いよいよ接種開始「レプリコンワクチン」…医師が本音で語った「期待と懸念」

新コロナワクチン「レプリコン」に期待と懸念

「重症化リスクのある人の多くがこのワクチンを接種すれば、新型コロナウイルスは、普通の風邪の原因である既存コロナウイルスと同じく、軽い疾患に変わります」

浜松医療センターの医師・矢野邦夫氏が語る「このワクチン」とは、アメリカのArcturus Therapeutics社が開発し、日本のMeiji Seikaファルマ社が製造・販売するレプリコンのことだ。

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10月1日から始まる定期接種で使われる、オミクロン株に対応した5製品では唯一、新たに認可されたワクチンとなる。

 

「レプリコンとは自己増殖という意味です。mRNAというワクチン成分が体内で自己複製するため、少量の接種で強力な免疫反応を引き起こせる。ファイザーやモデルナより効果が長持ちすると想定されています」(同前)

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