閉校の中学校 生徒たちが収穫したワカメをパック詰め 大船渡

ほかの中学校と統合され、今年度かぎりで閉校となる大船渡市の末崎中学校の生徒たちが、自分たちで収穫したワカメのパック詰め作業を行いました。

末崎中学校の生徒たちは20年以上にわたって授業の一環で、特産のワカメの養殖や販売に取り組んでいます。

9日は、ことし自分たちで収穫したワカメおよそ155キロを地元でワカメ養殖をしている人に教わりながらパック詰めしました。

生徒たちは初めにワカメの重さを量り、種類に応じて160グラムや400グラムずつ袋に詰めました。

この袋には、生徒と地元の養殖業者が写った写真が貼られ、「末崎のわかめは笑顔のもと」となどと書かれています。

9日はおよそ900袋を仕上げていました。

末崎中学校は大船渡中学校と統合するため、今年度かぎりで閉校となり、ワカメのパック詰め作業はことしが最後となりました。

生徒たちは「感謝の気持ちを込めて頑張りました」とか「自分たちが最後だから、今までよりもよいものを作ってお客さんを笑顔にしたい」などと話していました。

9日、パック詰めされたワカメは、ことし9月に実習として生徒たちが盛岡市内で販売するということです。

岩手のニュース