2024年 03月 09日
#VRChat で遊んでいたらブラック企業で働いていた話VRChatで3Dモデリングを始めたことをきっかけに、映像系とゲーム系どちらかの会社で働けるチャンスに巡り合いました。
わたしが選択したゲーム系の従業員10数名の小さな会社で3Dモデラーとして働いていましたが、1年半の我慢の末に自主退職しました。
ネットでしか見たことない絵に描いたようなブラック会社でした。
私が相談した信頼できる方の社労士には労災として訴えることもできると言われるほどでした。
わたしが選択したゲーム系の従業員10数名の小さな会社で3Dモデラーとして働いていましたが、1年半の我慢の末に自主退職しました。
ネットでしか見たことない絵に描いたようなブラック会社でした。
私が相談した信頼できる方の社労士には労災として訴えることもできると言われるほどでした。
**入社当初から問題全開**
- 入社直後に社長から「ウチは有給ないから」と告げられ、有給休暇が一切認められていませんでした。
(会社にはそんな権限がないので、無視して有給取ればいいんだけども)
(会社にはそんな権限がないので、無視して有給取ればいいんだけども)
- フルリモートワークで勤怠管理の仕組みがなく、日報の提案も「信用できない」と拒否され、「勤怠管理をするなら監視カメラを設置することになる」と脅されました。
(監視カメラは社長が見るんだろうか?暇だな)
(監視カメラは社長が見るんだろうか?暇だな)
- 残業代は支給されず、残業しないのであればそれなりの評価下すとパワハラを受けました。
- 就労規則や契約書、労働条件通知書もありませんでした。
- 社長は「ウチはブラック企業じゃない。社員を守るから」と主張するも、社員の何を守っているのか全く理解できませんでした。
**労働環境の悪さ**
- 社長が「いい感じにしといて」という慣習ついて批判するも、具体的な指示がなく社長自身がそれを行っていた。
- 技術向上のための時間外の勉強会に強制参加の社員がいたが無給で行われました。
- 女性社員がいる通話会議で社長が「セックスすると貯まる仮想通貨がある」などとセクハラ発言した。
- AIイラストのテクスチャへの利用はトレースしたら問題なしという謎ルールもありました。
- 会社の違法性はそっちのけで上場したいだとかクルーザーでパーティをしたいだとかH社やC社は赤字だなどとしきりに発言していた。
- 社員の大半はこの劣悪な労働環境に疑問すら持たず、問題視することはありませんでした。
**労基署への通報とその結果**
- わたしはモデリングの仕事は大好きだけどブラック会社で働くことは一切考えていません。
労基へ通報する前に今一度社長に是正の意思の有無を確認し、はっきりと「変えるつもりはない」との回答を音声通話で言質を取ったので労基へ匿名通報する事にした。
その結果、数カ月後に社長は態度を一変し、勤怠管理の実践や健康診断と有給の権利を認め、わたしのお陰で会社らしくなりました。
労基へ通報する前に今一度社長に是正の意思の有無を確認し、はっきりと「変えるつもりはない」との回答を音声通話で言質を取ったので労基へ匿名通報する事にした。
その結果、数カ月後に社長は態度を一変し、勤怠管理の実践や健康診断と有給の権利を認め、わたしのお陰で会社らしくなりました。
**会社の愚痴とその影響**
- 会社名を出さずに愚痴をTwitterのサークルメンバー限定公開のつもりで投稿したが、誤って全公開となりブラック企業肯定派社員の目に留まり会社側の社労士と話すことになりました。
(この時点で自分の会社の事だと認識する程度にはその行いまたは幇助に自覚があったと考えられる)
(そのようなツイートをしない為にもしばらくTwitterを開かないようにしていた時期があったが爆発してしまった)
- 社長の労基法違反にはだんまりで愚痴投稿だけを問題視する精神が理解不能。
- それまで存在しなかった就労規則が1週間後に突然公開されました。(急いで完成させたんだろうなあ)
- 社長は愚痴ツイートを訴えると息巻いていたらしいです。
(裁判になったとして会社の悪行が表に出るのは目に見えている)
**社労士との対話と最終的な決断**
- 社労士から「今の法律は労働者に有利すぎる」と言われ、法律違反しても仕方ないという態度を取られました。
(🤖<私じゃなくて監督官に言ったらいいのに・・・。)
(🤖<私じゃなくて監督官に言ったらいいのに・・・。)
- 投稿内容の一部が業務上知り得たことの漏洩として始末書の懲戒処分に当たるとされた。
何がどう漏洩に当たるのか社労士に説明を求めたが雑に流された。
そもそも会社を特定できる内容ではなく、投稿時には就業規則も策定されていなかったため処分自体が無効であり不当である。
そもそも会社を特定できる内容ではなく、投稿時には就業規則も策定されていなかったため処分自体が無効であり不当である。
- 精神的に参っていたのでさっさと書いた始末書の原因の項目を「就業規則が閲覧できる環境になかったため」として書き社労士がやんわりと書き直しを求めるがそれには応じず、そのまま自主退職の意向を伝えました。
- 最後まで会社から法令違反に関しての謝罪等は一切なし。
**後悔と教訓**
- 勤怠管理がなされていなかった期間の未払いの残業代も個人的に勤怠記録を取っていたので請求できたが、当時は精神的に限界で早く会社と縁を切りたかった為に早々に自主退職を決断した。
今思えば弁護士を付けてしっかり法の下で争うべきだったと感じています。これからもそうです。
今思えば弁護士を付けてしっかり法の下で争うべきだったと感じています。これからもそうです。
辞める際に離職票の請求をするも、なんと一度拒否されています。
辞めた後も在職中から請求していた離職票が2、3カ月間も貰えずハローワーク、労働基準監督署、労働基準局に問い合わせ相談した結果なんと社労士が処理を行っていない事が判明しました。
局から会社または社労士に離職票を発行するよう電話をしたそうですが、連絡が取れず最終的に局が督促状のようなもの(何状かは忘れた)を送付してやっと発行された次第。
この遅延行為は明らかに会社からの嫌がらせです。本当に最後の最後まで迷惑な犯罪組織でした。
数々の違法行為に苦しめられ謝罪の一つもありません。反社会的です。
私の愚痴投稿は軽率ではありましたが、モデラーをはじめとするクリエイターの皆様がこのような搾取に遭わないためにも私の体験を綴りました。
VRChatやTwitter経由で職業モデラー*になれるチャンスがあったとしても面接等でしっかり質問してまともな会社であるか見極めましょう。(難しいですが・・・)
そして何か少しでも疑念があればボイスレコーダーで会話、通話の録音やSlackやメールのやり取りの保存をしましょう。
VRChatやTwitter経由で職業モデラー*になれるチャンスがあったとしても面接等でしっかり質問してまともな会社であるか見極めましょう。(難しいですが・・・)
そして何か少しでも疑念があればボイスレコーダーで会話、通話の録音やSlackやメールのやり取りの保存をしましょう。
**プロモデラーとは**
*職業モデラー - 職業として3Dモデリングを生業とする人の事。
プロモデラーではなく職業モデラーと表現したのは、ただ対価としてお金を貰っているだけでプロを自負するのはあまりにもプロ意識に欠けていると考えているからです。
在籍中にプロ意識をもって仕事をしろと言われたが、あのような環境で業界に通用するプロ意識を育めるとは思えない。
正当な対価と評価の元で仕事をするのが真のプロではないだろうか。
正当な対価と評価の元で仕事をするのが真のプロではないだろうか。
最後にブラック会社とそれを肯定する労働者の根絶を心から願う。
by pa_poyo | 2024-03-09 20:02