琉球大教員が講師の採用仲介で寄付金受け取りか 琉球大が調査

琉球大学の教員が非常勤講師の採用をめぐって外部から依頼された人物を学内で推薦し、その後、数百万円の寄付を受け取った可能性があることがわかりました。
琉球大学は、寄付が推薦の見返りではなかったか、調査しています。

沖縄県西原町にある琉球大学によりますと、非常勤講師の採用をめぐって、常勤の教員が外部から依頼された人物を学内で推薦した可能性があるということです。

その後、この教員は研究支援の名目で数百万円の寄付を受け取っていますが、琉球大学は、外部から寄せられた情報を受けて、寄付が推薦の見返りではなかったか、数か月前から調査を進めているということです。

琉球大学によりますと、国立大学法人の教員はみなし公務員にあたり、推薦の見返りで寄付を受けると収賄にあたる疑いも出てくるということです。

また、非常勤講師の採用は、公募のほか常勤の教員が学内で推薦する場合もあり、採用の可否は教授会などで専門分野での経験や実績などを審査して決めるということです。

琉球大学の福治友英副学長は「不正な金銭の授受が事実であれば、大変遺憾だと思っており、引き続き、調査を進めていく。学生が動揺しないよう、適切にケアをしていきたい」と話していました。

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