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ローマ帝国滅亡に新解釈
排他主義まん延で自壊? 変容説との議論 活発に
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5世紀に滅んだローマ帝国(西ローマ帝国)に関する研究が盛んだ。「衰退・滅亡でなく新たな社会に変容した」という「変容説」が一時期学界で有力になったが、近年「やはり異民族の侵入で滅亡した」とする「衰亡説」が巻き返している。衰亡説の中でも帝国内の排他主義を原因とみる「自壊説」も登場。衰亡をめぐる議論は、現在の国際情勢を考える上でも参考になりそうだ。
「21世紀のローマ帝国衰亡史」として注目を集めるのが...