『バンドやろうぜ!』“初”の公式イベント~BANYARO fes~【レポート】
たまおです。
音楽&ゲーム好きの間で話題沸騰!の「青春」×「バンド」リズムゲーム『バンドやろうぜ!』。2016年10月のリリースから約1ヶ月後の11月19日、“初”の公式イベントが行われました。今回はそちらのレポートをお送りします。
『バンドやろうぜ!』イベント~BANYARO fes~
開催日
2016年11月19日(土)
会場
ニッショーホール
出演
生田鷹司(BLAST:東雲 大和役)
小林正典(OSIRIS:高良 京役)
黒沢ともよ(Cure²tron:マイリー役)
蒼井翔太(Fairy April:鳳 葵陽役)
☆ヴォーカル4人が初の勢揃い!☆
当日は一気に真冬!?と思うような厳しい寒さとなりましたが、会場にはたくさんの熱い『バンやろ』ファンが集結。客席はぎっちり満席、関係者席も立ち見だらけの超満員!
本日の司会はお笑いコンビ、ゴールドラッシュのどいちゅーさん。そしてさっそく本日のゲスト、『バンやろ』各バンドのヴォーカルの皆さんが登場!全員それぞれのバンド衣装を着ていて、なんというか「本物だ…!」感が半端じゃあありません。
この4名が一堂に会するのは今回が初めてとのことですが、「皆さんは仲いいんですか?」との司会の問いかけに、「はい!」「さっき飴もらいました!(笑)」などと和みのトークで会場を沸かせてくれます。
バンドやろうぜ!やろうぜ
まずはゲストによるゲームのコーナーです。名付けて『バンドやろうぜ!やろうぜ』。
ルールは、一人ずつ抽選でリズムゲーム部分の難易度を決定。好きな楽曲でプレイし、パーフェクト率が90%を突破すると素敵なプレゼントがもらえるとのこと。
「家電がいいな!」「冷蔵庫がいい!」などと食いつくゲストの前に差し出されたプレゼントとは…
・ビックロマンチョコ
・焼肉券1万円分
・高級紅茶
・いちごチョコ
皆さんご存知の、ゲーム内にも登場する「各キャラの好物」でした!
※ゲーム内ではキャラにプレゼントすることで、キャラクターランクを上げることができるアイテムです
ゲームのトップバッターは蒼井さん。難易度を決めるのはなぜか外から丸見えの透明な抽選箱。見ずに引いたのはなんとEXPERT!のっけからすごい引きで会場は大拍手。選んだ曲は、もちろんFairy Aprilの「Storm flight!」。
「みんなに魔法をかけにいこう!フェアリー…GO!」
会場のみんなと一緒にコールしたあと、「俺もうしゃべらないからね!(笑)」と本気モードでプレイ開始。ホールいっぱいの手拍子の中、良い調子でプレイを終えた蒼井さんはややぐったりしながら「家でやるのと全然違うんだ…。でもみんなの手拍子が力になったよ!」とひと言、会場の笑いと大きな拍手を受けていました。
二番手は黒沢さん。
「僕、(箱の)中は見ないです」と言いつつ抽選箱の中身をガン見(!)で選んだのはEASY、会場にも拍手と笑いが起きます。選んだのはもちろん、Cure²tronの「メガメガトロン」。
「魅せるよ…キュアキュアトロン!」の生セリフに大きな応援の拍手!
EASYとはいえ、プレッシャーのかかる中で結果は見事フルコンボ。「やったー!!」と大喜びの黒沢さんに、会場も大きな拍手を送りました。
三番手は小林さん。
「EXPERT、EASYときたから…」と、ここでHARDをチョイス!さらに曲選択では特別楽曲※のタブをタップして客席から大きな拍手が。選んだのはOSIRISの「Desire」。
※イベント当日に実施されていたイベントの特別楽曲です
この曲はHARDでもかなりの難易度。出だしから大量に降ってくるノーツにゲストから「おお!」と驚嘆の声が上がります。完璧なプレイでしたが惜しいところでコンボ切れ!その健闘に大きな拍手が上がり「素直に嬉しいと思う…」と京ちゃん風のひと言を返し、再び大きな拍手になりました。
ラストは生田さん。
悪ノリするゲストによって問答無用でEXPERTに決定。「俺、手震えてるからね!あとスマホがでかい!」と会場の笑いを誘いつつ特別楽曲の「Shout for life」をチョイス。
曲が始まると、テンポの早さとノーツの多さに会場も改めて驚きの声が上がります。サビに合わせて歌う余裕の生田さんに、会場のみんなも曲に合わせて「オーライ!」と声を合わせます。
もしやフルコンボ?と思いきやラストのラストで痛恨のミス!「もうこれ俺一番で良くない?焼肉券がいい!」と素直な発言が飛び出しました。
そしていよいよ結果発表!
なんとPERFECTが90%だった方はお一人。「ということは…?」「まさかの…?」発表前からすでに笑いが起きる中、結果は黒沢さんの優勝!焼肉券をゲットです。
「本当に申し訳ない」と恐縮されていましたが、なんとPERFECTは98%の達成率だったとのことで、会場から大きな拍手が贈られました。
会場大爆笑!ショートストーリー朗読コーナー
続いて、この日のために書き下ろされたオリジナルショートストーリーの朗読コーナーです。
ヴォーカル4人が集結するイベントは今回が初ですが、なんとこの日初めて顔合わせしたゲストどうしもいるとのこと。そんなレアなメンバーでお送りするお話は、果たして…?
バンド読もうぜ!~『シークレットリハーサル』~
ストーリーの舞台は、とあるライブハウス。
ライブのためにやってきた大和、京、マイリー、葵陽の4人だったが、実はこの日のライブは別会場であることがわかる。そこで皆は迎えを待つ間、それぞれのバンドのメンバーになりきったリハーサルを行うことに…!
それぞれのメンバーになりきろうと苦戦する4人。
BLASTのベースの翼は女子が大好きで、たまに悪い顔をすると聞いた京。
京「(自分なりに悪を表現してみよう…)彼の地より出ずる漆黒が…」
大和「うん、だいたい翼だったぞ!」
葵陽「ホントに!?」
OSIRISのドラムの進は「生カツオでぶっ刺す」と指示を受けたマイリー。
マイリー「(天に向かって手を伸ばしたポーズで)生カツオ!!!」
京「…真面目にやってくれないか」
マイリー「もうドラムはやだー!」
Fairy Aprilのドラムの美郷はとにかく優しくて、見た目もかわいらしいと聞いた大和。
大和「うおおお!俺は、天下一かわいらしいドラマーだあああ!!」
葵陽「うん、一ミリもズレることなくただの大和くんだね…!」
Cure²tronベースのユキホはおしとやかな美人と聞いた葵陽。
葵陽「(女の子にしか聞こえない声で)うふっ…私、ユキホ。今宵は私たちの音楽でメロメロになってくださいね…♪」
マイリー「予想外のクオリティ!!」
するとようやく迎えが近づいてくる。
葵陽「じゃあ行こう!今度こそ幸せの魔法を届けるか!」
マイリー「僕たちも、魅せちゃうよ!」
京「悠久の光、今こそ地上を照らしたまえ…!」
大和「待ってろ、ライブ会場のみんな!…全身全霊で吠えるぜ!BLAST!」
熱狂!ライブコーナー
朗読劇のラスト、大和の叫びからそのままBLASTのライブに突入!一曲目は「Dreamer」。
真っ赤なライトがステージを照らす中、大和のヴォーカルが豪速球のようにストレートに観客の心に届きます。アグレッシブで熱い、まさに炎のようなステージ。
二曲目は「Objection」。持て余すほどの情熱や生きる喜びまでも伝わってくるような、まさに“青春”を感じさせるBLASTの音が会場を熱く燃やしました。
続いてOSIRISのステージ。
ライブではお馴染みとなった「極彩色の魂を鳴り響かせよう――」との京のセリフで一曲目の「Voice」が始まります。
この日は普段定期的にライブを行っているOSIRISリアルバンドのメンバーではありませんでしたが、その世界観は健在。一見してクールでありながら、密やかに燃える情熱を秘めたヴォーカルとサウンドが会場を一気にOSIRISの色に塗り替えます。
二曲目は「Into the Madness」。もはや貫禄さえも感じるOSIRISの音。曲ごとにあらゆる感情と色を見せてくれる、まさに“極彩色の魂”が奏でる音が観客を酔わせました。
続くはCure²tron。
「魅せるよ、キュアキュアトロン!」のマイリーのセリフで始まる一曲目は「メガメガトロン」。一転して明るくポップでキュート、だけどかわいいだけじゃない力強さも感じられるサウンドが会場を満たします。
元気に飛び跳ねたり、サイリウムを振ったり、激しく踊ったりと思い思いのスタイルでステージを楽しむ観客たち。場内が元気でポジティブなパワーで包まれました。
そしてFairy Aprilが登場!一曲目の「Storm flight!」で、会場一体となってミントグリーンの嵐を巻き起こします。
ここまでのすべてのゲストがそうなのですが、歌に定評のある方ばかりということもあって本当に聴いていて気持ちがいい。ずっとこの歌声を聴いていたい、という気持ちにさせてくれるのです。
そんなFairy Aprilの二曲目は「スリルを頂戴」。早いリズムに乗せて、ひりひりと焦げ付くような感情が高まります。曲の最後では歌声がどこまでも伸びていき、会場から大きな拍手と歓声が上がりました。
すると葵陽が「これで終わったと思うでしょ?」と、続けて「雨天決行ガムシャララ」を披露!スクリーンにはPVも流れ、さらに会場を盛り上げます。
そして入れ替わりでCure²tron「ぐるぐるマジック」、OSIRIS「Darkness」、BLAST「Alternative」とCD化されていない曲が続けて披露されました。
それぞれ違った個性を持つ4つのバンド。けれど音楽への情熱はみな同じ。そんな彼らの熱い思いが確かに届き、こちらの胸も熱くなりました。
いつかぜひ、すべてのバンドが出演する対バンライブが見たい!きっと多くの観客がそう感じたであろうイベントは、大いなる盛り上がりの中で幕を閉じました。
Text by たまお
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