「夜食べると太る」魚の養殖に応用、脂が乗って美味に 長崎大が研究
天野光一
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ダイエット本でよく見かける「夜食べると太りますよ」という警告。その仕組みを逆手にとれば、脂の乗った魚を短い期間で育てることができるのではないか。そんなユニークな着想の研究が、長崎大学水産学部で進められている。
取り組んでいるのは「時間栄養学」を研究している平坂勝也教授(46)。時間栄養学とは、「何をどれだけ食べるか」を重視してきた従来の栄養学の視点を変えて、「いつ食べるか」に着目した新しい学問だという。
人間であれば、朝食時にたんぱく質を取れば、筋肉が付きやすいという手法をアスリートが取り入れている。平坂教授は発想を転換して、その手法を魚に応用しようとしている。
実証実験は2022年に本格…
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記事中の「中性脂肪が増えるのは、夜の不規則な食事が体内時計のリズムを弱め、代謝障害を引き起こしている可能性が高い」というセリフが自分自身に突き刺さってきてつらくなりましたが、すごくおもしろく読みました。魚だけでなく人間にも当てはまるのであれ
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