「こわかった…」少年が一人で抱えていた苦しみ

母親
「時間はどれくらいだった?」
男子児童(当時8歳)
「20分、15分くらい。あんまわかんない…とても言いにくいけど、パクされて、パクされて、自撮りしてからちょっと…」
母親
「自撮り!?自撮りというのは…」
男子児童(当時8歳)
「ううううう…」
母親
「えらいえらい、よく言えている、頑張って言えている。えらい。きみ闘っているね。(男が)パクしているところを自撮りしていたってこと?」
男子児童(当時8歳)
「それは確か」
母親
「そっか、よく言えたね。その時ほかの子は?」
男子児童(当時8歳)
「全員寝てた」
母親
「ほかの子はされてない?」
男子児童(当時8歳)
「されてない。でも(自分は)そのことでいっぱいで寝られなかった…」

被害を受けてから9か月、たった一人で抱えていた苦しみ。

少年は最後にその想いを、母親に伝えました。

男子児童(当時8歳)
「犯罪になる?ならない?」
母親
「(男子児童)はどっちがいいの?」
男子児童(当時8歳)
「許せない」
母親
「許せない。言えなかったのなんで?」
男子児童(当時8歳)
「こわかった…」
母親
「そっか、そうだよね…ママに言ってくれてありがとう。安心して寝てね」

両親は警察に相談。男は逮捕され、2023年に懲役4年の実刑判決が確定しました。