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研究開発を後方支援夢ある成果と共に歩む
土屋 早希
2018年入社
法学部卒業
宇宙輸送技術部門鹿児島宇宙センター管理課広報
REASON入社の理由
ギャップに戸惑うも、後にその意義を知る
小さい頃から漠然と宇宙に対する憧れがあり、宇宙に関われるJAXAを受けるだけ受けてみようとエントリーしました。交換留学中にフロリダのケネディスペースセンターを訪れた際、国際宇宙ステーションの展示の中で、幾つか並ぶ国旗の中央に日本の国旗があり、誇りに思ったこともきっかけの一つです。一緒に見学した各国からの留学生が、日本がISSに深く関わっていることを知り、興味を持ってくれたことは純粋に嬉しかったです。
入社時の希望は広報でしたが、法務・コンプライアンス課に配属となりました。宇宙業界に憧れて入社したこともあり、宇宙が感じられない業務とのギャップに始めは戸惑っていました。しかしながら、今ではこの部署での経験は非常に貴重だったと感じています。JAXA全体の業務を幅広く見ることができ、業務そのものがどのように回っているのかを把握できました。また、経営層の近くで仕事ができたことで、意思決定の場に立ち会えたことも貴重な経験でした。なにより、数々の事務局業務を通して、多岐に渡る部署と関わりを持てたことが一番の財産です。何かあったときは、各方面に気軽に相談できるようになりました。
ギャップを感じていた配属当初、研究者である同期が、「そういう仕事を頑張ってやってくれる人たちがいるから自分は研究に打ち込める。それが夢ある成果に繋がる。」と言ってくれ、「こういう人を支えたい、明日も頑張ろう。」と前向きな気持ちになれたことを懐かしく思い出します。
WORKわたしの仕事
最後の最後まで悩んで ベストな選択で得たこの仕事
現在は種子島宇宙センターで、念願の広報活動に携わっています。宇宙科学技術館の運営・管理やメディアからの取材対応、ロケット打上げ時のプレス対応、試験等の撮影、SNS運営、イベント対応などが主な業務です。
打上げに関われることは勿論のこと、試験に立ち会え、様々な場所に入らせてもらえることが事業所広報ならではの仕事です。H3ロケット初号機の打上げに関われることも嬉しく思っています。また、現部署では自分で仕事を作り出すことが一層求められ、やりがいを感じています。目下、より多くの方々に種子島宇宙センターに興味を持ってもらい、足を運んでもらえるよう、広報ツールや内容、公開のタイミングなど、情報のアウトプットの仕方を検討しているところです。
個性というわけではないのですが、「やるときはやる」という言葉が好きです(切羽つまらないとやる気がでない性格とも言えますが)。ギリギリのタイミングまで考え、「やはりやらないと後悔する!」と行動に移したら、迷わず全力を尽くすということが多いです。交換留学も応募締切り直前に決めましたし、JAXAへのエントリーも締切り直前まで(エントリーするかしないか)悩みました。種子島への異動希望も今言わないと間に合わないかなという時期まで迷いましたが、人事の担当者に勇気を出して相談したところ、「おもしろいじゃない。いい経験になると思う。」と言っていただけたことが大きな後押しとなりました。今、仕事がとても楽しいので、この選択をして本当によかったと感じています。
FUTURE将来の想い
宇宙開発に携わっている喜びを感じながら
まずは広報の経験をさらに積みたいと思っています。将来的には、まだ漠然とはしていますが、海外に行くという目標があります。社内公募や制度を利用した、海外事業所への派遣、留学や出向にも興味があります。
JAXAの仕事と聞くと、宇宙・航空の研究開発を思い浮かべる方は多いと思います。私もその一人でした。でも、その研究開発を支えるために必要な業務も多様にあり、必ずしも表舞台に立てる仕事ばかりではありません。そうであっても、JAXA職員は自分の仕事に誇りをもって働いていて、私も今、宇宙開発に携わっていることに喜びを感じながら働いています。JAXAに入ってそう思える方と一緒に働けたら嬉しく思います。
CAREER PATHキャリアパス
入社してからこれまでのキャリア
1st year
総務部 法務・コンプライアンス課
内部統制(研究費不正防止・リスク管理等)、規程類・協定のレビュー、弁護士相談の窓口、訴訟対応、法務系連絡会事務局
3rd year
宇宙輸送技術部門 鹿児島宇宙センター管理課 広報担当
THE OTHER SIDE OF THE MOON私の一面
幼いころから、大学までテニスをしていました。今も町のテニスサークルに所属して、仕事帰りにテニスを楽しんでいます。そのほか、札幌出身ということもあり今まで数えるほどしか海に入ったことがなかったのですが、こちらに来て早々ダイビングのライセンスを取得しました。今後はサーフィンに挑戦しようと思っており、種子島LIFEを満喫しているところです。