「日本クルド交流連絡会」が発足 埼玉・川口、地元住民や「一水会」など

日本クルド交流連絡会の設立総会であいさつする民族派団体「一水会」代表の木村三浩さん。正面左端がワッカス・チョーラクさん=埼玉県川口市で2024年1月21日、吉井理記撮影

「外国人は悪」ヘイト許さない

 主に在日コリアンがターゲットにされてきたヘイトスピーチは、今や中東にルーツを持つ在日クルド人にも向けられている。これに業を煮やした民族派の人たちが先月、日本人住民らとタッグを組み、「日本クルド交流連絡会」を発足させた。なぜ「右」が? 関係者に聞いた。

 クルド人は「国家なき民族」だ。トルコやイラク、シリアなどで暮らしてきたが、政府の弾圧や中東の戦乱を背景に、欧州や日本に逃れた人も多い。

 東京外国語大講師で「日本クルド文化協会」事務局長のワッカス・チョーラクさんによると現在、日本には2500人以上おり、このうち2000人超が川口市など埼玉県内で暮らしているという。

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