第1回-怪談白物語(口裂け女編)

※以下URLよりシナリオをお借りしました。
 ありがとうございます!!

参加PL:三名

■原文
タイトル:口裂け女
これは私の父が小学生の頃に体験した話です。
父は小学校から少し離れたところに家があって、下校の際みんなと別れて一人になる時間がありました。
当時はおおらかな時代だったので、それも特に問題になることはありませんでした。
その日も、放課後、いつものようにみんなと別れ、父は一人道を歩いていました。
すると、行く手にぬっと、背の高い女性が現れました。
女性は、赤いベレー帽に赤いワンピース、それに赤いハイヒールを身に着けていて、それだけでも少し異様な感じがしたのですが、何より、口元をすっかり覆うようなマスクをつけているのが不気味だったそうです。
女性は、キツネのような目を細めて、父を見ると、
「私、きれい?」
と聞いてきました。
突然のことに父は驚きましたが、マスク越しとは言え、女性は整った顔をしているように思えたので、
「うん、きれい」
と素直に返事をしました。
すると女性はマスクを外し、「これでも?」と笑いました。
その口は、耳元まで裂けていて、妖怪かなにかのようでした。
父は思わず「ばけもの!」と叫んだのですが、そうすると女性はますます笑って、真っ赤なポシェットから⑧包丁を取り出しました。
そして父に襲い掛かってきたので、父は慌てて逃げ出しました。
しかし子どもと大人ですから、すぐに捕まることは父にもわかりました。
父は無我夢中で、ポケットに詰めていた小石や葉っぱや、お菓子なんかを投げたんですが、突然「ぎゃっ!」という声が上がったかと思うと、女性がうずくまりました。
何が起こったのかわかりませんでしたが、父はその場から急いで逃げ出しました。
後から思い出したのですが、父が投げたものの中に、祖母からもらったべっこう飴が混ざっていたそうです。
その後、その女性と会うことはありませんでしたが、子どもたちを一人にしないように、と校内全体でお知らせが出されたそうです。
その女性について、「口裂け女」というあだ名がついていることを父が知ったのは、しばらく後のことでした。

さて、私、実は少し嘘をつきました。
これは私の父の話ではありません。
でも本当にあった話です。だって、私は見ていたんですから。
最近、みなさんマスクをつけて過ごされていますね。私も手放せません。
ところで少しお聞きしたいんですが、
「私、きれい?」

■改変後
タイトル:変質者
これは磨のパパンが落ち武者の頃に体験した話です。
パパンはホストクラブから少し離れたところに家があって、下校の際奥さんと別れて一人になる時間がありました。
当時はおおらかな時代だったので、それも特に問題になることはありませんでした。
その日も、朝早く、いつものように奥さんと別れ、パパンは一人道を歩いていました。
すると、行く手にぬっと、カオナシが現れました。
カオナシは、黄金ベレー帽に黄金ふんどし、それに黄金ハイヒールを身に着けていて、それだけでも少し異様な感じがしたのですが、
何より、口元をすっかり覆うようなアベノマスクをつけているのが不気味だったそうです。
カオナシは、キティちゃんのような目を細めて、パパンを見ると、
「磨、老けてる?」
と聞いてきました。
突然のことにパパンは驚きましたが、アベノマスク越しとは言え、カオナシは整った顔をしているように思えたので、
「うん、老けてる」
と素直に返事をしました。
するとカオナシはアベノマスクを外し、「これでも?」と笑いました。
その口は、耳元までささくれていて、デジモンかなにかのようでした。
パパンは思わず「ポケモン!」と叫んだのですが、そうするとカオナシはますますハッピーハッピーハッピーと歌って、黄金の四次元ポケットからニンテンドースイッチを取り出しました。
そしてパパンにポケモンバトルを仕掛けてきたので、パパンは慌ててライフで受けました。
しかし大きなお友達と小人ですから、すぐに資金力の差を見せつけられることはパパンにもわかりました。
パパンは無我夢中で、ポケットに詰めていたPSPGOやゲームアンドウォッチや、カービィのぬいぐるみなんかを投げたんですが、突然「新しい顔よ!!」という声が上がったかと思うと、カオナシがうずくまりました。
何が起こったのかわかりませんでしたが、パパンはその場から急いでライフで受けました。
後から思い出したのですが、パパンが投げたものの中に、祖母からもらったべっこう飴が混ざっていたそうです。
その後、そのカオナシと会うことはありませんでしたが、大きなお友達たちを一人にしないように、と校内全体でお知らせが出されたそうです。
そのカオナシについて、「変質者」というあだ名がついていることをパパンが知ったのは、しばらく後のことでした。

さて、磨、実は少し嘘をつきました。
これは磨のパパンの話ではありません。
でも本当にあった話です。だって、磨は見ていたんですから。
最近、みなさんアベノマスクをつけて過ごされていますね。磨も手放せません。
ところで少しお聞きしたいんですが、
「磨、老けてる?」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?

コメント

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。
ゲームの攻略や感想を書いたりすることがあるかもしれません
第1回-怪談白物語(口裂け女編)|グレン
word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word

mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1