『虎に翼』第95回 不真面目でだらしない愛か
前回ラストで登場したのは、亡き優三がお守りに入れていた手紙。そこには寅子が次に進むために、弱音を受け止めてくれるだれかと歩んでいいと書かれていました。思えば優三は、疑問、不満、憤りを炸裂させる寅子の聞き役にまわっていたもの。そうやって吐き出さねばならない彼女の性質をよくわかっていたのでしょう。誰かが受け止めないと、限界を超えてしまうのだと。
みずからも険しい戦場にいながら、あんな小さな紙に思いの丈を書き、お守りにそっと入れていた優三。お守りを返せるのかもわからない。中を読んでくれるかもわからない。それでも彼は書かずにはいられなかったのでしょう。
お守りの中にあった手紙と、優未が必要だったもの
よろしければご支援よろしくお願いします。ライターとして、あなたの力が必要です!