法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

かなり難しそうな名誉棄損裁判で、一時期Colabo弁護団にも入っていた中川卓氏が代理人をつとめる被告が、暇な空白氏に対して勝訴したとのこと

 暇空茜こと暇な空白氏の代理人をつとめた小沢一仁氏は、インターネットにおける著名な名誉棄損事件を複数手がけてきた経験者だ。
あおり運転デマ拡散、元市議に賠償命令 被害女性の代理人「同じような事案の抑止力に」 - 弁護士ドットコム
 一方で中川氏は一年前から本格的に名誉棄損の勉強をはじめたといい、しかも予算の少ない法テラスでひきうけたという難しい立場だった。


名誉毀損訴訟はほとんどやったことがなくて、去年から本格的に学んでいるところなのですが、なかなか奥が深そうで興味深い。それはそれとして、結果が出てよかったですね。実は、勝訴するだろうとは思っていましたが、どのような判決になるかがちょっと予想しきれなかった。判決書は明日辺り公表予定。


まぁこのように、法テラス案件でも「これは受任しないとですね」と思うような依頼はあるので、法テラス案件は一切受任しないというのもずいぶん頑冥というか、相談内容によるのではないかと思う。私はなんだかんだで法テラス案件でもそれなりに受ける。(もちろん、費用的には厳しいのだが……)

 もちろん裁判は弁護士ふたりの能力だけでなく、事件内容などでも左右されるだろう。しかし勝って当然の事件で高い能力の代理人をつけながら負けたとすれば、暇な空白氏の置かれた状況がかなり厳しくなっているとも考えられる。


 ちなみに暇な空白氏がColaboを標的にしはじめた2022年9月ごろは、中川氏はツイッターで「アンバサだよ」というハンドルネームをつかう匿名弁護士アカウントだった。
 そして当時はColaboを擁護する弁護士は実名でも匿名でもよく揶揄の対象になっており、中川氏も例外ではなかった。そして暇な空白氏は自身の「認知プロファイリング」を根拠に、「アンバサだよ」が実際は弁護士ではないと推理した記憶がある。
 しかし中川氏が実名を明かしてColabo弁護団にも入り、現在まで実名弁護士として発言することで揶揄はさらにはげしくなって、かつて匿名アカウントだったことは忘れられがちだ。
弁護士への業務妨害等について、被害対策に関する金銭的支援のお願い|弁護士中川卓@法律事務所アウルの家
 そこで私は中川氏を見かけるたびに「認知プロファイリング」の精度の低さをしめす生きた証明と感じていた。あまり本筋には関係のない話ではあるが。