玉川徹の「そもそも総研」見たが、丸山穂高の「戦争発言」
の件では賛同できない。
丸山が酔っ払いの不見識な議員であることは分かるから、
擁護したくはないが、丸山を辞めさせようというのは違う
と思う。
丸山の発言が、憲法9条と99条と国連憲章2条4項に
違反しているから、国会議員を辞めさせるべきというのは、
根拠にならない「言論封殺」である。
ここで注意して欲しいのは、「言論封殺」というのは、
メディアや民間人が同調圧力によって個人の言論を封殺
することである。
一方、「言論弾圧」は権力が国民の言論を圧殺すること
である。この二つは違う。
① 丸山が憲法9条に違反したと言えるのか?
戦争放棄はあくまでも、権力が戦争という手段を行使
したときに憲法違反となる。
丸山が酔っぱらって吐いた言論で、日本という国家が
戦争を決断することは、現状200%ない!
② 憲法99条の憲法尊重義務は国会議員が守らなければ
ならないが、「話し合いだけでは北方領土は戻って来ない
のではないか?戦争という外交手段を採るしかないので
はないか?」という発言が、99条に違反しているとは
言えない。
それは憲法改正を示唆する発言として許される。
③ 次に国連憲章2条4項だが、これは国際法であるが、
ロシアはクリミア半島を武力でぶんどったにも関わらず、
罰が与えられていない。
そもそも北方領土は「日ソ不可侵条約」を破って侵攻
してきたソ連(ロシア)の悪が明白であり、日本固有の
領土である。
だが、ロシアは実効支配を強めるばかりで、返還の意思
など毛ほどもない。
丸山の発言には正当性がゼロとは言えない。
玉川徹は「反戦平和イデオロギー」の人で、つまり
「原理主義者」である。
原理主義者が恐ろしいのは、おのれの正義を全く疑わず、
反対意見を「言論封殺」する性質を持っているからだ。
国会議員たちが丸山を辞任させるようなことがあれば、
それは権力による「言論弾圧」になる。
わしは「言論封殺」にも、「言論弾圧」にも、絶対反対
する、確固とした個人である!