閉校する小学校で校歌を児童と地域の人が一緒に歌う会 九戸村

少子化が進む中、九戸村では現在5つある小学校が来年度から1つに統合されます。
そのうちのひとつ、伊保内小学校では、長く歌い継がれてきた校歌を地域の人たちなどと一緒に歌おうという催しが開かれました。

伊保内小学校で開かれた「校歌を歌う会」には、全校児童のほか保護者や地域の人たちが訪れ、はじめに尾崎尚子校長が「みんなの力をひとつにし、いつまでも心に残る伊保内小学校校歌を歌う会にしましょう」とあいさつしました。

このあとは児童たちが思い思いに校歌の中の自分の好きな歌詞などを発表しました。

そして、最後に、訪れた人たちと一緒に校歌を歌いあげました。

九戸村では少子化が進み、村内に5つある小学校の児童数が今年度はあわせて195人と200人を割り込み、5つの小学校は今年度で閉校となり、来年度から新設される九戸小学校に統合されます。

伊保内小学校の児童会長の桂川想士さんは「緊張したけど成功してよかったです。少し悲しいですけど、学校が新しくなるということでうれしい気持ちもあります」と話していました。

また、会場を訪れた伊保内小学校の卒業生だという男性は「校歌が本当に大好きで、歌詞も大好きなので歌いに来ました。統合しても伊保内魂を胸に誇りをもって頑張ってほしいです」と話していました。

岩手のニュース