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【戦禍のガザ地区出身医師「私は憎まない」】 ▼イゼルディン・アブラエーシュ博士とは? ガザの難民キャンプで生まれ、働きながら猛勉強をして医師となり、パレスチナ人として初めてイスラエルの病院に勤務 ▼『パレスチナとイスラエルの架け橋となる』と訴え アブラエーシュ博士 「殺人に殺人で対処できないし、ネガティブにネガティブでは対処できません。別の方法があるんです。復讐を選ぶ方が墓穴を掘ることになるんです」 「私の目標はこの仕事を続けて、イスラエル人とパレスチナ人の間に信頼と希望を醸成することです」 2009年、イスラエル軍の砲撃によって、娘3人を失いました。しかし、その直後にもアブラエーシュ博士は『架け橋になる』という言葉を述べています アブラエーシュ博士 「私が絶対に受け入れ難いこと、それは復讐です」 「考えもしません。復讐で娘たちは戻らない」 「娘たちは若く、気高くて神聖でした。その魂は崇高な大義や人類のために生かされるべき」 「私は信じています。これからも主張していきます。暴力の先には何もありません。憎しみは暴力を生みます。暴力は暴力を生み、広げていきます」 「否定を肯定に。戦争を平和に。暴力を優しさに変える」 ▼『憎まない』ためには? アブラエーシュ博士 「あえて誰も言いませんが、病原はイスラエルによる占領です」 「占領と植民地化は終わらせるべき。入植地の拡大は“がん”と同義です」 「この状況に終止符を打てば、パレスチナ人とイスラエル人は、対等で自由な共存が可能でしょう」 「正義の基準はひとつです」 「私は絶対にあきらめない。絶対に希望を失わない。厳しい状況ですが、“患者”はまだ生きています」 ▼産婦人科医として“命”と向き合ってきたからこそ― アブラエーシュ博士 「政治的リーダーに欠けているもの、それは女性です」 「女性は命を育む存在です。命を与える存在です」 「私には確信があります。持続性があって、健全で平和で自由な世界にできる」 「女性の参画が必要です。機会と教育の向上が求められます」 「この世は男だけのものじゃない」 (Q.いま目標としていること、叶えたいことは?) アブラエーシュ博士 「帰りたい、ガザに。 娘たちの墓に行きたい」 「そして伝えたい。『休んでなんかいないよ』」
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