グローバル企業から国内スタートアップへ。元エンジニアとして見た景色。【入社エントリ】
はじめまして。FastLabel株式会社の伊藤と申します。2022年5月に入社し、現在はAI Data Operation部門で現在はアノテーションサービスを提供しております。
このエントリは以下のような方にオススメです。
未経験だけどAI分野に興味がある方
エンジニア職を経て新たな経験を積みたい方
社会人経験が長く、今からスタートアップってどうなんだろう?と思っている方
株式会社ワークスアプリケーションズに新卒入社
大学時代に受けたインターンシップを経て入社。会計のERPパッケージを開発する部門にエンジニアとして配属されました。 プログラミングの経験はありませんでしたが、元来ものづくりが好きなこともあり、必要な機能を自分で考え・自分で作ることが出来る、ワークスアプリケーションズでのエンジニアとしての働き方はとても面白かったです。
弊社の創業者・鈴木とも、転属後に一緒に仕事をするようになり、開発スピードの速さや、新しい技術を使ってどんどんと問題解決していく姿を目の当たりにしました。
また、自身で小さなチームを持つようになった頃、もう一人の創業者であるCEOの上田が新卒入社で配属されてきました。当時、新卒メンバーは入社後に課された課題を突破した順に部署配属となっていましたが、上田は私が知る限りで歴代最速で部署配属され、配属後も期待以上の役割を担って活躍していました。 創業者の二人との出会いは、ワークスアプリケーションズの経験の中でも印象深いですね。
また、チームメンバーが私以外全員外国人という中に身を置いて仕事をする機会があり、当初は挨拶程度しか話せなかった英語も、コミュニケーションを取れないと仕事が進まないという、ある意味スパルタ的な環境では必要に駆られて伸びるものなんだな、と実感しました。
グローバル企業への転職
ワークスアプリケーションズで外国人メンバーに囲まれて仕事をした経験から、グローバルな環境で仕事をする事にも興味がわき、2018年にアメリカに本社を置く外資系企業へ転職しました。
小売業の店舗在庫管理を行うシステムを提供する部門で、お客様先に常駐しながらプロジェクトマネージャーを務めていました。主にコミュニケーションを取る開発部門はポルトガル、上司は韓国やシンガポール、アメリカなどにおり、言葉も文化も違う中で、お客様のために自分がどう動けるか、自社メンバーにどう伝えるべきかを考えるのは、苦労する部分も多かったですが、人と人とを繋ぐ役割には開発職とはまた違ったやりがいを感じました。
FastLabelとの出会い
担当していたプロジェクトが落ち着いてきた頃に、鈴木・上田からFastLabel創業の話を聞きました。正直、最初はAIの知識が少なく『アノテーション』と聞いても「???」というレベルでしたが、何度か鈴木・上田と話をする中で、AI開発におけるアノテーション領域の重要性について認識を深めていきました。
私はFastLabelの中では比較的社会人歴が長い方なのですが、『仕事も安定してきた会社で更に経験を重ねていくか』、『新たな分野でスタートアップに飛び込むか』を選択するのは悩ましいところでした。(実際一年半悩みました。。。)
ただ、ワークスアプリケーションズで創業者二人の活躍を間近で見ていた身としては『この二人と一緒なら、面白い仕事がまた出来そうだな』と想像できたことや、これから益々熱くなるであろうAI分野のインフラとも言えるアノテーションに興味がわいたことから、入社を決断しました。
FastLabelでの仕事
実際どうだった?
入社一日目からプレスリリースを書く仕事を任されたり、プラットフォーム『FastLabel』の営業を行ったり、入社当初は『誰もやらないところを私がやる!』という正にスタートアップ感満載の日々でした。
入社して日が浅い頃、少ないメンバーでも効率良く、高品質のアノテーションデータをデリバリーするために、『こういった機能が自動化できたら良いのに』と開発チームに相談したところ、一晩で自動化を実現してくれた事がありました。
お客様の課題解決のために出来ることを、サービスデリバリーのチームだけではなく、開発も常に目指していることや、その実現のスピード感、技術力に本当にワクワクしました!
当社のバリューである、”Customer Geek”、”Issue Driven”、”No Buts”は、それをよく表していると思います。
※FastLabelのパーパスやバリューについてはCEO上田のnoteをご覧ください!
現在の仕事
現在はAI Data Operationという部門で、アノテーションサービスのデリバリーを担当するチームや、当社アノテーションチームのマネジメントを担当しています。
アノテーションサービスを利用されるお客様は技術者の方も多く、これまでの経験を元に、エンジニア目線・プロジェクトマネジメント的観点の双方から、お客様にFastLabelとしてどういった価値を提供できるかを常に考えるよう意識しています。
Project Management Office(PMO)
アノテーション業務を代行して実施するサービスを提供しているユニットです。FastLabelでは製造業を始めとして多種多様な業種のお客様にアノテーションサービスをご利用頂いていますが、一口に「アノテーション」と言っても、その対象も動画・画像・テキスト・音声・3D点群など、お客様によって様々です。
また、「画像」であっても、対象物のラベリングの仕方は矩形で囲ったり、セグメンテーションとして領域を塗りつぶしたり、人体の各所にキーポイントを置いたり、お客様の求める教師データの形によって多岐に渡ります。
デリバリープロジェクト進行を担当しているのはPMOに所属しているメンバー達ですが、私自身が開発者出身であるように、メンバーが経験してきた職種もコンサルタント、営業、英語講師、シェフなど、バラエティに富んだ背景を持っています。
各々の経験を活かせそうなお客様のプロジェクトへのPMアサインを検討する他、アノテーションサービスに関する知識や経験が無いメンバーでも、お客様に安心してサービスをご提供できるようにオンボーディングを行ったり、PMメンバー間の情報共有を積極的に行っています。
PMO - ここが面白い
お客様の業種も扱うデータの内容も幅広く、プロジェクト進行には大変さや難しさもありますが、お客様自身でもアノテーションの難しさを感じていらっしゃる場合など、プロジェクトを完遂した時には感謝のお言葉を頂戴する事も多く、PMOのやりがいを感じられるポイントだと思います。
Resource Management Office(RMO)
FastLabelでは、質の高い教師データを安定的にお客様にお届けするために、アノテーションを担う専門チームを備えています。多種多様な種類の教師データを作成するご要望にお応えできるよう、常にチームメンバーの拡充と作業レベルを上げるための教育を実施するなど、RMOではアノテーション業務に関わるリソースの管理・教育を行っています。
RMO - ここが面白い
様々な業種のお客様からご依頼頂くFastLabelだからこそ、それに携わるアノテーションチームも幅広い業務知識とアノテーション経験を身に着けることができます。
当社で開発しているプラットフォーム『FastLabel』を用いてアノテーションを行う中で「こんな機能があったら、もっと素早く・正確にアノテーションが進められそう」というようなアイデアを開発者に伝えて、アノテーション機能に反映されるといったことは、FastLabelならではの働き方でもあります。
最後に
FastLabelに入社して以来、スタートアップのスピード感で仕事が出来るのは、大変ながらも面白い毎日です。
これまで社会人歴が長い人でも、これまでの知見を活かしながらも、きっと今までになかったようなスピード感や業務範囲を経験できると思います。
最先端のAI開発に貢献できるアノテーションサービスって面白そう!お客様に喜んで頂ける価値を提供したい!など、少しでも興味を持って頂けましたら、私宛(@ito_yr)にお気軽にご連絡ください!
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