02再生型M&Aプロジェクト

コロナ禍の苦境を
乗り越えた
M&A戦略を推進
飲食事業者への経営コンサルティングとしてスタートした本プロジェクト。始動後に新型コロナウイルスの影響により資金繰りが急激に悪化し、M&Aを含む資金調達に大きく舵を切ることになったものの、M&Aの成約により財務基盤を安定化させ、成長路線への回帰に貢献した。

PROFILE

  • 経営コンサルティング事業本部 総合コンサルティング事業部

    津守 健一

    本プロジェクトのリーダー。お客様と接するフロント業務から、案件全体の計画・推進を担う。

  • コーポレートアドバイザリー事業本部 M&A事業部

    新井 正貴

    M&Aに関するフロントを担当。コンサル時代に培った多面的な知見を生かし、きめ細やかな交渉と推進を行う。

  • コーポレートアドバイザリー事業本部 M&A事業部

    近藤 悠介

    M&Aに関する実務を担当。コンサル経験から、プロジェクトの全貌を捉えた資料作成、Q&A対応を行う。

緊急度の高いプロジェクト
に精鋭が集結

津守:本プロジェクトは当初、銀行からの紹介を受けた飲食事業者への短期コンサルティング案件としてスタートしました。各店舗の成績から会社全体の数字を精査し課題を洗い出している最中にコロナ禍となり、資金繰りが急激に悪化。長期の建て直しプロジェクトへの方針変更とともに、M&Aを含む資金調達が必要となりました。短期コンサルティング開始の第1段階、自力改善を検討した第2段階を経て、資金調達を考える第3段階で新井さん、近藤さんにジョインしてもらっています。

新井:私は、元々津守さんと同じ総合コンサルティング事業部から1年前にコーポレートアドバイザリー事業本部へ異動していました。コンサルティングとM&A両方の観点を持って案件に取り組める実働部隊というポジションですね。非常にハードなプロジェクトになると津守さんから聞いていましたので、どれだけ厳しくても一緒に伴走してくれるメンバーとして近藤さんにも参画してもらいました。

近藤今回のような、再生をミッションとしたプロジェクトは緊急度が高く、とにかくスピード感を求められます。私自身、そういった負荷が高い案件を得意としていますので、プロジェクトに没頭できそうだと喜んで参加させてもらいました。実際に参加してみると熱量が高い人ばかりが集まっていましたので、期待以上の案件だと身震いしたのを覚えています。

お客様の喜びが
自らの評価に繋がる

津守:本プロジェクトはいくつかのフェーズを経て、現在も進行しています。各フェーズでメンバーの入れ替わりは多少ありましたが、最初から最後まで一気通貫で担当しているのは私だけです。このプロジェクトを進める上で大切にしてきたものは、「とにかくお客様の役に立つ」という意識。お客様の事業継続支援がやりがいにつながるのはもちろん、そうした成果が自分の成長に直結するのは、この仕事のいいところです。私自身、新卒入社時には全くビジネスを知らず、右も左も分かりませんでしたが、今では「お客様のもとに直接通って話を聞く」ことが僕なりのお客様への貢献の一つだと自負しています。

新井:私はM&Aをクロージングまで持っていくことが一番の役割でした。候補先の選定から交渉まで、全て担当していましたね。とはいえ、もちろん最初からスムーズに進んだわけではなく、プロジェクト参画当時は知らないことばかりの中でとにかく奔走していました。再生M&Aにおいて半年間も資金繰りがもつ会社はそれほど多くありません。そのような中で、決して「再生できません」では許されませんので、残された期間内に使えるものは全部使う。社内の人脈から外部の専門家まで山田コンサルティンググループが持つ知見をフル活用してプロジェクトを前に進めた経験は、今ではかけがえのない自信になってくれています。

できないとは言わない。
諦めない熱量がお客様を動かす

近藤:私は新井さんがM&Aの交渉や仕切りを担当していたのに対し、より実務に近い業務を担当していました。候補先への資料開示対応や計画の策定など、プロジェクトに関するあらゆる資料作りを請け負っていました。私も新井さんと同じくコンサルからコーポレートアドバイザリー事業本部に異動した経験がありますので、プロジェクト全体の流れは理解できていました。本プロジェクトは資料作成にもコンサルタントの目線が必要でしたが、経験を積んでいたからこそ対応できた、自分だけの仕事だと感じています。

新井:大変な事態も多くありました。それでも乗り越えられたのは3人に共通した「できないと言わない」という姿勢のおかげだと思っています。運に助けられた部分もありましたが、結果的に上手くそれぞれの働きがハマってくれた結果が今です。僕たちがコンサルティングに入り込めたタイミング、お客様との関係性といったいろいろな要素を含め、M&A先が決まる最後の一瞬まで可能性を模索し続けて、やりきった結果が成功に繋がったのだと思います。

津守:我々コンサルタントは、時にはお客様に対して厳しい言葉をかけなければならない場面もあります。それは決して憤りや憎しみ、諦めからくるものではなく、お客様の未来のために心を鬼にした結果です。こうした行動は、根底では新井さんが言った「できないと言わない」と繋がっています。すなわち「どうやったらできるか考える」という基本姿勢があるからこそ、決して諦めない熱量を持って仕事に取り組めると考えています。お客様と真正面から向き合い、最善を考えられる人。私たちはそうした人達と一緒に熱量をもって働きたいと思っています。

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