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【2023年振り返り】過去最高益でした。YouTube戦略を公開します。

あけましておめでとうございます!
はっとり(24)です。

今回のnoteでは約3年間、YouTubeチャンネルを0→1で作り伸ばすことを生業としてきた僕の完全な独断と偏見で

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を共有します。

これまでに表にノウハウを出してこなかったことも相まって、2023年の振り返りと題しながら、気づけばこの3年で得た知見をブチ込むことになってしまい、サクッとは読めないヘビーな記事になってしまいましたw

4万文字弱ありますので、目次見て気になる部分だけor時間ある際に読んでいただければ嬉しいです

…ですが!

過去の自分のようにせっかくやるなら高みを目指したい気質の方には刺さる内容かなと思います。

そして、「もっと早くに知っていれば無駄なく爆益だったな〜」と思う情報をまとめてみました。

ということで

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にとって、何かしらの気づきのある記事になれば幸いです!
※全文無料です

↓記事の目次です(長すぎる)

・今年の成果

まずは毎年公開している成果報告からです。
※過去記事①2021年分
  過去記事②2022年分

2023年は過去最高益で、アドセンス(YouTubeから入る広告収益)と、1つのチャンネルを売却した売却益を合計して年間営業利益3億円ちょっとで着地しました。

上記の内訳を見ていただければ明白ですが
(やたらと長時間の動画で左手ギャンギャン振り回しながら厳選した養分に)よくわからん情報商材を売ったり
(アホみたいに薄めまくったノウハウを豪華プレゼントと題し配布して集めた養分に)よくわからんYouTube攻略スクールを売ったりみたいなのは一切ありません。

おっと失礼しました!

弊社(1人社長・従業員0・業務委託の皆さんとフルリモート)の事業内容は

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というシンプル&圧倒的なるパワープレイで成り立っています。
YouTubeビジネスの原点…というよりただの脳筋。
人々が娯楽で見れるような動画をひたすら作ることを極めています。

ただ、脳筋とは言っても全く激務ではなく、今年のYouTube事業に関して、自分の稼働はだいたい月に平均で20時間くらいで、残りはYouTube以外の新事業や、プライベートを中心に時間を有意義に使えた1年でした。

そして何より、新規で何十個もチャンネルを立ち上げたりしたわけでもありません。むしろ今年の収益のほとんど全てが"1年前以上に作ったチャンネルからの収益"です。

こうして書くと胡散臭すぎると思われるかもしれませんw
ある程度自分がいい思いをしたらノウハウは出そうと最初から思っていたので、一体どういう仕組みで何をやったのか?を次章から解説していきます。

・既存のモデルとその限界について

ではまず、自分がとった戦略や施策の前に、前提として既存のモデルと、その限界についてざっくりと解説します。

※結論、みんな(体感99%のプレイヤー)のやってることって頭打ちになってしんどいので、自分は全く別のやり方で事業展開しましたよという話です。

【①主流のモデルについて】
自分が参入してからここ数年の"YouTubeの広告収入で稼ごう業界"では、"新しいチャンネルを量産して稼ぐ"というのが一般的かつ、ほとんどのプレイヤーの主戦略として認知され実行されています。

簡単に言えば、月に30万円〜300万円の利益が出るチャンネルをどんどん作って保有しましょう!みたいなイメージです。
ジャンルや視聴者層にもよりけりですが、超ざっくりの相場としては1回再生されると大体0.5円くらいが入ると思っていただければわかりやすいです。

ただそんなチャンネルを一人で何個も作って日々投稿していくというのは至難の業なので、これまたほとんどのプレイヤーが制作をその道のプロに外注して運営しています。
組織図と役割としてはこんな感じが主流です。

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この仕組みでオーナーがいけると思ったジャンルに参入して動画を作っていきます。
例えば月20万円の制作費で作った動画をYouTubeに投稿することで、60万円の広告収入を回収し、40万円が利益として残る仕組み。

これは一見、チャンネルを作れば作るほど儲かりそうなように見えますし、
僕もそう信じてやまずに、一時期は毎週10チャンネルのコンセプトを考えるみたいな時期もありました。

しかし1年半前、この既存のモデルの限界に直面しました。
具体的には以下の5つです。

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①収益の出るチャンネルを作れる数に限りがある"物理的制約"

これは"そんなに何個も稼げるチャンネル作ることできないよ〜!!!(要約)"ということです。

なぜなら、そもそも新しいチャンネルを作り、YouTubeアドセンスで収益を生むというのは、言い換えると"椅子取りゲーム"です。

色々とリサーチをして、ライバルよりも先に儲かる椅子を見つけ、それに座っている間は収益がもらえます。
ですが残念なことに、物理的に自分が見つけられる椅子の数は限りがあります。(よほどセンスがあれば別ですが自分は無理だった)

実際問題そんなにポンポンと見つけて、自分が座れるわけではありません。

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当たりchがなかなか見つからず難しい

僕も以前は月に100万円利益が出るチャンネルを30個作って毎月3000万円だ!などと考え、本気で目指して頑張っていた時期がありました。
しかし現実はそう簡単にはいきませんでした。

仮に市場にはまだ誰も発掘していない稼げるチャンネル(=椅子)が何十個も何百個もあるかもしれません。
ですが大体儲かりそうなチャンネルというのはある程度ジャンルが決まっているので、そこにはプレイヤーがひしめきます。


そこを今から新規開拓して、その中の30個を一人で独占するのは、少なくとも自分には無理ゲーでした。
※それをさらに年間を通じて数字を落とさずに維持するとなれば中々イカつい。。。

そして残酷なことに、2023年末時点では明らかに新規チャンネルを当てる難易度が増しています。

そもそもYouTube以外の手軽に見られるエンタメコンテンツが世に溢れすぎたことと、SNSにより儲かるような動画・チャンネルの情報が可視化/共有されていることが原因だと思っています。

こうして市況的にマイナスが続く中、新規立ち上げに固執する必要があるのか?と疑問が生まれました。

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②チャンネルを作り続けないといけない"時間的制約"

上記の儲かるチャンネルをポンポン見つけることができない市場の物理的な制約に加えて、さらに自分自身の時間的な制約もありました。
モデル上、オーナーがノウハウ含む資本を提供して、自分の下にいる組織に制作を委託します。

ですがそもそもオーナー自身が日々の制作には携わらないとしても、黒字化するまでには

「需要のありそうな市場のリサーチをし、ようやくいけそうなところを見つければコンセプトを決め、制作陣(外注さん)を集め、品質維持するためにマニュアルを作り、ようやく投稿開始して、軌道に乗るまで少しずつ改善…」

と、初期の準備としては結構やること盛りだくさんです。


仕組み作りと呼ばれるこのような行為も、思いついてから形にするまでの間は結局、オーナーである自分が動き続けないといけないわけです。

補足
じゃあそのリサーチやコンセプト決めすらディレクター任せてしまえ!みたいなやり方もありますが、そうなると次の③で話す新たな問題が生まれます。

そして僕自身、リサーチ方法からコンセプトメイキングから全ての手法をテンプレ化して上記のサイクルをどんなに早く回しても、初投稿までの期間は1ヶ月以上はかかりました。

そして複数のチャンネルを同時並行で進めるので、1日中ずっと何かの作業をしているという状態になり、結構毎日ガッツリと頭と手を使わないといけません。

別に考えて手を動かすことは苦ではないんですが、それが当たるかどうかは保証されていないので、毎日必死に働いていたのに、数字を見れば効率よく赤字を掘っていただけみたいな時期もあり、これが正直辛かったです。

そして時間対効率の部分でも、自分の使える時間が、一つのチャンネルを立ち上げるまでに必要な立ち上げ作業の数十時間で埋まっていくため、効率よく進めても月に数ch以上生み出すことができないのか…と限界を感じました。

また、1円を生み出すことがどんなに大変なのかを痛感しました。
しかし後にこれが大きな気づきとして返ってきました。

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③チャンネル量産することでの利益率の悪化

当たり前ですが量産体制を採用することで、1chあたりの利益率が落ちるという側面があります。これはディレクターへの歩合の外注費がかさむためです。

先の椅子取りゲームの例で言えば、椅子に座っている間は収益がもらえます。そして、新規チャンネルという椅子をどんどん開拓していくことで、より大きな利益を生もうというのがみんなやってる主流なモデルだよという話でした。

ですが、そんな椅子をどんどんと効率良く探していくとなれば、一人ではなくディレクターという仲間を連れて、新しいチャンネルのリサーチを手伝ってもらう必要があります。
彼らは優秀なので、報酬は利益からの歩合制が一般的です。

そしてこれいけるんじゃない?というチャンネルを作って当たった場合、それは「これいけるんじゃない?」を見つけた人の功績です。
ちゃんと発見した人に対しては報酬を支払わないと、俺のアイデアなのに!と不満が生まれてしまいます。

こうして、新しく開拓していけばいくほど、ディレクターを引き連れる数が増え、結果として利益率は縮小します。
まあオーナー自身が生み出した価値が減っているので当たり前です。

ですが上述した通り、何十個もの椅子を見つけられるバケモンなら別ですが、見つけられる稼げる椅子には限りがあります。

今後自分のとった戦略の話にも繋がりますが、「そもそも稼げる椅子は少ないのだから、せっかく稼げるチャンネルを作れたのであれば、利益率は高く維持するべきじゃない?」という思考になりました。

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④リソースの分散により既存チャンネルパフォーマンス低下

新規でチャンネルを作ることに必死になり、気づけばせっかく死に物狂いで手にした既存チャンネルの収益が下がっている…

外注でYouTubeやっていると一度は経験することだと思います。
自分もぶち当たりました。
量産しているとどうしてもリソース、特に自分の思考と熱量が新しいチャンネルに向きがちになります。
やっぱり0→1でああだこうだと考えている時間は楽しいですからね。

しかしせっかく収益が出ているチャンネルを外注に任せきりの惰性で運営し、熱量が乗っていないコンテンツを世に出していけば、当たり前ですが提供価値が下がって視聴者が離れていきます。

未熟だった自分は、「こんなに毎日必死に稼働しているから大丈夫」と、慢心していたので、まんまとこの罠にハマりましたw

定性的なものですが、どれくらいの気合いが入ったコンテンツかというのは、視聴者に対して画面越しに必ず伝わります。

そして残念ながら、YouTubeにはこの動画だけを出しておけば伸びるからOK!みたいな魔法はありません。

持続的な改善が生まれなくなると、ノウハウをそもそもオーナーが提供している以上は、目を離せば離すほど着実に数字は低下していくものです。

事業を手離れさせて、仕組み化・自動化させること自体は正しいと思いますが、ただただ手を離すだけだと競合に数字を奪われることに繋がりかねないと学びました。

そして(これも当たり前ですが)新規チャンネルを作っている"せい"で手元に残る利益が減るなら意味なくない?と気づきました。

補足
自分が今でも超〜〜反省していて、過去にしていた一番よくないなと思う思考が「どうせすぐに数字が下がるから新しいチャンネルをどんどん作ろう!!」というものでした。

もしタイムマシンがあるなら

『調子乗って新しいチャンネルばっかやっとるから既存のチャンネルの細かい部分まで目ぇ届かんと数字下がっとるんちゃうんけ!?ナあぁ!?!?』

って詰めたいです。
※もしドキリとした方いれば、その辺の対策全部書いているのでぜひ読み進めてください。

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⑤自分自身の成長実感の低下

さて、これまでの4つはYouTubeの話でしたが、最後はそもそも自分自身の成長実感がなくなるという壁にぶち当たりました。

なんか虚無りがちですよね、YouTube運営者。
旅行行って、美味しい食べ物食べて、サウナ行って、シーシャ吸って、毎日なんやかんやで物質的には不自由ない生活しているはずなのに全く幸せではない、、、みたいな。

でもそれもそのはずで、立ち上げるジャンルは違えど、「いつもやっていることが同じ」かつ「事業単体がスケールしない」ので、同じ世界しか見えず飽きが来るんですよね。

補足
「こういう人間の不幸の原因はシンプルで、『自分の知っていること・できることしかやらない』ようになっていると病むんだよ」
と、毎日超幸福そうな先輩たちから学びました。

格言です…

それに過去の自分含めた、「一つのビジネス」としてYouTube運営に取り組んでいる勢というのは、基本的に数字しか見ていません。

『こういう世の中を作りたい!』ってビジョンファーストでもないので、自分の興味がないけど儲かりそうだからやるか〜ってテンションで日々動画を作っています。そうなれば爆益以外に幸せなことがなくなるんですよね。
※しかも市況的にも難しいからそんなに爆益が出ないという…

しかも(自分のように)オフィスも持たず、オンラインのフルリモート組織で動画投稿ばかりしていると、社会に価値提供をしている実感が生まれず、余計に何しているんだろうという気持ちが加速しました。

※すごく余談

モンスターA:苦しい市況!
モンスターB:失われた成長実感!
モンスターC:FIREするには足りない資産!


というこの3匹のモンスターが融合すると爆誕するのが、YouTubeスクールを売っている情報商材屋さんだと僕は思います。最近うじゃうじゃと増えていますよね。

"稼ぎ方"を売れば市況が苦しくても稼げますし、なんならオンラインセールスをかじるだけで、そっちの方が稼げてしまうことでしょう。
成長実感も「彼らを稼がせることが自分の生まれた使命だ」とか思い込めばそれなりに得られます。

そしてきっと、このnoteを読んでいる方の中にも、そういう方々に教えを乞うていらっしゃる人もいることでしょう。
別に批判しているわけじゃない(考え方の違いです)ので、若造の意見を聞いて欲しいです。

まず情報商材やスクールも、"何も持たざるYouTubeビジネス初心者の人"が、"最初のきっかけ"として活用する分にはいいと思います。
ちゃんと支払った対価以上に結果も出ているなら自分のような外野がとやかくいう資格なんてないですしね。
自分も面白そうだなと思ったものがあれば、もちろん買います。
あくまで世間的なイメージからして怪しいだけで、どんな形であれ知識に投資することは重要なことだと考えています。

けれど一つだけ注意して欲しいのは、教祖は"夢を語って皆さんに夢を見させること"が仕事です。
ここを理解せず、特に金銭面で憧れを抱いたり、夢見ちゃうと、"養分ッッ"です。

教祖は基礎から1の部分を教えることはできるけど、自分がプレイヤーとして"現役"で"大きな結果"を出しているわけではないことを知っておきましょう。彼らが語っている売り上げのほとんどが情報商材の売り上げであることも知っておきましょう。

繰り返しになりますが、一番最初に情報商材やスクールという教典を信じ込むのは特段悪いことではないと思います。
「副業として日々の生活費の足しにしたい」くらいの温度感なら、(真っ当な商材買っているのであれば)誰かについていく方が幸せかつ着実なことでしょう。

けれど、ある程度の成果を目指している場合には注意するべきだと考えていますし、そういう自分が1つ目に没頭したものを最もいいものだと思い込む癖は人生の敵になります。
あの人は考え方も素敵ないい人だから…とか言い出したらそこで成長は止まります。だって教祖はYouTubeで稼いでないですし…。

詰まるところ、もしあなたの目標が高いなら、信仰している教祖を越えなければなりません。
そのためにはとにかく自分で頭使って頑張りましょう。
そして具体的な教祖の超え方はこのnoteを読んでください。

で、これ読んでうまく行った暁にはご飯でも奢ってください。お鮨でお願いします。もちろんカウンターで。あとなかなか予約取れないところとかがいいです。

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はい。
終盤は個人的な意見が加速してしまいましたが、こんな感じでいろいろな壁にぶつかり消耗したのが大体1年半前です。

なので昨年の振り返り記事ではこのままやって限界までスケールしても、年間利益で2億円が限界だろうと書きました。

自分の知る限りであれば、ある程度やり込んでも大体それくらいの規模感のように思います。

そこでいくつかの意思決定をして、頭打ちになったのを打破するための戦略を立てました。
結果として今年は一旦は満足いく成果で終われました。
ということで次章からは、具体的に何をしたのか?について解説していきます。

・競合に勝つためにとった戦略

自分がとった戦略は

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これだけです。
具体的には"リソースを既に黒字で回っているチャンネルにのみ絞り、そこから得られる収益を最大化"させました。

イメージとしては新しく多数のムキムキマッチョマンを生み出すのではなく、"そもそも保有していた少数のポテンシャルあるマッチョを範馬勇次郎に育て上げた"感じです(雑)

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勇次郎しか勝たん
引用:https://baki-anime.jp/1st/character/yujiro/


この結果、既存チャンネルからの利益が昨年の1億→3億と3倍になりました。

こんな雑説明じゃ具体的なイメージが湧かないと思いますので、順番に説明していきます。

ですがその前に、そもそも論として、このようなチャンネル運営から得られるメリットは想像以上に多いです。

以下の3つが代表的なものでした。

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①同じ収益を回収するのに投資する資本が少なくて済む

例えば極端な例ですが、月に1万円を生み出す方法として

①新規チャンネルを0からリサーチし、コンセプトを考え、組織を作り、投稿し、収益審査に通り、ようやく得られる1万円

②既存チャンネルのテコ入れを行い、月間再生数を2万回増やすことで得られる1万円

ちなみに"③同業者に対してノウハウを売る"もあると思います

が存在します。

どちらも同じ1万円です。

ですがそこにかかる労力を考えれば、後者の方が圧倒的に楽で早いですよね。
たった1枚のサムネをちょっと良くするだけでも達成できるかもしれません。

そして一般的には前者の方を仕組みだとか言いますが、後者も立派な仕組みです。

※要注意
これを見た時の「なんか前者の方が今後も収益が続きそうで良さそう」という思考は危険です。
後者で発生する収益も今後ずっと続くようにテコ入れをすればいいだけです。

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②マネジメントが楽に済む

そして既存チャンネルを"伸ばし切る"と高い確率で、その市場でNo.1の規模になります。すると副次的にマネジメントが楽になります。

規模が大きくなるのに楽に運営できるとはどういうことかと言えば、
・関わるメンバー全員に誇りが生まれる
・収益も相場より高く還元できる

という、言わば"うちの仕事に関わり続ける限りはメンタル的にも収入的にもいいものが手に入る環境"をこちらが提供できるからです。

外注さんありきのチャンネルなわけなので、彼らに当事者意識を持ってもらい、協力的になっていただくようにできるか?というのは非常に重要です。

そこで大事になってくるのが
『自分が制作に携わった動画が、毎回出す度に何十万再生もされ、視聴者からの絶賛コメントで溢れる環境で、対価も相場より高くもらえる』
という構造を作ることです。

自分は動画編集者出身なので気持ちがわかるんですが、これはかなりモチベーションに繋がります。
それにモチベとか関係なしに毎日必死に動くのは経営者だけで、基本的に作業者はモチベでパフォーマンスが変わります。

そして先程、利益率を高く保つと言いましたが、利益率を80-90%を確保しても相場の単価よりも2倍の支払いができれば、金銭面の不満は特に生まれません。まさにWin-Winってやつです。

あとはそもそも組織が小さくなるので、マネジメントしないといけない人数もギュッと絞られます。
広告収入モデルのYouTube運営において、何より最も時間がかかるのは、外注さんを新規採用した際の教育です。

新規チャンネルを作れば作るほど、そこに時間が取られますが、既存チャンネルのテコ入れであれば、新しく何十人も採用する必要はありません。
これが2つ目のメリットです。

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③新しい知見が溜まる

そして最後3つ目は新しい知見の獲得です。
先ほどの成長実感に限界があるというところも実は解消されます。

既存のモデルではジャンルは違えど同じことの繰り返しで、新しく知れる世界は限られていました。
ただし1つのチャンネルを大きく伸ばすと、どんどん知らない世界に突入していきます。
儲けも大事だけど好奇心を満たしたいというわがままな自分にとっては、ワクワク感も得られることは大事でした。

具体的に起きた変化は
・0→1ではなく、10→100についての事例が溜まる
・ファンマーケの知見が溜まる

・謎のASPからではなく上場企業から案件が来る
・YouTuberやインフルエンサーの友達が増える

などで、知識的にも事業的にも成長を感じられて楽しかったです。

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とまあ、ここまで読んで
「自分にはなんか関係ない話だな…ってか、そんなのまだまだ収益伸ばせそうなチャンネル持ってる人が有利じゃん」と思った方がいるかもしれません。

でもすみません!!!!

その通りです!!!!!!!


だけど別にいいんです!!!!!!!


事業は殺し合いなんです。


みんなが笑顔で勝てるなんて内容はありません!!!!!!


"自分だけが勝ててこれからやる人は勝てない"


それでいいんです。


というかそういうチャンネルを作ったもの勝ちです。

じゃあな!!!


….


で終わると、有益性のかけらもない記事になってしまいます。
それはちょっと世間は許してやくれません。

このnoteはYouTubeでちょっとばかしいい思いができた自分が、YouTubeが少しだけ得意なんですよ〜というアピールをしながら(正直)、楽しい時間を共有できる新しい友達(飲み仲間)が欲しくて書いています。
(あとは何やっているか説明するのが大変なので、名刺代わりの記事にしたいみたいなところもあります)

ということで、これより具体的なノウハウをご紹介していこうと思います。
やってきたこと諸々まとめるため、一度では消化しきれないかもしれない情報量ですがお許しください。

この記事きっかけでビッグウェーブに乗った恩返しにお鮨を奢ってくれるお友達を見つけるために頑張って書きます。

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はい。

恐らくこれを読んでいる多くのYouTubeプレイヤーの方は、既に保有しているチャンネルで収益が頭打ちになっているから新規チャンネルを作っているのだろうと思います。
※しかも多分"ゆっくり"だの"2ch"だの"ずんだもん"だの供給過多のジャンルで過激にパクリパクられ争っていることだと思います。

ですが最初に申し上げさせてください。
残念ながら、彼らは範馬勇次郎にはなれません。
なぜなら誰でも簡単に作れてしまうことで、市場を独占することができないからです。

※去年も書きましたが、僕はそれらとは全く違うチャンネルを0から作って運営しております。

そして、そういったチャンネルを作るノウハウは市場に出回っていません。
なぜなら"再現性"がないためです。
情報商材屋さんからすればクレームの元になるので扱えない情報なのです。

(というより、そもそもそれ作れるなら商材売る意味ありませんし)

でも、安心してください。
範馬勇次郎級のポテンシャルを秘めたチャンネル。
"まだ持ってなければ作ればいい"んです。

これに関してはパワープレイではなく、色々と考えて作りました。
すると圧倒的に上手くいった勇次郎級chと、そうでないchの違いを言語化していると、2つの重要なことに気づきました。

そしてそれを元に判断するようになると、楽な上に狙った結果がついてくるという状態になりました。

ということで「市場No.1を取れるポテンシャルのあるチャンネルの作り方」、そして「既存チャンネルのテコ入れとして活用できる収益改善フレームワーク」を次章以降で解説します。

・市場No.1を獲れるチャンネルの作り方について

ノウハウ本編に入る前から大変ボリューミーになっちまい申し訳ありません。ここまでの内容を軽くおさらいです。

前提として、そもそも大きな収益が上がるポテンシャルのあるチャンネルがなければ、いつまでも競合の多いジャンルでちょっとだけ軸をずらして新規立ち上げをし続けて、枯れる前に次のチャンネルを作って….と、一生稼働しなければなりません。

座りすぎで痔になろうが、PC作業のしすぎで腱鞘炎になろうが、寝不足で体調を崩してコロナになろうが、あなたを待ち受けるのは膨大なリサーチ作業やディレクターとのMTGです。
しかもそれだけ毎日必死こいてMAXで上手くいっても、年間2億円が限界。(だと思っています)

さらに金額以外の部分でスケールしないので、精神的に虚無る他、YouTube以外の新規事業ができなかったり、読書して新しい知識を取り入れたりができません。
口座残高だけが増えていて、人間的な成長が止まるのは恐ろしいことです。

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そんな生活辛いですよね

ということで、そんな限界生活を避けるべく色々と考えて試行錯誤しているうちに、得た個人的に超大事だった気付き2点を共有します。

気づき1
"みんなが儲かってるジャンルになった瞬間儲からない"

これは基本中の基本ですので、うっすらご存知の方も多いと思います。
同じ視聴者相手に熾烈な時間の奪い合いが発生するので当たり前です。
ただ逆に言えば、

①「みんな」がやる前に見つけて自分が市場を独占する
②「みんな」が儲かっているところには参入しない


という2つを中心に考えれば、周りよりも突き抜けた成果を得る可能性が高まります。

椅子取りゲームで長く座るほど儲かるのであれば、誰もいない(ように作り上げた)高台にポツンとある椅子に座り続けるのが最もいいのです。

気づき2
"月20万円稼げるチャンネルも月2000万円稼げるチャンネルも、立ち上げの工数はさほど変わらない"

これが自分の中で圧倒的に重要な気づきでした。
成功したチャンネルと失敗したチャンネルについて、一人で反省会をしている時に気づいた衝撃は今でも忘れられません。

というのも、チャンネル立ち上げで結局やることは「リサーチをして、コンセプトと戦略を作り、制作に必要な人を集めて、マニュアルを作り、実際に制作する」ということです。

これにかかる時間はどんなチャンネルであってもせいぜい数十時間。
100倍稼げるから100倍の準備が必要なわけではないのです。
両者の違いは"ポテンシャル"があるかどうか?だけです。


そして、ポテンシャルという言葉をきちんと定義すると、
"そのチャンネルが今後生産できる再生数のアッパーがどこまであるのか"ということです。

再生数=収益に直結するわけなので、より大きな収益を産めるチャンネルかどうかというの差はそこしかありません。

結局のところ、どんなチャンネルを作ってもやることは週に何本か動画を作って投稿するだけ。

要は数字に圧倒的に差が出る大事な部分は
「いつ参入するか?」
「どの市場をターゲットに投稿するか?」
「収益をいつまで独占できるか」
という3点。

これに気づいてからは、"高いポテンシャルを秘めたチャンネルを作ることだけ"にフォーカスしました。

そしてこの意思決定を元に、自分が取った具体的な行動こそ、稼働し続ける生活&利益2億円の壁を破ることに繋がりました。
それがこちらです。

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この流れでかなり前からチャンネルを量産して、そのうちの一握りのチャンネルを当てました。
順番に解説していきます。

①YouTube内に潜在的なニーズがあるけどこれまで誰もやっていなかったチャンネルを作る

もはやこれが全てと言っても過言ではないです。

もちろん誰もやっていないチャンネルなので、当然、需要がない場合もありました。
10個作ると9個は爆死。
だけど1個が圧倒的に収益を生むという構造です。
VCや出版社が利益を得る方法と近しいものですね。

そして肝心のニーズの見極め方というか考え方としては
こういうものあったら面白そう/絶対流行るけど、YouTubeにはまだその形ではないよね
というものです。

イメージとしてはYouTube内をリサーチするのではなく、YouTube外でいいと思ったことを動画という形でYouTube内に輸入する感じです。

例えばですが、『雑誌が成り立っているジャンルだけど、YouTubeにはまともなチャンネルないよね?これ視聴者の間では絶対こういうニーズあるから、このコンセプトにしてこういう動画出したらいけるんじゃない?』って思考はよく使っていました。
※抽象度高くて申し訳ないです

ちなみに"ニーズはあるけど誰もやっていなかった"というのが大事です。
既存ジャンルで別要素を掛け合わせてちょっとズラすだけだと、そこまで大きな成果は得にくいです。

言語化めっちゃむずいんですが、ざっくり言えば
「YouTube内でまだ形になっていないけど需要ありそうな動画コンテンツを考える → そのターゲットの持つ潜在的にあるニーズを見極める → そこに対してこういうのみんな好きでしょ?欲しかったでしょ?というチャンネルを投下する」のです。

わかりやすい話、ジャンルとフォーマットごと作るイメージです。皆さん大好きなずんだもん市場で言うだーまめを作るのです。

もう少し有名なところだと、「そもそも格闘技とイキリ素人の成敗って面白いよね」という思考から、ブレイキングダウンを生み出すのです。

「いやいやそんなの再現性ないやんけ!リスク高すぎやろ!」と思ったかもしれませんが、再現性がある領域ばかりやっているといずれ頭打ちになります。

自分の考えとして、YouTube伸ばせるのにコンサルタントではなく自社事業として取り組んでいる旨味がどこにあるのかと言えば、こういう再現性もクソもない一発当てればいいよねという事業をやり放題なこと。

月額制の受託だとそうはいきませんが、金銭的な責任さえ全て自社で負えば挑戦し放題なんですよね。

リスク許容度次第ですが、自社事業はファーストペンギンを狙い、勝てる再現性っぽいものを自分の中にだけ持つで全然いいと思っています。

それに動画自体は外注で制作するわけなので、別に作ろうと思えば誰でも作れてしまうのです。

AIの発達で今後はより制作が簡単になっていくとなれば、市場選定とチャンネル設計がより重要になってきます。

だからこそ、誰もやっていないけどハイポテンシャルな市場を見極めて、そこに集中したリソースを投下して挑戦することは、今後より意義があると思います。

まとめると、ニーズがあると思われるけど誰もその形ではやっていないチャンネルを立ち上げ続ける。
難易度こそ高いですが、当たれば本当にデカいです。
ぜひやってみてください。

②そもそもターゲットは圧倒的なマス向けに設計する

「ニーズはありそうだけど誰もやっていない!」の視点でいくつかアイデアが出れば次に、いかに多くの人間を視聴者として獲得できるか?について考えます。

ニーズがある(ただし1本あたりの上限再生数5000回)では、広告収益モデルでは稼げるとは言えません。

具体的には僕が今運営しているチャンネルらを作る際は『1本で300万再生を獲得できるか?』『累計1億再生は実現可能か?』は一つの指標としていました。(もちろんショートでの数値ではなく通常動画です)

前者は需要がどれほど強いかを見る指標。
後者はその需要がどこまで続くのか?を予測することに参考にしていました。

生み出せる収益が同じの場合、より少ない動画で、より大きな再生数を取ることができるチャンネルが一番優秀なわけです。

また、チャンネルを立ち上げる初期の工数はどんな収益規模のチャンネルでもそこまで変わらないわけなので、じゃあ立ち上げる回数が少ければ少ないほどいいよね(=累計再生数を取れれば取れるほど良い)と考えました。

あくまで自分の目指していた基準ですので、ここの数値感は多少前後してもいいと思います。

そして、上記の流れと基準であとはひたすらにチャンネルを量産していきました。
残念ながらここに裏技はない(あるかもしれませんが自分は見つけられなかった)ので、愚直にやり続けるほかないと思います。

3ヶ月連続で100万単位の赤字の月があったりしましたが、大体1/10の確率で勇次郎の卵となるチャンネルを作ることができました。

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めでたく立派な勇次郎が生まれました

非属人系のチャンネル運用してキャッシュがある方かつ限界感じている方は、ぜひこういったチャンネル作りを事業ポートフォリオに組み込んでみてください。
※若干の資金力が必要になってくるので、完全なYouTube初心者にはおすすめしません。自分も元々非属人チャンネルで3000万くらいキャッシュ作ってからこの領域を開拓しました。

ですが!!!

これで終わりではありません!!!!


当ててもそれを維持するのは別の"スキル"が必要です。

なぜならリスクを背負って作り出した勇次郎はまだ卵。
地上最強になるには完全体へと育て上げねばなりません。

刃牙の話ばかりしていても仕方ないので実例を出しますが、例えば"漫画動画""お笑い"を掛け合わせた「アニメコント」というものが少し前に流行りました。
一発目にそれを編み出した人は無数の新規チャンネルの試行錯誤を繰り返して開拓をしたことでしょう。
しかし結局は一瞬で有象無象のチャンネルで溢れました

別にイラストレーターが必要だろうが、カメラマンが必要だろうが、適切な報酬さえ支払えばすぐに仲間は集まってしまう時代。

なんと言っても今の時代はパクリパクられ群雄割拠の時代。

情報商材では伸びているチャンネルをちょっと改変(という名のほぼパクリ)をしましょう!と声高々に叫ばれております。

こうしてジャンルごと作る勢いになれば、すぐに競合に模倣されてしまい、あろうことかあなたが開拓した視聴者を根こそぎ奪われてしまうのです。

そんなのぴえんですよね?
でも安心してください。
被りは知識で●すんだよ♡

はい。

ではどのようにして自分のチャンネルを守り続けるのか?

結論、あなたのチャンネルが選ばれ続ける状態を作ればいいんです。

先ほどの画像で言う1→100のフェーズです。

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ということで次章では、「リスクを負ってせっかく作り上げた0→1チャンネルを守る方法」や、今年の成果の肝である「収益を3倍にして最大化させた考え方」をお伝えします。

・チャンネルを成長させ続け、ポジションを独占するための3つのステップ

さて、長くなった(n回目)のでここまでを簡単に振り返ります。

今年の成果を得たためにやったことは、新規チャンネルの立ち上げを辞め、保有していた範馬勇次郎みたいなポテンシャルあるチャンネルにリソースを集中させて収益を最大化させた(+そういうチャンネルの作り方は、市場ニーズがあるけどまだ誰もやってないチャンネルです)と書いてきました。

ただそういうチャンネルを作っても、外注さんを集めれば作れてしまう以上、パクられちゃうと厳しいよね…という話もしました。

ということで本章では意思決定の補助になる、自分が大変お世話になったフレームワークを共有しながら、チャンネルを成長させ続け、ポジションを独占するための3つのステップについてご紹介します。
※フレームワークは長年やっている中で編み出したオリジナルです。

自分で言うのもなんなんですがこのフレームワークははなかなか万能だと思います。本質的な内容なので、どんなジャンルかつどんなチャンネルでも使用できます。

勇次郎級の新規チャンネルの立ち上げには必須であり、2022年後半〜2023年は実際にこの考え方を用いて既存チャンネルの運営のテコ入れをして、大きく利益を伸ばしました。


結論、これです。

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順番に解説していきます。

ステップ1"メインバリューを徹底理解し、1視聴者あたりの再生数を最大化"

簡単に言えば、「あなたの動画/チャンネルが提供する独自の価値を生み出し、ブラッシュアップし続け、視聴者をチャンネルに依存させましょう」ということです。

当たり前ですが広告収入モデルでは"収益"を伸ばそうと思うと、"動画"を伸ばさなければいけません。
そしてよく動画を伸ばすには、『他の人がやっててバズってる企画を自分のチャンネルでも出しましょう!』的なことがよく言われます。
この主張は動画単体を伸ばすという観点では間違ってはいません。

ですが、実際のところ、そんなバズる企画だけを出せるチャンネルはありません。それにそういった企画ありきになってしまうと、バズる企画がなくなると視聴者が離れていきチャンネルがどんどん下火になります。

さらに月間再生数を伸ばし続けるとか、チャンネルを伸ばし続けるという広い視野で見た際には、単発でバズっても成長には限界があります。

そこで重要になってくるのが"1視聴者あたりの再生数"です。

これは文字通り1人の視聴者が自分のチャンネルを何回再生してくれるか?ということで、言い換えれば"リピーターをたくさん作りましょう"ということです。
ここが担保されていれば、バズって取り入れた視聴者の一部がいわゆる"ファン"になり、再生されるチャンネルになります。

そこで大事になる考えが「メインバリュー」です。
これはゴリゴリに自分の造語です。
意味は「視聴者がそのチャンネルに求めている根底にある価値」のことです。

まず前提として、視聴者は動画を見たいのではなく、動画を通して得られる"何かしらの価値、体験、感情"を得たいわけです。

そしてその価値が、あなたのチャンネルや動画からしか得られない状態になれば、必然的にリピーターへと転換されます。

つまり大事なことは、まずはその価値をオーナー自身が徹底的に理解しなければいけません。
そしてこれはチャンネルを作る前から生み出し、理解しておくのがマストです。
※自分は体系化する前から感覚的に理解していたのでなんとかポテンシャルのあるチャンネルを作ることができ耐えました(あぶない)

そこで活きてくるのがメインバリューを特定する3つの問い(メインバリューフレームワーク)です。

これに当てはめればチャンネルが伸びるか伸びないかが一発でわかります。

シンプルな3つの問いに答えるだけで、新規チャンネル作りはもちろん、既存チャンネルの企画選びにも迷いがなくなり捗どります。

全部答えられる場合はハイポテンシャルなチャンネルなこと間違いなしです。
ぜひ使ってみてください^^

メインバリューを特定する3つの問いはこちらです。

画像

順番に詳細を解説します。
ちなみに上の画像をパッと見てすぐに回答できない場合は改善の余地有りなので、この3つの問いに1時間くらい時間をとって向き合ってみることがおすすめです。

問い1:あなたの動画はどういう人に何を提供していますか?

先ほども書きましたが、視聴者は動画を見ているのではなく、動画を通じて得られるものを得たいがために動画を見ているのです。

つまり、あなたのチャンネルは「共通の特性を持つこの世の誰か」に「何かの価値」を提供しているわけで、ここの理解が非常に重要になります。

この問いに対する良くない回答は

・「30代の男性」に「娯楽」を提供しています
とか
・「日本中」に「癒し」を提供しています

とかです。

「どういう人に」の部分は、どんな属性で普段の思考やライフスタイルがどういう風な人が見ているのか。

「何を」の部分は、具体的に何?と質問を繰り返し、これ以上無理というところまで言語化してみてください。

この問いと実際の数字との関連性はこんな感じです。

・どういう人?の母数が少ないと獲得できる視聴者の上限数が減少
→対策「なるべく多くを巻き込めるターゲット設定を行う」

・提供する価値が小さいと競合数が増加
→対策「ターゲットが求めている価値をより多く提供する」

・答えれない/自信がないなどで理解度が浅いと、徐々に"視聴者が求めるツボ"からズレていき、リピート率の低下
→対策「ここを理解してから新しい動画を作るorチグハグになっているとわかった場合は損切りも視野に入れる」

逆にきちんと答えることができれば、3つの大きな爆死ポイントを避けることができるので、新規でもよし、既存チャンネルでもよし。ぜひ問いをぶつけてみてあげてください。

問い2:それをあなたのchから見るべき理由はなんですか?

上記の質問で、あなたの動画が多くの人にとって価値あるものだと決まれば、次はそれを"視聴者がわざわざあなたのchから得ないといけない理由"を考えます。

同じ価値を提供する競合(YouTube外含む)ではなく、あなたのチャンネルから見られる理由になる重要な問いです。

例えば感動したいのであれば、"泣ける小説"でも"名作映画"でも"ディズニーランド"でもなくYouTube動画で感動したい理由はなんなのでしょうか?

手軽だから?場所を選ばないから?

ではあなたのchの動画である必要はどこにあるのでしょうか?

そこでしか見られない話だから?(でもそれって一体どんなもの…?)

などなど、批判的な目線を持って問いを繰り返し、わざわざあなたのYouTube動画から見ないといけない理由はなんなのか?を特定しましょう。

今後、自分の時間とお金という言わば命を削って動画を作っていくわけです。
それに値するのかどうかを真剣に向き合うことは、楽に大きな成果を得たいと思うのであれば必ず必要なことだと自分は考えます。

ここがはっきりしていないと後発の誰かに上手にパクられた時に負けていきます。

※ちなみに「非属人×解説」に属するジャンル(ゆっくり解説全般、2chスレ解説全般、ずんだもん解説全般)は、この問いに非常に弱い傾向があります。ネットに落ちている情報を集めて、誰でも使えるキャラクターで解説をするのだから当然です。(なので自分はそこには参入しないという意思決定をしています)

答えられれば次に進み、もしどうにもダメだったら最初からやり直しましょう。
ぶっちゃけこんなことするのは面倒だと思いますが、頭の中でGOしてみて"たった数時間で失敗するか成功するかが検証できる"のであれば安いものだと思っています。

問い3:視聴者があなたのchを選び続けてしまう理由はなんですか?

さて、ここまでの質問をクリアしていれば、動画単体では何かしら伸びていると思います。

ただしチャンネルを継続的に伸ばすというところではこの質問もクリアしないといけません。

そしてパクられても勝てるチャンネルかどうか?というのはこの質問に回答できるかどうかで決まると思います。

この問いで重要なのは"見る理由"ではなく"見続ける理由"です。

なぜ視聴者がわざわざあなたのチャンネルの動画を何本も見なければならないのか?

これもまた批判的な目線で考えましょう。

個人的に見続けられるに大事なキーになる要素はこの4点だと思っています。
(出さないでおこうと思いましたが筆が乗ってきちゃったので出しますw)

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1.常に期待値を上回ること

"自分が思ったより良かった"という感想を視聴者から引き出せれば、次の動画を見られる可能性が高まることは想像できると思います。

じゃあ、そもそも視聴者が抱いている「思ったより」の基準がどこにあるのか。いわゆる期待値というものがどこにあるのか。
大事なのはここです。これを特定せねばなりません。


これは長年運営しているチャンネルだと先入観も相まって、一人で考えていても結構しんどいです。
このおすすめはクラウドワークスなどで"期待値の調査"をすることです。

感覚としてですが、期待値は2箇所にあります。
まずはその動画を見る瞬間=サムネを見てタイトルを見てクリックする瞬間です。
動画の冒頭で離脱されると、やはりその動画は魅力が低いとYouTubeから認定されて伸びにくくなるというのは周知の事実です。

そこを対策するために「こういうチャンネルを見ている方限定!簡単アンケート!」などと銘打って、想定ターゲットの属性を100人集め、サムネとタイトルを見てもらってどんな内容や展開になるのかを予測させると良いです。
大体こうだろうという"視聴者の期待値"が、生の声で収集できるのでおすすめ作業です。
しかも1件50円にしても5000円で調査できる神コスパで実施できます。

特に流行りのジャンルで戦っている方はすぐに使えるノウハウです。
視聴者が見慣れてきたなあ…と思うところで、いつもとは違う展開がぶちこまれるとおもしろ!ってなるわけです。

ショート動画ですが、この期待値の裏切りという部分で、この記事書いている期間で見て爆笑した動画を貼っておきます。

引用:https://www.instagram.com/reel/C0_vrCKxYct/?igsh=MTdydGg1cHo2azRycw==


さて、もう一つの期待値は、動画終盤、いわゆるオチの期待値です。
見終わった後に良かったと思われるからこそ、次の動画が見られるわけです。じゃあどんな終わり方になるのか?にも、ある程度の期待が存在していると推測できます。

それを特定するために、「こういうチャンネルを見ている方限定!事前モニター案件!」などと募集し、7-8割制作した動画を視聴してもらい、最後にどのように終わるか?を予想してもらいます。

※難しいところではありますが、仮説としてここは予定調和で終わったほうがいい場合が多いように思っています。

・日本人はとにかくハッピーエンド好きなので、笑えるオチなど、何度も見たくなるような内容にする方がリピートされるのではないか

・(特に長時間の場合)そもそも最後まで時間を使って見たという事実があることで、肯定的な感想が生まれやすく、最後まで視聴させる動画であればそれ以上のものは必要なくともリピートされるのではないか

と考えています。
ただ一辺倒な展開のみだと飽きられてしまうから、たまに変化球で予想できないオチも入れて神回を作っていくみたいなのが定番かなと思います。

この調査をせず、サムネタイトルから最後まで予想させる方法でもいいですが、こちらの方が丁寧かつ確実に期待値の基準がわかります。
ただこれは少々コストがかかるので、1件500円で10人ほど集めてガッツリ感想をもらう方がいいかなと思っています。

この2つの視点で期待値を調査をすれば、「視聴者が欲しがっている展開」を予測できます。それを上回るものを最初と最後で提供できれば、あとは高確率でリピートに繋がると考えています。

そもそも何を期待されているのか?が分かれば、それを上回るのは意外と簡単だったりしますし、調査も今すぐできるレベルで簡単なのでぜひ取り入れて見てください。

2.他にも見られる動画を用意すること
さて、期待値を上回る動画を作って面白いと思ってもらっても、そもそも他に同じメインバリューを提供している動画がないと意味がありません。

リピーターを作るということは、回遊率を上げるということ。

つまりは「あなたのチャンネルで1本見てしまったら、ついつい他の動画も見てしまうようになった…」という状態を、大規模に作れれば市場の独占ができて一人勝ちします。

ただこれをするには、チャンネル設計という超初期の段階で、ネタ切れしないよう継続的にメインバリューを統一した企画を作ることができるか?が重要になります。
これができるチャンネルこそ真にハイポテンシャルなチャンネルだと考えます。

もし企画数に限界があるならどこかで限界が来ます。

メインバリューをきちんと創造しながら、事前にどれだけの企画が展開できるかを考えておきましょう。
よく言われるのは30個が事前に作れるかどうか?ですが、個人的には足りないと思っています。

『そもそも構造的に有限か、ほとんど無限か』

自分はこれで考えています。

例えば漫画動画など創作系はいくらでも作り出せるのでほとんど無限。
だけど解説系は元ネタに限りがあるので有限。

みたいな感じです。

この基準で考えればネタがない!ということは避けられるので、困っている方は設計時点で取り入れてみるといいと思います。

3.新鮮さが定期的に補充されること
新鮮さという要素は、半年や1年などの長期のレンジで見た際に重要になる要素です。
これも設計時点で組み込んでおけると理想です。

悲しいことに、ここまで色々と考えて運営していても、視聴者はいずれは見慣れてきます。目が肥えちゃうんです。
あろうことか、あなたのチャンネルに強烈なファンを作れば作るほど彼らの期待値を超えることが難しくなっていきます。

それを打開する策が"新鮮さ"です。

ヒカルさんなんかはここの立ち回りがずば抜けて上手いと思います。
企画でも動画内の展開でも登場人物でもなんでもいいです。
動画内に新しい要素を入れるんです。


これは目安として大幅なものであれば年に数回のペースで定期的に取り入れるのが吉かなと思っています。
やりすぎると視聴者が着いて来れなくなるのでおすすめしません。

ただもちろん新しいとは言っても、"必ずメインバリューの範囲内で"です。
チャンネルの中で新しいシリーズ企画を始めるのが王道です。
※大体伸びたYouTuberが猫とかのペットを飼い始めるのはまさにこれです。一人だと(数字が)寂しいから商業猫ちゃんを生活に取り入れるのです(辛辣)

このメインバリューの範囲内というのが大事で、丸っ切りリブランディングしたりすると逆効果です。
視聴者が欲しがっている範囲の要素を補充していきましょう。

・余談
ちなみに期待値の更新、他にも見られる動画がある、新鮮さの補充という観点を全部実行できて美味しいなと思っている事例はドキュメンタリージャンルです。

ホストやキャバクラの密着だったり、令和の虎のようなビジネス系の投資番組ですね。

リアルかつリアルタイムに進行していると、YouTubeでそのチャンネルから見る理由になりますし、誰かが怒られているのを見るとシャーデンフロイデで気持ちよくなってしまう人間の逃れられない特性がメインバリューとして位置しているので非常に強力です。

ああいったシリーズものはYouTubeというプラットフォームに非常に向いていますと思います。
しかも実店舗に集客したり、ビジネスに活きたりとアドセンス領域以外でも効果を狙えるの最強です。

ホスト密着とかここ何年かで見過ぎてシャンコできるようになった(超余談)


4.応援したいと思われること

視聴者に見続けてもらうための最後の要素は「応援されるかどうか?」です。
そのためには自分のチャンネルに"推し"が生まれるようにすることが重要だと考えます。(非属人は運営者に推しがつかないから余計しんどい)

なお、あえてファンではなく推しという表現をしています。
イメージとしてわかりやすい上に、推しを作ろうと考える方が、ファンを作ろうとすると出てくる施策よりも良質な施策が生まれます。

例えば大手YouTuberが「いついつまでに、登録者●●●万人を達成します!」とこぞって目標を公言するのは、数値というわかりやすい共通の目標を一丸となって追いやすい上、登録者という直接的にチャンネル成長に関わる数字でもあるからです。

コムドットとか天才ですよねこの辺

"推し"が、大なり小なり自身の夢を叶える瞬間というのは、ファンからすると必ず立ち会いたい瞬間であり、そこまでは見届けるという言わば義務が生まれます。

さらにはYouTubeアルゴリズム外での拡散、いわゆる布教活動も生まれて、
全体で見れば数は少ないもののLTV…ではなく、何回も再生してくれる質の高いユーザーを引き連れてくれる効果もあります。

また副次的に、既存視聴者から得られる再生数も大きくなると推測しています。
同世代の人はわかると思いますが、学生の時にパズドラとかダラダラと一生やってましたよねw
あんな感じで周りがそのチャンネルを見ていればそこにコミュニティができることで、話についていきたいがために見続けるのでは?と考えています。

このように推し活されることでグッズやアルバム出せば飛ぶように売れ、イベントをやれば盛況で…など、関連収益でも強力なマネタイズをすることができます。

このように多数のメリットがありますが、推しを作るようなチャンネルメイキングで個人的に重要なのは"人間らしさ""聖人さ"を兼ね備えたキャラクターだと思います。
目標なんかは後からいくらでもやり直しが効きますが、キャラ設定だけは発射角度を間違えれば取り返しがつきません。
きちんと作り込んで、1本目の動画から存分にキャラ全開でいくのが理想です。

ちなみに弱みを見せ、道徳がちゃんとしているようなキャラクターは応援の対象になりやすいです。
距離感も近すぎず遠すぎずが理想です。

わかりやすい話、ドラえもんで言えばのび太が最強なんです。

ボンボンのスネ夫も、ハイスペの出来杉も、顔整いのしずかちゃんも、スペック面ではリアルでは爆モテでしょうがYouTubeではそこまでモテません。

一時期流行した貧乏Vlog系では、いかに金持ち感を出さずに継続できるのか。

異性ファンの多い演者の場合は、如何にして恋人の存在を隠せるのか。

嘘はとびきりの愛です。

応援される構造を作り、継続的な視聴者をゲットしていきましょう。


…と、長くなりましたがここまで設計を行い、ちゃんとそれが市場ニーズに合致していればあなたのチャンネルは無事に勇次郎化…ではなく、唯一無二のものになっているはずです。

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おめでとうございます

だって誰もやっていない大きな市場に一番乗りして、競合には提供できない価値を継続的に出し続けて、一度つかんだ視聴者をなかなか離さないような動画ばかりがチャンネルに並んでいるわけです。

簡単に負ける理由がありませんよね?

そして大体この基準にまで持っていければ、
「当たりch見つけたわ...」
とか
「ハマって一気に見てしまった…」
とかのコメントが溢れます。

こういった状態になれば、"1視聴者あたりの再生数が最大化"がされている状態であり、何かしら1本がバズれば、それ経由で増えた視聴者が高確率でリピーターとなりチャンネルも過去動画もどちらもどんどん成長していくというループに入ることができます。

ここ1年ほどでショートを出してブースト的に伸びたチャンネルはここの設計がきちんとしているから伸びているわけであり、逆にいうと有象無象の2ch系チャンネルがショートでバズってもメイン動画では閑古鳥が鳴くわけです。

さあ、こうなればあとは収益部分もテコ入れすれば地上最強が爆誕します。
※そろそろ書くのが辛くなってきましたが最後まで書き切ろうと思いますw

ステップ2"収益効率を最大化させる"

ここまでやれば無事に年間億単位で再生されるチャンネルになり、そうなれば、あとはそこから得られる収益を最大化させていく作業です。
具体的には4つですが、どれも基本中の基本の施策です。

①RPMをあげる

→1再生いくらかという広告単価のことです。
よく巷では広告単価の高い50代を狙えとか、ジャンルはこれがいいとか言いますが、それは本質ではありません。

学生が見るようなエンタメ系ジャンルでも、"ちゃんと動画を伸ばそう"とやることやれば、広告単価は自然と上がります。これが本質だと考えます。
年間平均で見ても0.8円〜1円は普通に出ます。

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メインで運営していたうちの1チャンネル。再生数は年間1億くらい。

これも単純な話で、これまでつらつらと書いたようなやることをやって、ちゃんと視聴者の求める以上のコンテンツを常時出していれば、"いつも全部見る視聴者"が増えます。

そうなると視聴維持率が改善され、再生される広告の数も増えて広告単価が上昇します。
きちんと求められている動画を作ることで、再生数も広告単価もダブルで上がる状態を作ることができます。

ただこの点をもう少し掘り下げて解説しますと、ここでもポイントになるのはやはり"市場No.1のチャンネルかどうか"という部分です。

その視聴者が見るYouTube動画群の中で、最も高維持率かつ多大な再生時間を担保する構造を作ることこそが、真のRPMの改善と収益の改善に繋がります。
思考停止でミッドロール広告を入れまくるだけではいけないのです。

近年トップYouTuberの動画がやたらと長尺化しているのも、YouTube内での可処分時間の奪い合いを制することで有利に拡散される仕組みを作るなど、動画を伸ばすことと収益改善させる意図が裏にあることは間違いないと考えます。

②12月と3月にフルコミットで投稿

運営者ならお馴染みの、1年間で見た時に広告単価の上がる月です。
さらには年末や春休みというイベントも重なるので二度美味しいです。

この時期にはいつもよりも投稿を頑張りましょう。
毎日投稿しちゃって全然いいです。


物理的に生産が追いつかない場合は、大体10月と1月のような2ヶ月前から投稿する動画を仕込んでいくのがおすすめです。

③日々の投稿頻度を最適化する

投稿頻度の最適化についてはプレイヤーごとにいろいろな意見がありますが、自分の見解としては「制作陣で品質を維持でき、常に視聴者が新作を待望している状態を作ったなら、あとは出せば出すだけいい」と思っています。

世の中にはコンテンツが溢れているため、出し惜しみして他に流れられるリスクがありますし、"自分の出す動画に依存させる"ということを狙うなら、毎日決まった時間帯に出して視聴習慣を作らせることが重要です。

あと少なくとも世にあるほとんどの外注チャンネルは、メインバリューを見直しながら企画のテコ入れをして、あとは投稿頻度をグンとあげるだけでかなり収益は改善されると思います。

新規チャンネル作るとポシャるリスクとそんなに伸びないという現状がありますが、このテコ入れに関しては1ヶ月もあれば十分にできます。
M&Aでチャンネル買収をする人がいる理由はこれです。

ということで、外注chプレイヤーの皆さん。このnoteを読み終わったら、いいねを押し、引用RTで絶賛し、自分までお礼のDMを送ってからすぐに取り組んでみてくださいね。待ってますよ(圧)

④売却する

さあ、最近よく耳にする流行りの単語ですね。
ハイポテンシャルなチャンネルを作り、改善を繰り返し、限界まで伸ばすことができれば、あとは売却してもいいでしょう。(ですがそこまでコミットして伸ばした頃には売却したくなくなっているというジレンマがあると思いますw)

ただ色々と聞く話でも、正直最後に売却できた人間が一番儲かります。
相場として、人気チャンネルにもなれば月間利益×20ヶ月分で売ることができます。

自分も2回の売却経験があります。
大きなキャッシュを作れるので、リスク許容度が上がってチャンネルをどんどんと挑戦的に作ることができる意味では非常に有意義な意思決定だったと今でも思います。
(なおトータルでは自分で持っていた方が全然儲かった)

売却の詳細については、僕のマブダチかつ現役プレイヤーのやん君(19歳)のnoteが非常にわかりやすく、かつYouTubeM&Aに関して現状最先端の知識がまとめられているのでこれを読んでください。

自分も2023年は1件彼に仲介していただきましたが、いい買主さんに出会えて満足しています。

ステップ3"全要素をチェックして収益維持"

最強のポテンシャルを持つチャンネルが作れれば、あとは日々運営していくだけです。

ただしメインバリューを設計し(見直し)、ディレクターや制作陣に伝達したからと言ってそこで終わりではありません。

"オワコン"にならないためには継続的な改善が必須です。

項目としては、この3つを改善しておけばOKです。
(自分の月の稼働時間20時間は大体がこれでした)
それがこちら。順番に解説していきます。

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①定例MTGを行い組織を改善していく

まずは直属のディレクターと定期的にMTGを行いましょう。
自分はテコ入れ期には毎日やっていました。
軌道に乗ってからは月に2-4回で大丈夫です。

やはり自走する組織とは言え、全員が人間です。
モチベーションが全く低下しないわけではありません。


それに「自分の知らないところで知らない話が進んでいる…」みたいな事故が起きないようにしていきましょう。

・失敗談
ウチでも過去には目を離しているうちに、実は女性同士の外注さんが揉めていたとか、男性ディレクターがマネジメントしている女性に地味なセクハラ
をしていたとかトラブルをいくつか経験しました。

幸い早期発見できたので大事にならなくて良かった

こういうトラブルはYouTubeアナリティクスを見ているだけじゃわかりません。

経験上、優秀なディレクターの方ほどコミュニケーションコストをカットしようとして「こういうことあったっぽいけど説明すると長いしチャットで言うほどでもないか…」と些細なトラブルを自分で処理しようとする傾向があります。

ですがそういうことが積み重なっていくと、いずれどこかで離職が生まれ、組織の崩壊に繋がります。
結局は外注さんがいなければ無力です。
気持ちよく働き続けていただくためにも、ちゃんと細かいことでも報告してもらう風土作りをしていくことは必須です。

②定量的に数値を改善していく

次は数字面です。まあ言ってしまえば全部の数字が大事なんですが、自分は特に
1.サムネのCTR
2.視聴維持率
3.動画1本あたり平均再生数

の3つを落とさないように運営していくことを重要視していました。

・数字が上がればなんで伸びたのか
・数字が下がればなんで下がったのか

思い当たる仮説を立てては次の動画では検証していく。
超絶基本ではありますが、長年運営しているとどうしても惰性になりがちな部分だと思いました。

面倒くさいことの先に儲かることが待っているので、こういったことを愚直に繰り返していくことが重要ですね。

③定期的にメインバリューを見直す(=定性的な改善)

最後は定性的な部分です。
メインバリューを提供している"つもり"になっていくと、段々と視聴者の求めるものからズレていき数字が低下していきます。
これはチャンネルを作ったオーナー自身が一番理解している部分なはずので、先ほど書いた新鮮さの補充など、必ず定期的にチェックして対策を打っていきましょう。

これは視野を広げないと見えないんですが、ズレてきていないかに気づく方法はあります。

それがコメントとリアルタイム再生数のチェックです。

自分はこれまで作った全chの何万件と来た動画のコメントは全て目を通して確認してきました。
数字が落ちてきたらつきだすコメントというのは存在しているので(久しぶりに見たとか、そもそもコメント数が減ってくるとか)だいたいどんなコメントが来ているかと、同じように動画を出した過去と比べてリアタイが下がっていないかを見れば、そのチャンネルの健康状態がわかる感覚を作っておきましょう。
出先でもYouTubeStudioをざーっと見るだけなので、これは絶対にやるべきです。

結局画面の向こうには1人の視聴者がいるわけで、綺麗事でもなんでもなく彼らを"数字"に見た瞬間に必ずメインバリューがズレはじめていき、収益が悪化していきます。

必死にチャンネルを作るためにリサーチをした初心を忘れず、継続的に改善をしていき、チャンネルを守っていきたいですね。


ということで、YouTubeの立ち上げから改善方法までを解説しました!!

書いていることはシンプルなので、何回か読んであとは実行すれば成果が出ると思います。
情報商材とは違い再現性は低い(=難易度が高い)ですが、当たれば得られるものが非常に大きいので、やるなら勝ちたい人はぜひやってみてくださいね。お鮨お待ちしています(圧)

・やってよかったこと10選

ではこれより記事の後半パートです。(長え)

そもそもこういう風にチャンネルを作ろうと思いついたのは、マインドだったり、関わった人だったり、自身の思考やライフスタイルを変化させたことだったり、色んなきっかけがあるなと思いました。

その辺の振り返りを行い、これが成功要因として存在しているなというポイント10個を厳選してまとめました。

ちなみに自分は書籍からの学びが多かったので、YouTube運営や日々の取り組み方で役立つおすすめ本もいくつか紹介します。
興味のある方は覗いていってください。

それではやってよかったことや、取り入れてよかった思考10選の紹介です。

①Xの封印

結論、自分の事業に活きない上にノイズになると思ったので使わなくなりました。

大体YouTube運営を始めた2020年4月から徐々に低浮上になり、直近2年間は振り返り記事以外を書きましたの投稿以外、完全に封印していました。

YouTube運営をしている理由はキャッシュを作るためだったので、一旦ある程度できれば、再開しようと決めていました。
年齢問わず気の合う友人関係を作るために発信活動を再開しようと思い、2024年よりぼちぼちやっていきます。

ぜひフォローしてください!(土下座)

(我慢しているだけで)普通にツイ廃気質があるので、封印の決断はかなり大きかったですww

時間が確保できるのはもちろん、途中からなんとも思わなくなりましたが、やはり駆け出しの頃は他人の収益報告を見てメンタルにきました。けど誰がいくら稼いでいようが自分の稼ぎには全く関係ないですからね。

Xを見ているとXをやれと言われていますが(当然)、明確な目的がないのであれば事業にコミットしてから復活が一番いいんじゃないかなあと思っています。語れることも増えますしね。

ことYouTube運営者に関してはほとんど必要ないのでは?と思っています。

例えば採用。

本当にXでやる必要あるんでしょうか。


自分の運営チャンネルの外注さんは9割がクラウドワークスの方です。

ハズレが多いだのと言って本気で使っている人が少ないので、しばらく試行錯誤して触っていると演者含む制作陣を採用し放題の環境をゲットできました。

外注chをやっているのであれば、外注さんの質が運営のスムーズさに直結してきます。

頭打ちになってる人はアナリティクスと睨めっこするのを辞めて、 採用ノウハウや教育ノウハウを磨くことが近道だったりするかもしれません。

この辺に関してやったことはまた発信しますので、封印してよかったとか言いましたがみなさん封印する前にぜひフォローしてください!(土下座)

あとここまで読んでくださり仲良くできそうだと思ってくださった方は、ぜひ一度ランチでも誘ってください!
note末尾のフォームよりお待ちしております!!!

②業界外からの知識の転用

Xを封印したことで、新たな情報源が書籍になりました。
これが非常によかったです。

やっぱり本当に自分のためになるような情報って、その道の専門家からコンサルしてもらうか本でも読んで本質学ぶかあたりが手っ取り早いと思うんですよね。

玉石混交のXから情報を拾ってもある程度プレイヤーやっていればほとんどが石ですし、仮に有益であってもそれが業界内で広まってしまえば競合と同じ思考になるので、大きな成果を出すことは難しくなると考えました。

そこで活きたのが書籍からの知識の活用です。
もちろんYouTube攻略的な本ではなく、マーケティングやエンタメ論、思考法などそういった類の本です。
10冊買っても2万円前後なので、費用対効果も計り知れません。

大半が積読と化していて絶賛消化中ですが、気づけば自宅に300冊くらいありました。
特に何度も読み返すほど読んで良かった書籍は以降で紹介しますので、ぜひポチってください。

手始めにYouTubeのコンテンツ制作で圧倒的に非常に活きた1冊をご紹介します。
家、ついて行ってイイですか?『ReHacQ』の仕掛け人である高橋弘樹さんの書籍「1秒でつかむ」です。

最後まで見てもらうハマるコンテンツの作り方が学べます。
しかもこの本、520ページもあるのにスラスラ読めてしまうので、書かれているノウハウも貴重ながら、実体験としても「そういうことか…!」と衝撃を受けました。超おすすめです。


③失敗の分析

YouTubeに参入してからそこまで後悔していることはないんですが、"失敗"について深く考えることはもっと早くやるべきだったなと思っています。

「俺はこれまでYouTubeでこんな規模のチャンネルを複数作ってきたんだ!」

「そんな俺が新しく手掛けるチャンネルが外れるわけないやろ!」

からの無事爆死


という感じで、自分の能力を過信しまくり常に「まあ次は当たるっしょ!」というポジティブマインドだけでチャンネルを作っていた時期がありました。

当たり前ですが失敗しても反省・振り返りをしなければ、そこには赤字しか残りません。
一時期の自分は赤字を残しまくってから、なんも成長してなくない?と気づき、失敗について考えるようになりましたw

どう考えても成功から学べることの方が世の中多いです。
ただ失敗の方が数は多いわけですし、重ねれば共通点も見えてきます。

上手くいかなかった時には全部を忘れて寝たくなりますが、成長痛だと思って向き合い、なぜダメだったんだろう?どこがダメだったんだろう?どうすれば今からでもいけるんだろう?と考えていく習慣が付いたことは良かったです。

『失敗から学ぶ方法』はこの本が良かったです。
世界的ベストセラー本で、読み物としても非常に面白かったです。

④一勝九敗の理解

これは巷でよく言われていることですね。
"そもそも挑戦的なことを10回やったら9回は上手くいかないもんだよな"
と信じて色々と新しいことができたのはやってよかった思考でした。

まあ10回中やって9回上手くいく方がいい決まっているんですが、この思考でいれば落ち込まずにどんどんと手を動かせることが大事だと思います。

もちろんなんで失敗したかを考えればどんどん考えが改善され、10回中2回が上手くいくようになるわけです。

特に過度なリスクを背負わない手法でやるのが大事かなと思います。

桃鉄と一緒で別に失うものがないor小さいなら、どんどんサイコロを振った方がいいわけです。

YouTube運営で言うなら、資金100万円でハイポテンシャルなチャンネルを作ることを狙うなら、10万円で10回やってみるのがいいです。
間違っても100万円かけて渾身のチャンネル一発勝負は辞めましょうw

⑤使う言葉を定義する

これをしてから、成功要因と失敗要因の分析の精度がかなり向上しました。

例えば「質」とか「人気」とか、YouTubeにまつわる語句でも定義されているようで定義されていない言葉はかなり多いです。

いわゆる「ふわっとした」状態の言葉を使っていると、事業の本当の課題を捉えることができず、打つ施策がズレてしまいます。

自分の定義できない言葉は"意思決定する際には"使わない・定義してから使うということをして非常によかったなと思っています。

・そもそもそれが何を指しているのか
例)質って何?→動画の質?→動画の質って何?→満足度?→じゃあ満足度って何?→見てよかったと思えること→じゃあよかったって何?→何かの基準があるってことか→その何かの基準って何だろう?…

・どんな状態になったらそう言えるのか
例)動画がバズるってどんな状態?→ある1つの動画きっかけに他の動画が見られること→他にはないの?→そもそも1本の動画が大きく伸びること→どれくらい伸びたらバズなの?…

自分はこんな感じで考えています

何かの判断をする際、自分が発する言葉に
・気がする
・なんとなく
・多分
・など
のようなワードがついた際には、熟考できていない可能性が高いので要注意だと自分に言い聞かせています。

これは一生習慣にすると決めているものかつ、最もすぐに取り入れられるものなので、ぜひ試してみてください。

⑥一意専心で取り組む

色んなことにリソースを分散させてしまうと、その全部が上手くいかないようになるなという経験から、何事も「とにかく1つのことに集中してから次にいく」というフローで取り組むようにしています。

YouTubeで言えば、1つのYouTubeチャンネルから得られる収益を最大化させてから次のチャンネルを立ち上げるようにしてから、無駄なことをしなくなり上手くいくようになったと思います。

今でも実践している個人的におすすめの流れはこちらです。

新規チャンネル立ち上げ

軌道に乗せ収益を最大化させる

運営を自動化させる

新規チャンネル立ち上げ

以降繰り返し

超おすすめです

最大化の前に自動化が先行すると、本来得られたはずの収益を取りこぼす可能性が高いです。過去の自分はこれで結構損したなと思います。

なので今は「100%やり切った」と自信を持って言える状態になってから次にいくようにしています。

これ以上どうしようもないというところまで極めてから次にいけば、得られる知見も収益も大きくなります。

過去の自分のように自動化先行している方は「このチャンネルからの収益をもっと大きくできないか?」と問い続けて、ぜひ施策を打ってみてください。

⑦時流に乗る

自分がうまくいった理由は何?と聞かれればもう9割以上はこれなんじゃないかと思っているくらい大事な要素だと思います。

そもそも自分が動画編集を開始した頃(2019年12月)、そのすぐ後にコロナが到来して、おうち時間が増えてYouTubeがバブルに入ったという市況でした。

これは自分が狙ったことではなく、ただ単に時代が噛み合っていた・運が良かったとしか言いようがありません。
それに今この時代に生まれたからこそ、色んな情報を手元のデバイス一つで収集できることで、フリーランスや起業という世界を知ることができました。これもです。

過去には自分は天才だから全部掴んだとか思っていた傲慢レベルMAXな時代もありましたが、今はたまたま時代のおかげでいい感じになれてマジで良かったな〜と思っていますw

ただその運も1%でも高い確率で掴めるように、(死なない範囲で)打席に立ち続けて挑戦していくことが重要だと考えています。

実際にYouTube運営の事例でいえば、ハイポテンシャルなチャンネルを狙って設計を行い、それがちょうど当時のYouTube内のトレンドに噛み合ったチャンネルがありました。

結果、これまで体感したことのないスピードで伸びて、立ち上げ1ヶ月目時点で月間1000万再生+登録者10万人を獲得しました。
もちろんそもそものポテンシャルがあるので一過性で終わらず、単月利益2000万円を叩き出してくれたり、今でも毎月数百万円を発生させてくれています。

画像
懐かしいアナリティクス画面w

とにかく時流と運を味方につければ最強です。
時流に乗って事業がスケールしていくと競合からすれば再現性がなくなることで、唯一無二のポジションを取れると思います。

個人的にはそういった事業がとてもすきなので、今後もどんどんと挑戦し続けていこうと思います。

⑧パクられたら全力でしばく

残念ながらYouTubeの業界にはモラルのない運営者がごまんといます。

あなたのチャンネルが伸びれば、TTPと連呼しながら動画作りに励んでくるゴミのような競合が雨後の筍の如く現れます

近年増えているYouTube稼げます系情報商材がパクリを推進している影響もあり、他人の創作物に一切の敬意がなく、稼げればいいんやというスタンスの人も多いです。

自分はそういうことでしかお金を生み出せない人を見る度に心も懐も貧しそうでかわいそうだなと思っているんですが(辛辣)、悲しいことに彼らを罰する方法はありません。心のノートを読めと説法してもあなたのチャンネルは守れません。彼らの道徳は0です。

引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/doutoku/detail/1302317.htm


そして、事業は殺し合いです。
命と時間を削って生み出したコンテンツがパクられて、自社の収益が下がることを容易に許してはいけません。

日々制作に携わってくれているメンバーの仕事にも関わることになります。

あまりに悪質・ひどい場合には限りますが、やられたらやり返しましょう。

※そういうチャンネルを運営している人は、クソ電子ゴミ…ではなく稼げますという教典を信じ込んでしまった右も左も分からない初心者だったりするので、ちょっとアクションを起こすだけでもチャンネルを消してくれたりします。

具体的なアクションとしては、まずはメールを送って抗議してみましょう。
連絡先がなければ相手のチャンネルの動画にコメントをしてみましょう。
諦めて泣き寝入りする理由はありません。

あとはバランス感が難しいのですが、個人的にはあまりにも参入障壁の低い量産ジャンルでパクられた!と騒ぐのはちょっと違うというか、構造上仕方なくね?と思うので、そこは自責になって、そもそもパクられないようなチャンネル・パクられても耐えるチャンネルを作ることが大事だと思います。

ちなみにこの記事で解説した視聴者から応援されるようなチャンネルになっていれば、
(・そもそも視聴者からパクられていると教えてもらえて)
・パクられました…という企画で再生を取り
・通報させるという共通行為でファンの熱量を高め
・競合を潰して守り抜く

ということが容易に実践できます。

やられたらやり返すのがいいと思いますが、そもそもやられないように立ち回りたいですね。

⑨マインドセット5選

さて、これまでは具体的な行動や向き合い方のような話でしたが、もっと大枠の"取り入れて良かったマインド"を5つ挙げていきます。

1.資産ベースの目標設定
YouTube運用を稼ぎたい(=金融資産を構築する)ために取り組まれている方にはおすすめのマインドセットです。
というのも、自分は4年前に動画編集を開始して月に50万円ほどの売上が出ていた頃から、金銭面で人生上がること(経済的独立)を目標にしていました。

月商1000万円!みたいな目標ではなく、資産ベースでの目標を立てられたのは、慢心せず走り続けられるエネルギーになりとても良かったなと思っています。

※やはり月次ベースで考えていると、誰かが投稿したたくさん再生されているリアタイのスクショとか、◯日で収益化!みたいな、X上では拡散されやすい投稿が目に止まって無駄に比較してしまい、謎の不安に襲われやすいのでは?と思います。

有難いことに運にも恵まれ、晴れて資産的には豪遊せず暮らせば一生生きていけるくらいにはなれました。
ですが俗欲にまみれた人間なので、まだまだ買いたいものもやりたいことも経験したいこともあるので今後も事業頑張るコッカラッス。

ということで、当たり前ですが定期的な収益ベースで一喜一憂するのではなく、結局手元にいくら残した/残せるのか?という資産ベースでお金というものに向き合えると、長期的に走り続けられる上に過剰な浪費や無駄な投資もしなくなると思っています。

今後も月収、年収という概念を捨てて、適度に使いながらも、結局あんたは全部でいくら持ってるの?にフォーカスして頑張っていきます。


2.一瞬ブラックになれ
"最小の労力で最大の成果を得る"をテーマに色々取り組んでいる自分が働き方の面で意識していることです。
別に1日20時間仕事するブラックな働き方をしても、自分1人なら誰にも咎められることはありません。

ですがパンピーの僕はイーロン・マスクのような超人じゃないのでそれがずっと続けば体が持たないし、逆に最初からずっとローギアで1日1時間働くことを続けると事業拡大が遅れて機会損失が起こります。

なので初期にガっと自分が動いて一瞬ブラックになり、自分が動かずに回る仕組みを作る。
これを繰り返すよう意識しています。


この結果として時間と収益が生まれるので、それをまた投資することで新しい世界を知ることに繋がり、常時ワクワク感を求める自分にとっては(今のところ)最適な働き方だなと感じています。

3.誰にも言わずひたすら邁進する
これはYouTubeを始めた初期から決めていたことです。
どこまで行っても自分の味方は自分しかいないので、新しくやるチャンネルだったり、達成したいことが出来たら、それを誰かに言うことをせず、ひたすら自分で淡々と突き進んでいくことを意識していました。

やはりYouTubeアドセンスはノウハウが資産かつ参入障壁が低いビジネスな以上、こういうチャンネルを運営していると誰かに言うメリットなど存在しません。
成果を追うなら隠れて1人でコソコソ取り組むのが1番いい取り組み方だと自分は考えています。

ちなみに人間の脳は他人に言ったらやった気になる仕組みになっているらしいので、本気で成し遂げたいことはいつも自分の心に留めています。
もちろん宣言することで成し遂げることに近づくなら誰かに言ってもいいと思います。(結婚したいと周りに言っておくことで誰かを紹介される確率が上がる等)

上記で書いたことや、淡々とやれということがどれほど大事なことかはこの本で学びました。破滅を避けたい人や、上を目指したい気質の人はおすすめです。


4.自分の動かし方を知る

人間なので、たまには何もしたくない時がやってきます。
逆に仕事以外何もしたくない時もやってきます。


このムラのようなものを、その日の起きた時の体調や感覚だったりという運ゲー方式で任せていると勿体無いよねとある日気づきました。
やっぱり絶好調を毎日継続させるに越したことはないからです。

なので自分という生き物が
・いつやる気になって
・いつ落ち込んで
・その落ち込みはどうすれば解消されるのか

という特徴をバーっと書き出して傾向を掴むようにしたところ、昔に比べたら大分とムラがなくなり、ほぼほぼ好調な日を送れるようになったと思っています。

※ちょっと上の話とは変わりますが、自分はこの本を読んでから「何もしなくなる日」が消滅して、日々前進する感覚が掴めるようになりました。
これまでの人生で一番読んで良かったと思っている本です。

ちなみに自分は新しい世界を知った時にやる気になって、女の子と喧嘩した時に落ち込んで、筋トレしてたくさん寝たら解消できる生き物でした。単純すぎる。

5.自分は非力だと認める

これはわかる人多いと思うんですが、「自分天才すぎて怖い」って感情と、「雑魚すぎてもうやだわ」って感情を行ったり来たりしませんかね。

ただ経験上、前者が続くと確実に地に足ついてないことがわかったので、定期的に鼻を折ってもらう環境に身を置くか、お前は雑魚だぞと自制するかを意識しています。

YouTubeで言うなら、最近はMrBeastを見て自分の小ささを常に体感しています。まだ25歳なんですよねこの人。チャンネル登録者2.2億人(世界一)で年収数十億で慈善事業しまくって…。おかしいって…。


⑩メンターを持つ

さて、この記事では長々と色々と書いてきましたが、元となっている考え方の全てがたった1人の師匠的な存在の方からの教えです。

それが僕が動画編集をしていた際の初の直クライアントでもあるせいやさんです。

仕事への姿勢、物事の考え方、プライベートの楽しみ方など、一緒に過ごす中でありとあらゆるものを教えていただきました。
この記事で再三書いてきた一意専心で取り組むことだったり、事業は殺し合いだということだったり、動かず回る仕組みを作れということだったり、数え切れないほどの教えをいただきました。

ちなみにちょっと前からは口癖からLINEの送り方まで一緒になってきており、ガチファンの域に到達したように思います。

好きが高じてLINEスタンプまで作りました。

なぜか月に1つは売れている模様

人生はこういった教えを授けてくださる師匠的な存在にいかに早く出会えるか(+喰らいついて着いていけるか)が分岐点になるなと体感しています。

そして師匠はまず一人をとことん追って思考の基盤を作り、判断力が出てくれば自分の軸でいいと思った情報を適宜取り入れてより強固にしていくのがいわゆる成功に関しての最短ルートだなと感じています。

ここまで色々と書いてきましたが、自分は4年ちょっと前にはほとんど詐欺師みたいな情報商材屋さんのオンラインサロンにバイト代を注ぎ込んでいた意識高い系雑魚大学生でした。

そんなやる気だけあったウキウキ特級養分から抜け出せたのもせいやさんのおかげです。

先輩の脛はかじれるだけかじっておけと昔に教えていただいたので、これからも一生お世話になり続けようと思います!!

以上、やってよかったこと10選でした。

・2023年の振り返り【プライベート編】

ではここからは超個人的な振り返りですw

2023年はプライベートも過去最高に濃い1年でした。
これまでの人生でお金を一番使い、体験を買った年だと思います。
その中でも思い出に残っていることや、良かったことを4つまとめました。

①漢気海外旅行-ドバイ編-

2023年の一番の思い出と言っても過言じゃないのが9月に行ったドバイ旅行です。
せいやさん、ヒトデさんDrヒロさんというメンツで、2020年くらいからたくさん旅行に行ってるんですが、これまで沢山お世話になった恩返しなどなどで全奢りさせていただきました。

お値段は4人分4泊5日で900万くらいでした。おかしいって。

ただその価格に見合った体験だったと心から思います。
自分はこれまで食も旅行もそれなりに経験してきたつもりでしたが、バカみたいに課金すればこんなにいい体験ができるんだ…が毎秒やってくるような最高の旅でした。
おいおいやりすぎだろってことが続きすぎてずっと笑っていましたw

言いたいことは色々とありますが、一つに絞るのであれば、皆さんもドバイのアトランティスのスイートに泊まった際は、モハメドさんを指名してください。彼はおもてなしの神です。

その他詳細は書き切れないのでヒトデさんのブログをぜひです(丸投げ)


②漢気海外旅行-タイ編-

12月後半には2週間くらいタイに行ってきました。
ドバイとはまた違った角度の体験の濃さがある国でほんと最高でした。

英語が1mmも話せない上にあろうことか1円も持っていかなかった(普段現金持ち歩かないので忘れた)無能な僕でも楽しめたのは、Dr.ヒロさんのおかげです。

富豪しか住めないようなえげつない自宅に泊めていただき、毎日お小遣いをもらっては遊びに行って飲んで帰ってくるという天国みたいな生活をしていました。

マッサージが2時間2000円という破格かつ、マジで上手すぎたのでずっと行ってました。ご飯も美味しかったです。

また行きたいです(こなみ)

③テストステロン向上生活

2023年は健康に目覚めた1年でした。

きっかけは年始に生活リズムを見直さなきゃな〜と漠然とYouTubeを見ていると、この動画と出会ったことがきっかけでした。

テストステロン(=男性ホルモン)を落とさず上げていくと、充実した生活が送れるからこういうことしようね(要約)って動画なんですけど、まあこれがよく昼夜逆転して引きこもってるゴミみたいな生活している自分にビタッと刺さりました。

そこからすぐに自分の生活を見直して
・毎朝散歩して日光浴びる
・食事改善する(1日3食+ジャンクフード断ち)
・筋トレする
・こまめに水飲む
・サプリ摂取

などなど、健康的な習慣を取り入れました。

で、運動習慣と食事を見直してからは明らかに体の調子が良くなり、もっと早くやっていれば…と思いましたw

具体的には
・体力と活力が増幅して活動量が増えた
・不安感が減ってメンタルヘルスが保たれる感覚が強まった
・肌質が良くなった

という感じで、人生の生きやすさがすごく高まりました。

あとウーバーイーツのロイヤルカスタマーでしたが、マジで使わなくなりました。

堕落して自己規律という単語から最も遠かった自分を救ってくれた動画でした。
マジでおすすめで僕が推しすぎた故に弊社コアメンバーは全員信者です。
ジョージさん、感謝です。

④時計納品

(せいやさんの影響で)腕時計がすごくすきなんですが、今年は時計の納品がないと思っていたところ、パテックからアクアノートがやってきました。割り当てがちょうどあったようでオーダーして1ヶ月後とかに納品されて最高にテンション上がりました。

やはり芸術品故に防水性や堅牢性がロレックスよりも低く、市場価値も高いので、飲み会につけていくと無事に帰らなきゃマインドが作動して飲み過ぎを防げています。

エロすぎるだろおい

パテックは金無垢ノーチラス(5712r-001)他2本をオーダー中なので気長に待ちます。

他ブランドだとやっぱりデイトナのアイスブルーが欲しいな〜と3年くらい思いながら、並行輸入で1700万は高ぇな…をずっと繰り返していて、最近は若干時計熱が冷めつつあるな〜って感じです。今後デカい事業作ってご褒美に買おうと思いますw

・今後の展望

最後に、今の段階で決めている2024年以降にやっていきたいこと主に4つです。

①YouTubeはキャッシュカウとして引き続き取り組む

競合優位がある領域なので、YouTube運用は新しいことに挑戦するための種銭作り+部下育成の目的で、100%自社事業として今後もガッツリやっていきます。

アドセンス目的での新規立ち上げは去年から手を引いているので、それ以外での活用方法で仕込み中です。
既に黒字化しつつあるYouTube事業が1つあるので、どんどん挑戦していこうと思います!

②やりたい店舗事業があるので本気でコミットする

2023年後半からずーーーっとこれの準備に時間を費やしていました。
日本に広まるべきだと思える最高のプロダクトが完成しつつあるので、全身全霊で挑戦中です。
YouTubeで得たキャッシュをようやく活かす先がまず1つ見つかったので、2024年の主要事業として頑張ります!

③マーケ支援で成果を出す

事業を上手くいかせるための作戦を考えることや、マーケティングについてあれこれ頭を使うことが好きなので、「世に広まるべき良いプロダクトを持っているけど、広め方に苦戦している…」という会社のマーケティング支援をしています。

現在は億単位で資金調達してるスタートアップ1社と知人の会社1社に入って頑張っています。

YouTubeというプラットフォームで勝つために培った経験とマーケ力を武器にして、実業領域でも成果を上げていきたいです。

④新しい人に会う

これまで山籠りするかのようにYouTubeだけをして新しい人に会って来なかったので、新しく友人が何人かできれば嬉しいなと思っています。
この記事を書いた理由とXを開始した理由はこれですw

▼ここまで読んでくださり興味持っていただけた方いらっしゃいましたら、情報交換でもしにぜひ一度お茶かランチでもいきましょう!

・繋がりたい方(1つでも当てはまっていれば大歓迎です)
1店舗でも実際に店舗経営されている方
大手企業に勤務経験がある方
上京して良かったなという方
FIRE生活されている方
マーケティングオタクな方
ショート動画運用詳しい方
伸び悩んでいるYouTuberの方
広告運用詳しい方
お酒・飲み会好きな方
バレーボール好きな方
ボウリング好きな方
筋トレ頑張っている方
打ち込める趣味や遊びを持っている方

・はっとりが提供できるもの
エンタメコンテンツの作り方の話
YouTube運用の話全般(0→1、改善手法、ブランディング、ファンマーケ)
YouTubeM&Aの話(DD、売却タイミング、地雷案件)
動画編集で独立する方法について
業務委託での外注組織の作り方
幸福度の高い人生についての話
美容・スキンケアの話
おすすめのサウナ、旅行先
女遊びの極め方
大阪の美味しいご飯屋さん(焼肉・お鮨)

怪しい投資話持ってくる方と情報商材メインの方以外は大歓迎です😇

若造ですが年齢や実績関係なく、純粋に定期的にご飯行ったり知識深めて意見交換できる友人ができれば嬉しいです!


▼ここまで読んで興味持っていただけましたら
お気軽にご連絡いただけると嬉しいです!(°▽°)▼

こんなクソ長え記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!

Xのフォローや記事の感想もお待ちしています!

2024年も頑張ります!!!


応援して頂けるとめっちゃ嬉しいです。

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秀逸なタイトルを厳選してみた

  • 1,330本

コメント

あまぐり愛知
👏
組長JoH1(一般人)@hz+
動画制作者ではないのですが、知人に薦められて読ませていただきました。

あらゆるものに転用出来る本質に触れつつ、動画制作というジャンルの成功(ゴールではない)へのマインドセットと具体例がバランス良く纏められていて、とても良い記事でした。

共感し、思考の再認識・最適化をさせてもらいました!
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大阪/1999年生まれ。YouTube運営。
【2023年振り返り】過去最高益でした。YouTube戦略を公開します。|はっとり
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