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火災現場に来る消防車両全てが消火活動をするわけではありませんよ? 火災や救急、救助は全て災害規模によって第1出場から第3出場まで分けられていて、更に、それぞれ出場する部隊や部隊数が決まっている、つまりマニュアル化されてるんです 建物火災に必要な部隊ですが.... 消火活動をするポンプ車、そして消火活動するポンプ車に水を送水するポンプ車 更に、逃げ遅れがいる可能性があるので救助活動をする救助隊、そして救急隊 そして、情報収集し、現場全ての状況を把握し、活動方針を決定し、各部隊へ指示し、これらの部隊活動を統括する指揮隊 最低でもこれだけの部隊が必要です また、場合によっては梯子車や水槽車、人員輸送車、資材運搬車、化学消防車、夜間なら電源照明車などいろいろな消防車両が来ます また、鎮火したら原因調査の車両も来ます 赤い車全てが消火活動をする為に来るわけではないんです まず、当たり前ですが消火活動が必要ですからポンプ車が必要ですが、ポンプ車とは言っても普通のポンプ車と水を積んだ水槽付きポンプ車があります 消防によって違いはありますが、大抵はこの水槽付きポンプ車とポンプ車がどこの消防署や出張所もセットで配備されている事が多く、火災現場では基本的にこの2台を1セットとして活動します 水槽付きポンプ車は水を積んでいるので燃えている家の前に部署し、すぐに消火活動できますが、水槽に入っている水には限りがありますので、外部から水を送水してもらわなければなりません だから、その為にもう一台の普通のポンプ車が同時に出場し、近隣の防火水槽や消火栓に部署してそのポンプ車から水槽付きポンプ車へホースを伸ばして連結して水を送水するわけです つまり、水槽付きポンプ車は消火活動、普通のポンプ車は送水活動というそれぞれの役割を持っているわけです そして、最初に到着したポンプ隊が真っ先にやる事は燃えている建物の消火ではありません 最初にやる事は隣の家などへの延焼を防止する為の放水活動です これをやりながら同時に燃えている家への消火活動は出来ません だから、本元へ消火する為の別のポンプ隊が必要なわけです それも先ほど言ったように水槽付きポンプ車とポンプ車2台が必要になるわけです この時点で一つの家の火災でも複数のポンプ車が必要な事が分かるでしょう 大事な事ですが、火災現場から近い消火栓や防火水槽から使っていきます、当たり前ですね つまり、現場から近い消火栓や防火水槽は既にどこかのポンプ隊が使っているわけで、後から来るポンプ隊は使用できる消火栓や防火水槽は遠くなるわけです という事は現場から防火水槽や消火栓までの距離が長くなるわけですから、距離が増える分、送水する為のポンプ車はもちろん、中間で中継するポンプ車もそれなりに必要になるって事です だから、水槽付きポンプ車(消火)ーポンプ車(中継)ーポンプ車(中継)ーポンプ車(消火栓に部署して送水)なんて事が必要になるわけです 更に、火災規模が大きくポンプ車が大量に来る場合は後から来る部隊は使用できる消火栓や防火水槽がもっと遠くなるし、現場付近に消火栓や防火水槽が無く何百メートルやキロレベルでホースを延長する必要がある場合なんかは消火部隊と消火栓などに部署して送水する部隊との間には中継する部隊がそれなりに必要になるって事です 1栓つまり、消火する部隊、ホースを一つ増やすにはその消火活動をするポンプ車だけではなく、その為に必要な送水するポンプ車や中継するポンプ車も必要になるわけですし、現場と消火栓や防火水槽の距離があればあるほどポンプ車もたくさん必要なわけです だから、1軒の家の火災でも1台や2台で消火活動するのは無理な話です また、救助隊も来ますし、屋内進入する時は掩護注水って言って、救助隊員を熱気や炎から守る為に救助隊員へ霧状に放水する部隊も必要です という事はここでも複数のポンプ車が必要です 更に救急隊はもちろん現場を統括したり、情報収集して指示を出す指揮隊がいなければ現場活動がまとまりません ちなみに救急隊は負傷者の搬送だけではなく、隊員の水分補給の為の飲料水を搬送する隊員活動のサポートもします まぁ、長くなりましたが、このように火災現場に来る部隊は全て消火活動するわけではありませんし、それぞれ役割があるという事です
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質問者からのお礼コメント
回答ありがとうございます!
お礼日時:2018/5/23 19:22