03持続的成長コンサルティングプロジェクト
- 企業の持続的成長に
向けた新規事業の創出 - 自動車部品製造業の持続的成長を目指した本プロジェクト。時世にともなう需要の変化を見据え、数十年後の未来への持続を目指すコンサルティングを実施。会社が保有する技術を活用して新たな事業領域に進出する多角経営へ舵を切った。
PROFILE
経営コンサルティング事業本部 総合コンサルティング事業部
落合 信明
本プロジェクトを担当するチームを統括。京セラで事業全般に携わった経験を活かし、経営の視点から企業を成長に導くためのアドバイスを行う。
経営コンサルティング事業本部 総合コンサルティング事業部
三宅 義之
落合さんと並ぶ本チームの要。AGC(旧旭硝子)で新規事業の立上げに携わった経験を活かして、若きプロジェクトリーダーをバックアップする。
経営コンサルティング事業本部 総合コンサルティング事業部
久保 俊一郎
若きプロジェクトリーダーのひとり。コンサルティングとM&A、両面のアプローチを行っており、企業の経営課題をM&Aを用いて解決へ導く。
- 若きリーダーを
ベテランがサポート 三宅:私たちのチームは落合さんをヘッドとした40名ほどのチームです。弊社が扱うコンサルティング事業は主に「事業再生コンサルティング」と「持続的成長コンサルティング」に分類されています。主に製造業や卸売業を対象に、コンサルの目的に応じた中期経営計画の策定や新規事業開発、M&A周辺のコンサルティングといった対応を、1案件あたり4~5人のメンバーで行っています。
落合:持続的成長コンサルティングの代表的な事例のひとつが、とある自動車部品の製造会社へのコンサルティングです。現時点では業績好調な国内トップシェアの会社ですが、今後自動車の自動運転化にともない使用する部品が変化し、製造する部品の需要そのものの縮小が予想されています。10年後、20年後にも変わらず会社が持続し、成長を続けていくために何が必要なのか。その会社が持つ技術の棚卸からコア技術の抽出を行い、他産業への進出を進める事業計画の策定をお手伝いいたしました。
久保:本プロジェクトはプロジェクトリーダーを中心に、落合・三宅が製造業時代の知見も加えて、お客様とのコミュニケーションをサポートする体制です。私は本プロジェクトにおいてはM&Aの専門家という立場から、事業展開の実行支援の一手段としてM&Aを通じ、販路や技術、人的リソースの問題を解決するという役割を担っています。
- 20年後の未来のために今、
言葉を尽くす 落合:コンサルティングは一見華やかに見えるビジネスかもしれません。しかし背景には膨大な量のコミュニケーションが存在し、一筋縄ではいかないケースもたくさんあります。製造業のコンサルティングにおいては、はじめの数回の打ち合わせではなかなか現場の方にまで我々の意図を納得していただけないことも多い。「コンサルティング会社に我々の技術が理解できるものか」というご意見をいただくこともあります。我々が掲げる10年後20年後に向けて成長するというテーマにご納得いただくためには、表面的な提案で終わらないコミュニケーションを重ねなければなりません。決して簡単な道のりではありませんが、現場の皆様にもご納得いただけた上でプロジェクトを前進させられたときには、確かな手応えを感じます。
三宅:いかに、「確かにこれが必要だな」と思ってもらえるか。関わる人々に十分に理解した上で進めてもらえるかが、コンサルティングを成功させる要件であると考えています。例えクライアントの上層部に重要性を理解していただいても、現場まで届かなければ成功はありえません。全員で一丸となって事にあたるためにも、我々は理解してもらうための言葉を尽くさなければならないと常日頃から考えています。
- 若手を支えるベテランのバックアップ。
全員一丸が山田のコンサルティング 落合:チームでプロジェクトを動かす以上、お客様と接する窓口を設ける必要があります。原則としてプロジェクトリーダーに窓口を任せ、私や三宅さんはアドバイザーという立場ですね。このプロジェクトリーダーですが、若い人材でも任せられる機会が多いことが、山田コンサルティングの特徴。ひとつひとつのプロジェクトは数カ月から1年ほどで完結するため、彼らは次々と担当する案件が変わります。たとえば大学を卒業して入社し、7~8年をかけてあらゆる業種・業態を担当していきますが、全てを理解するのは非常に難しいでしょう。そうした若いリーダーを我々のようなベテランがサポートし、リーダーは思い切りよくプロジェクトに当たるという体制は、それぞれが主役である山田コンサルティンググループらしさですね。
久保:コンサル業務で対峙する相手はほぼ全てが年上の方、かつ社会的地位の高い方です。当然、顧客は経験も豊富ですので、表層的な提案や対応ではすぐに見抜かれてしまいます。そうした方々とも臆することなく向き合い、ご意見をしっかり受け止め、自分の頭で考えられる方が弊社では活躍しています。自分で考え、実行しプロジェクトに貢献していく意欲がある方なら、山田で主役になれると思います。
三宅:コンサルティングは、やってみないと実態が分かりにくい仕事だとよく思われます。理系でないと活躍できないのではないか、ビジネスに詳しくないとダメなのではないか?そういった印象も抱かれがちですが、実はいろいろなタイプの人が活躍する仕事でもあります。私たちにいえるのは、結果を出している人はどんなタイプであっても誠実に仕事と向き合っている方だ、ということですね。
落合:すべての業種・業態を理解しきるのは難しいという話をしましたが、裏を返せばどんな人でもゼロからスタートするチャンスがある仕事だと思います。誠実に仕事に向き合いながら成長してくれればいい。足りない部分は私たちがバックアップしますので。今はやりたいことが見つからない、しかし何かに打ち込んでみたいという人は、ぜひ山田で主役になってください。