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現代漢字を甲骨・金文などの古代文字に変換できる「白川フォント」公開

2016.12.16 Fri2022.05.12 Thu

古代文字変換イメージ「神」の変換

立命館大学 白川静記念 東洋文字文化研究所(白川研)は、三菱財団社会福祉事業の研究助成によって完成した、「白川静記念 東洋文字文化研究所 古代文字フォント」(白川フォント)の無料公開を開始した。

本プロジェクトは、現代漢字を入力して検索ボタンを押すだけで、対応する古代文字(甲骨・金文・古文・籀文・篆文)が表示されるもの。古代文字の全収録数は4391字で、内訳は甲骨681字、金文1084字、篆文2593字、古文30字、籀文3字となっている。

例えば、今年の流行語大賞の「神ってる」から神という漢字の古代文字を表示させると、登録されている金文1・2と篆文-1の3パターンの古代文字の「神」が表示される。

「海」「山」「川」の変換
流行語大賞から「聖地巡礼」の漢字列検索での表示

登録されている文字は全てダウンロードが可能で、文章作成ソフトで利用できる。

白川研では、「本フォントの公開に際し、白川文字学に関わる研究や漢字教育などに広く活用されることを目的にフリーのフォントとして公開します」としている。

白川フォントのダウンロードはこちら

白川フォント 
url:http://www.dl.is.ritsumei.ac.jp/Shirakawa/search/ 
2016/12/09  
【本記事は一部記事内容を更新しています】

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