馳浩知事が25日、都内の会合で能登半島地震に関し「障害のある方々など所得の低い方が1次避難所で滞留している」と述べていたことが分かった。知事は29日、県庁で報道陣に「言葉が過ぎた。表現に気を付けたい」と語った。
25日の発言は、被災地支援に活動した政府職員を集めて開かれた会合のあいさつであった。会合後は記者団に2次避難所について「言いづらいがホテルにいた方が楽。『もう自宅に戻れますよね』と言っても、なかなか戻るに戻れない人もいる」とも話した。
馳知事は29日、1次避難所の利用者について「所得が低い方が多くおられるのは事実だが、それだけではなく、健康の問題などがある」と述べた。23日時点で県内には54カ所の1次避難所が開設されており、計721人が身を寄せている。
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