スポーツ異聞

「がに股打法」元中日の種田仁容疑者の転落人生 現役時代は「のむ、打つ、買う」

【スポーツ異聞】「がに股打法」元中日の種田仁容疑者の転落人生 現役時代は「のむ、打つ、買う」
【スポーツ異聞】「がに股打法」元中日の種田仁容疑者の転落人生 現役時代は「のむ、打つ、買う」
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プロ野球の現役時代、ひょうきんな「がに股打法」で知られた種田仁容疑者(45)がスピード違反をしたとして、道交法違反(無免許・速度超過)の疑いで逮捕された。一級の「代打屋」としても本領を発揮、ここぞというときに頼りになる男だった。寡黙で表情を出さない脇役だったが、「のむ、打つ、買う」を標榜し、現役時代からその金銭感覚が疑われることがしばしばあった。球界を震撼させた脱税事件でも取り沙汰されたが、起訴は免れた。球界のトラブルメーカーにつけるクスリはなかったようだ。

逮捕容疑は、11月21日午後3時20分ごろ、岩手県一関市で、法定の最高速度(時速50キロ)を超えてライトバンを無免許運転した疑い。岩手県警によると、内装業の営業で運転していたが、実は免許停止期間中だった。本人は「免許停止は明けていると思っていた」と話している。

引退後、楽天の星野監督に請われてコーチに就任したものの、2012年1月、一身上の都合で自主退団となった。退団の理由は判明しなかったが、かつての1億円プレーヤーからサラリーマンに転身。その間、プライベートでは家庭不和まで飛び出し、借金がかさんで自己破産まで経験した。

中日時代の同僚、愛甲猛氏は「ロッカーで競馬、競輪、競艇、パチンコの新聞や雑誌を読んで研究していたけど、麻雀でも気の毒なぐらいカモになっちゃう。弱いくせに高い役で上がろうと頑張ったり、でかい夢見ちゃうのね。それで負けが込み始めると目がまじになる」と「週刊新潮」2015年7月2日号「自己破産したガニマタ打法」で証言していた。

逮捕時「住所不定」だった

警察発表によると、逮捕時の種田容疑者は会社員ながら「住所不定」。勤務先は宮城県にあったが、自宅はなく住居を転々としていたようだ。引退後も荒れた私生活と自分に甘く、だらしのない性格は直らず、女性関係でもトラブルは絶えなかったという。

上宮高時代は元木大介(元巨人)と三遊間を組んで、中日時代は星野監督の叱られ役として知られた。「監督のおもちゃ」と揶揄されながら、叩かれては1軍に上がってきた。夕刊フジ(1991年8月9日発行)によると、好きな女性は「うそをつかない人」だという。常に叱ってくれる鬼軍曹がいないと、どこまでも転落してしまうタイプなのかもしれない。

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