01 新井 正貴コーポレートアドバイザリー事業本部2013年新卒入社新井 正貴
PROFILE
コーポレートアドバイザリー事業本部 M&A事業部 副部長2013年新卒入社
新井 正貴
新型コロナウイルスなどの影響で急増する事業再生M&Aのプロフェッショナル。
- 先生と呼ばれるような
コンサルタントには
なりたくない 企業が自分たちだけの力で改善していこうとするには限界があることも少なくありません。他社と組んでこそシナジーをもっと生みだしていけるのではないか。そんな想いで現在は事業再生M&Aの仕事に携わっています。新型コロナウイルスなどの経営環境の変化により案件数も急増しており、お手伝いしたお客様の会社が息を吹きかえして伸びていく姿を見られるのはとても嬉しいですね。
事業再生M&Aの現場では生きるか死ぬかのギリギリの戦いが常に巻きおこっています。資金がいつまでもつのか。ときには経営者に破産という選択を決断頂かなければならない判断も求められます。そんなシビアな状況だからこそ「とにかく聴く」ことが大切です。こちらの考えを押しつけるのではなく、最終的な意思決定者である経営者の想いにとことん寄りそいながら着地点を探っていかなければなりません。ときには仕事だけではなく、経営者が大切にしている価値観や、今後の人生やご家族のお話なども含め、本当にいろいろなことを聴きながらパートナーとして共有していく。それがこの仕事の難しさでもあり、大きな醍醐味でもあります。コンサルタントとして「先生」だなんて呼ばれるような上から目線だけにはなりたくないですね。
- とにかく上司を
どかそうとしていた 山田コンサルティンググループはフロントに立って仕事を任されるのがとにかく早いです。わたし自身も入社1年目から社長の増田と一緒に仕事をする機会があり、「案件の主役になりなさい」とよく言われました。指示をされて動くのではなく、自ら考えて動く。自分の意見や提案を現場で積極的に表現する。そんなスタンスを尊重してくれる社風が根づいています。
やっぱりプロジェクトメンバーのなかでクライアントから自分に相談が来るかどうかが勝負かなと思います。上司に連絡が入っているようでは案件の主役とはまだ言えません。わたし自身も若いころはとにかく上司をどかそうとしていました(笑)。ただ、上のメンバーたちもおなじように生きてきた人たちなので、そんなわたしにいろいろとアドバイスをくれてむしろ後押ししてくれましたね。だからこそ、後輩たちにも遠慮することなく突きあげてきてほしいと思っています。「自分がメインでやるので新井さんはもうこなくていいですよ」だなんてどんどん言われたいですね(笑)。
- マウントを取らないオープンなメンバーばかり
これは自分の案件だ。そんな強い主体性はとても大切なのですが、相手に対してマウントを取るような人材は山田コンサルティンググループはもちろん、コンサルタントという仕事にも向いていないと思います。自分がフロントに立つために、おたがいに戦いながらも惜しみなく助けあう。上下関係なくライバルでもあり仲間でもあり。とてもオープンなメンバーばかりなのが山田コンサルティンググループの良さではないでしょうか。
お客様とのパワーバランスにおいてもオープンな関係性は大切です。コンサルタントとして客観的に提案する第三者性は大切にしつつも、クライアントの社員の一人であるかのような距離感で深く入りこんでいかなければなりません。実際、お客様のところにいるほうが長いプロジェクトも多いですね。いつしか業務範囲外のご相談までいただくようになり、自分の役割を超えながらも一緒にやっていく。それが仲間として認めてもらうためには不可欠かもしれません。ますます厳しさを増す経営環境のなかで最終的に深刻な状況に立たされるのは社員の方々です。だからこそ、これからも社員一人ひとりとおなじ目線に立ちながら、その満足度までを高められるように踏みこんでいく。そんな仕事を心がけていきたいと思います。