栃木県足利市有楽町に校舎を新築し移転した足利高で1日、落成記念式典が開かれ、生徒や来賓など関係者885人が新校舎の完成を祝った。
旧足利高と旧足利女子高は統合共学化され2022年度、新しい足利高が開校。校舎は同市本城1丁目の旧足利高を利用してきた。新校舎の整備地は旧足利女子高と旧市民会館の跡地約4万平方メートル。22年9月に起工し、先月20日に完成した。
体育館での式典で武藤敬一(むとうけいいち)校長は生徒に向けて「恵まれた環境の中で高校生活が送れることに感謝してほしい」と呼び掛けた。生徒会長の2年売野友胡(うりのゆこ)さん(17)は「新しい校舎と共に、未来に向かって新たな挑戦を続け、自己の成長と社会への貢献を果たしていきます」と決意を述べた。
吹き抜け構造の足利高新校舎を見学する関係者=1日午前11時25分、足利市有楽町
式典後、来賓者が新校舎を見学。1階から3階まで吹き抜け構造となった廊下や少人数授業に対応できる六つの講義室、県内公立高校で最大の広さを備えた体育館などを見て回った。
(沼尾歩)