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『虎に翼』第109回 麻雀で決める
竹もとにて桂場はまた梅子のあんこ判断をしています。具体的に何が駄目か指摘するべきだと塩対応だけで済ませる桂場を見ていると思ってしまいます。ライアンはおいしいと思ったそうですよ。
桂場の策
寅子は最高裁事務局に相談しにいったところ、桂場が先に話していたとか。そのことに礼を言う寅子。寅子が面倒を起こさぬよう、根回ししただけだとそっけなく返す桂場。なんでも寅子たちが竹もとて決起した際、ライアンを竹もとに誘ったのも桂場でした。ライアンを盾にして会いに来たわけですね。
「桂場さん、この一歩を大切にします。確実に次の一歩につなげます」
そう寅子が語っても、仏頂面の桂場です。ライアンが桂場のおごりだからどんどん食べるように言っても、桂場はむすっとしているだけです。声を荒げるのもめんどくさいんですかね。
彼なりのやり方なのでしょう。正面切ってぶつかっても効果が出ないかもしれない。じゃあ迂回して進む。とはいえ、それを事前に伝えるのもめんどくさい。そのせいでこういう軍師じみた真似をしてしまうんでしょうね。お礼をいちいち言われるのも照れますよね。当たり前で一番効率的なことをしただけですから。よねはそのへんの機微を理解していそうです。彼らは理解されにくいタイプでしょうね。でも別にいちいち馴れ合う必要もないわけだし。桂場も、桂場も、自分を理解して見ていてくれてぶつかってくるから、寅子が嫌いじゃないどころか好きではあるのでしょう。
心の蓋が開いてこぼれる思い
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