3月に続き、9月下旬にも計9人の新型コロナウイルス感染者を出した阪神の総帥が注目発言だ。5日に「4人まで、2時間以内」のチーム内規を破り会食をした福留孝介外野手(43)が謝罪。球団は「厳正に対処する」としており、球団が属する阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫代表取締役グループCEO(71)も事態を重く見ている。同グループのエンタテインメント事業において、宝塚歌劇と巨大看板を担うタイガースだけに、社内外への影響は計り知れない。本紙の直撃取材に「ルール違反は非常に残念。何らかのケジメが必要」と一喝した。(山戸英州)
--野球以外で、タイガースが世間から注目されてしまっている
「ルール違反があったのは非常に残念ですね。春先にね、例の件(※1)がなければ…。もちろん、一切の外食禁止にしている球団があるのは聞いているが(阪神は)名古屋、広島遠征時に月に1回、個室で4人までのルールを決めて認めていた。これが甘いかどうか僕は分からない。
春先にああいう問題を起こしておいての今回。管理責任があったと言わざるを得ない。いろんな報道がありましたが(感染した)本人たちの事情、聞き取り、なぜルール違反が起きたのか。まだ調査が必要。ただ、あまり時間を置くとよろしくない意識はある。できるだけ急ぐよう、指示はしています」
--今年、チームはコロナ以外にも週刊誌を騒がせたことが複数あった。グラウンド外で騒ぎが続くことをどう思う。