コロナ融資詐欺事件 書類作成役とされる被告に懲役4年判決
新型コロナウイルス対策の公的融資をめぐり大阪・寝屋川市の元市議会議員らが、およそ6億円をだまし取った罪に問われている詐欺事件で、うその書類を作成する役割を担ったとされる被告に対し福岡地方裁判所は「医療機関の救済のためにあえて簡易な審査制度がとられていることにつけ込んだ悪質な犯行だ」として懲役4年の判決を言い渡しました。
東京・港区の無職、宮原由美子被告(54)は寝屋川市の元市議会議員、吉羽美華被告らと共謀して久留米市の医療機関の収入がコロナ禍で30%以上減ったとみせかけるうその書類を作成して融資元の独立行政法人をだましておよそ6億円を振り込ませたとして詐欺の罪に問われ、裁判で詐欺の故意や共謀はなかったと主張しました。
7日の判決で、福岡地方裁判所の冨田敦史裁判長は「被告は融資額の決定のための資料を虚偽のものに書き換えるなど重要な役割を担った」と指摘し無罪の主張を退けました。
そのうえで「経営が悪化した医療機関を迅速に救済するためにあえて簡易な審査制度をとっていることにつけ込んだ悪質な犯行だ」として懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
弁護側は判決を不服として即日控訴しました。