NHK連続テレビ小説「おむすび」の第1回が30日、放送され、初回早々に朝ドラ恒例とも言える主演を務める橋本環奈の体を張った“水落ち”が視聴者を楽しませた。
通算111作目となる朝ドラで、平成元年生まれの主人公、米田結(橋本)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。待望の初回は、平成16(2004)年4月、福岡・糸島の糸島東高校に結が入学するところからスタート。その終盤、結が下校途中に突堤に座って海を眺めていると、小さな弟が大事にしていた帽子を海に落として泣きじゃくる声が聞こえた。一緒にいた兄は諦めるよう弟をなだめたが、結は見かねて思わず海にダイブ。水のなか、心の声で「うちは朝ドラヒロインか?」と自虐しながら帽子を拾って返してやった。
前作「虎に翼」でも、物語の中盤にヒロインの佐田寅子(伊藤沙莉)が川に転落する場面があり、連続でヒロインが水に濡れるという演出に朝ドラファンは歓喜。SNSには「来た~水落ち」「絶対飛び込むと思ったら案の定でした。朝ドラだもんね!(こういう展開すき)」「朝ドラあるある」「『朝ドラヒロイン、海に飛び込みがち』と思ったら、自分で言いおったw」といったコメントが殺到した。
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今作で制作統括を担当する宇佐川隆史さんは放送前に行われた取材会で、初回でいきなり「水落ち」シーンを入れたことについて「朝ドラが大好きだというラブレターみたいなものかなと思っている。物語が進むうちに『人を助ける、支える』というのがテーマに関わってくる。きっと私たちが物語を作っていくのであれば、入れるだろうという内容だったら、一番初めに見てもらおうじゃないかと思いがあった」と裏話を明かしていた。