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『虎に翼』第112回 そろそろ、あの戦争を振り返ろうや
原爆裁判の傍聴席には、あの記者の竹中の姿がありました。懐かしそうに寅子を見て、微笑んでいます。席には一人しかおらず、淡々と進んでいく裁判。冷静に裁判は進んでいき次回期日は8月と決まりました。
意義のある裁判にするぞ
寅子が扇で顔を仰ぎつつ、廊下を歩いていくと、轟が「佐田!」と懐かしそうに声をかけてきます。細かいところですが、ここで「星!」になるよりもドラマとしてはよいと思えますね。
寅子は深々と頭を下げ挨拶します。轟は雲野の意思を継いだと語りかけてきて、寅子はまるで雲野に大してのようにまた頭を下げます。
「いきましょう」
ここで無言だったよねがそう言います。あの寅子のお辞儀は、雲野を弔ってくれたよねへのお礼のようにも思えます。岩居は「ここで俺たちが話し込むのは良くない」と言います。轟が打ち解けすぎているのかもしれませんよね。すれ違うとき、よねは寅子にこう言います。
「意義のある裁判にするぞ」
一人は判事。もう一人は弁護士。その友同士がすれ違う、最高に心が燃える状況ではないですか。
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