平成24年度医師臨床研修マッチング登録における事務手続きのミスについて(お詫びと対応)

2012年11月02日

医師臨床研修応募者ならびに関係者各位

慶應義塾大学病院
病院長 武田 純三


平成24年度医師臨床研修マッチング登録における
事務手続きのミスについて(お詫びと対応)


 平成24年10月25日、医師臨床研修マッチング結果発表において、本来、慶應義塾大学病院初期臨床研修の一貫コースプログラムで「マッチング」とすべき研修応募者1名について、当院の事務手続きのミスにより、マッチングシステムに登録されず、アンマッチとなり研修先が決定されない事態が発生いたしました。このことについて、ご本人はもとより、当院の医師臨床研修採用試験に応募された皆様に深くお詫び申し上げます。

1.経緯と原因について
 当該応募者1名から二次募集についての問合せがあり、確認の結果、マッチングシステムへの登録漏れが判明いたしました。
 原因追究のため、手続きの過程を検証した結果、以下のことが明らかとなりました。

(1)応募者の情報からマッチング対象とならない者の情報を除く際に、誤って連続した応募者の情報を削除し、当該応募者1名を漏らして一貫コース登録リストを作成していました。
(2)一貫コース登録リストを複数の担当者で確認することなく、誤ったままマッチングシステムに登録していました。
(3)本来登録すべきマッチング登録リストで照合が行われていませんでした。

なお、その他の誤りは認められませんでした。


2.再発防止策
 このような事態を招いたことを深く反省し、以下について改善、徹底してまいります。

(1)応募者受付からマッチングシステム登録までの全過程の記録を残し、登録すべき情報と件数を複数の担当者で確認の上、マッチングシステムに登録します。また、登録する情報は、当院の卒後臨床研修センター会議でも確認します。
(2)改善点を反映したマニュアルを作成し、関係者、関係部署への確認を徹底します。

 なお、この再発防止策は、今年度(平成25年度採用)の医師臨床研修二次募集の手続きより実施してまいります。


3.今後の対応について
 本来、マッチングとすべき応募者本人には全く非がなく、当院の事務手続きのミスによるものであることが明らかであるため、応募者への不利益を生ずることのないよう、あらためて、当該応募者1名を正式に「マッチング」といたしました。
 上記の経緯と再発防止策の提示を含め、平成24年10月30日、関東信越厚生局に報告するとともに、このことを厳粛に受け止め、今年度(平成25年度採用)の募集定員を5名減ずることをあわせて、関東信越厚生局に報告いたしました。
 このたびの事態について、ご関係の皆様に、ご迷惑をおかけしたことについて、重ねて深くお詫びを申し上げます。当院での研修を希望される方々には、ご不安を与えることのないよう、再発防止策を徹底し、信頼回復に努めてまいります。


担当:慶應義塾大学病院総務課