【高速道路】110キロで
転倒しました。海外でバイク
事故のリアル現場
【 04 #ふぐオーストラリアツーリング】
何があった、ねこかず?!
いつにもない真面目な語りの
ねこかず君だ。
襲って来たのはウォブルか?
シミーか?
110とは言ってるが、たぶん
120あたりだったのでは。物
理的によく発生する領域。
別な要素でも多くの何かが
ある120km/hだ。本当に120
界隈には何かがある。
別要素の一例では、インカム
は120を超えたあたりから通
話に雑音が多すぎて使えなく
なる。風切り音が一挙的に増
大するのも120からだ。
峠などでは、80km/h旋回レベ
ルのコーナーを抜けて立ち上
がりでスロットルを開けてす
ぐに来る速度領域。
また、峠で中高速コーナーで
は突っ込んで旋回して行く時
の速度域だ。三原市の落合渓
谷の連続90度コーナーなどは
それ。
サーキットでは120は低速域
(ヘアピンの70km/hは超低速
域)だが、公道の峠では120
の速度での旋回は中~高速域
になる。
(あくまでも類別的物理特性
の話。道交法云々の別問題の
話などはしていない)
前輪が揺れ始めた時(一瞬であ
っても)、全身を巧みに使った
抜重とパワーオンで前輪を持
ち上げて対処するテクニック
が使えないモデルはクリアが
きつかも。
1980年代のWGPではよくト
ップライダーたちが前輪を軽
くリフトさせるシーンがある
が、あれはミスリフトではな
い。多くはウォブル対策で立
ち上がりで揺れ発生時直後に
瞬時に前輪荷重を抜くために
やっている。ハイサイド発生
直前の時のリア抜きと同じよ
うな対処法の理論的技法を使
って。
ウォブルやシミーの時にスロ
ットルを戻したら大変。
フロントは一気に大揺れにな
って足払いを食らったように
前からすっ飛ぶ。
私もコースだけでなく公道で
も何度かなった事があるが、
記憶に強く残っているのは
桜田通りで五反田を上りで
坂を抜けての高輪左コーナー
で1984年秋に発生させた大揺
れだ。振り落とされそうにな
った。それはフロントリフト
でクリアした。
次に大きなウォブルで記憶に
あるのは2019年6月のR182の
右コーナーから高速左コーナ
ーへの切り返しで発生した。
これも荷重を抜いてフロント
を少しリフトさせてクリアし
て次の高速左に入って行った。
その他小さなウォブルやシミ
ーは結構しょっちゅうある。
トロトロと左側にそってトロ
ッコ走りをしていたらそうし
た現象は起きない。
私の親友のMCメンバーもよく
行く近所の峠でZ900RSでウォ
ブル発生。どうにか抑えて転
倒せずクリアしたが、ハンド
ルエンドのウエイトが片方す
っ飛んで行方不明になってい
た。本人もよく転倒しなかっ
たと語っていたが、昔コース
ライダーだったから対処でき
たのだろう。
コースでは微細なものから多
少大きなものまで本当にしょ
っちゅうある事だからだ。
怖いのは、マシンのステム周
りとホイールベースとスイン
グアームの設計的同調が取れ
ていない「不完全」な機種で、
ドン突きによってフロントが
一瞬暴れて即足払いで転倒す
るケースだ。
というか、最近の国産二輪の
レーサーはほぼそれ。
多分、公道市販車の設計フォー
ムも同じ設計思想基軸なのでは
なかろうか。
ねこかず君、たいした怪我が
なくて本当によかった。
たぶんNSRで発生したら対処
できていただろう。
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