事になりますね。

次回は「取り調べについての情報です」

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

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