『バンドやろうぜ!』OSIRISワンマンツアー“Re:incarnation”@札幌ペニーレーン24 10.19【LIVEレポート】
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OSIRIS二度目のワンマンツアーとなる“Re:incarnation”もいよいよ後半。今回は2017年10月19日に行われた北海道公演、札幌ペニーレーン24で行われたライブの様子をレポートする。
OSIRIS初上陸となる北海道。おそらく彼らの演奏をライブで聴くのは今回が初めてという観客も多かっただろう。普段とはまた少し違う、けれど日本全国どこであっても変わらぬ熱量の高まる中、轟く雷鳴と鐘の音とともに幕が開いた。
圧倒的な歌唱力でカリスマすら感じさせる高良京役の小林正典、がっちりと観客の視線を捉えるレイ・セファート役・瑠、フロアを煽るように飛び回る来栖真琴役・カゴメ、そして時折歌詞を口ずさみながら骨太のサウンドですべてを支える小金井進役・バタヤン。生の彼らの放つ迫力に圧倒され、場内いっぱいに悲鳴にも似た歓声が響き渡る。初めての土地ということでどのような反応が返ってくるか読めないところもあっただろうが、序盤から場内を大きく揺らすほどの白熱ぶりは、むしろ初めてライブを行う土地だからこその熱い歓迎のようにも思われた。
「帰ってきました、札幌」
北海道出身である小林の言葉に、フロアのあちこちから「おかえり!」とあたたかい声援があがる。そして曲が始まれば一転、演者と観客のあいだで繰り広げられる、両者どちらも引かない熱量のぶつかり合い。けれどそれはいつしか、この日のライブを忘れられないものにしたいという双方の思いが大きな熱の塊となり、会場すべてを包み込むように膨れ上がっていく。
本ツアー各地で披露されている“ご当地カバー曲”、今回はGLAYの「口唇」。「予想していた人も多かったかもしれないけど、GLAYは昔からすごく好きだったので…」と小林が思い出を語る。ラウドなナンバーでひとしきり会場をヒートアップさせたのち、今度はメンバーがステージ前方に揃い、今回のツアーで初めての試みとなるアコースティックバージョンの楽曲を披露。ステージから吐息すら聞こえてきそうな静けさの中、心に沁み入るように寄せる美しい音の波に、場内の空気がドラマティックに移り変わる。
「僕らはまだまだ始まったばかりです。これからもっともっとみんなを新しい世界に連れていくから…みんな、ついてきてね」と小林がつぶやく。そして「少し大きい声出していい?」と断り、「札幌に来られて良かった!」と叫ぶと、オーディエンスは大きな拍手とともに「ありがとう!」の歓声で応える。ライブ後半の怒涛の勢いで繰り広げられる展開に、再び場内は熱気の渦に包まれていった。
アンコールでは、本編で身につけていたツアーヴィジュアル衣装から変わって全員がTシャツ姿で登場。演奏時から打って変わって、普段の彼らの姿が垣間見えるかのような和やかなMCコーナーでは、ツアーの追加公演として決定した沖縄について「ツアーファイナルというより、エクストラステージ?ちょっと違う感じになるかも」との気になる発言も飛び出した。
そしてアンコールラスト、再びすべてを燃やし尽くさんとするかのような迫力のパフォーマンス。観客も一体となってその熱に身を委ねる。初めての地、初めてのライブ、いまここにしかない瞬間。それはいつまでも消えない炎となって、ここにいたすべての人の心の中で燃え続けるのだろう。
最後に4人のメンバーはしっかりと手をつなぎ、全員に向かって深く感謝の礼をした。そして、「また必ず帰ってくるから!」と宣言し、ステージを後にする。大きな拍手と歓声に包まれた会場、肌寒い冬の札幌が、熱く激しく燃えた夜となった。
OSIRIS
Vo.高良京役 小林正典
Gt.レイ・セファート役 瑠
Ba.来栖真琴役 カゴメ
Dr.小金井進役 バタヤン
OSIRIS 2017年秋全国ツアー“Re:incarnation”
10月6日(金) 福岡 BEAT STATION
10月8日(日)/9日(月祝) 大阪 バナナホール
10月12日(木) 名古屋 ELL.
10月19日(木) 北海道 PENNY LANE24
10月21日(土) 宮城 LIVE STUDIO RIPPLE
11月1日(水) Zepp Divercity Tokyo
追加公演
11月26日(日) 沖縄 桜坂セントラル
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OSIRIS初のファンミーティング決定!
日程:2017年12月29日(金)・1部15:00開場/15:30開演 2部19:00開場/19:30開演
開場:下北沢GARDEN
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梅田Zeela 4th ANNIVERSARY出演決定!
日時/会場:11月22日(水) 梅田Zeela
出演:OSIRIS/Pulse Factory
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Text by たまお
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