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【㊙️】ブロッカーの考え方を極める方法

こんにちは、SHARKunです

今回は文章のみですが非常にポーカーをやる上で大事な要素として挙げられるブロッカーについて解説したいと思います。

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まずブロッカーとはなんなのか。ブロッカーには2種類あります。ポジティブブロッカーとネガティブブロッカーです。

ポジティブブロッカーは何か?これはシミュレーションによりますがよく用語として用いられる言葉がナッツブロッカーという単語です。
すなわちナッツになっているハンドレンジの一部を自分が抑えているという考え方で大丈夫です。

ではどのようなシチュレーションでポジティブブロッカーが使われているのか。

例えば、


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このシチュレーションにおいてリバーの時のナッツは67になります。自分のオープンのポジションによりますが、例えばbbのディフェンスの場合67スートはレンジに含まれています。しかし、utgのポジションの場合は67はスーテッドしか含まれておらず人によってはスートもフォールドする場合があります。すなわち66で67をブロックしてはいるものの、67を主張できるポジション、レンジはあるかを考えるのが第一です。

私は大半の人がブロッカーを本当の意味での理解をしてる人がほとんどいないんじゃないかと思います。
なぜブロッカーについて理解が薄いと私は思っているのか。

これは第2の理由です。いくらブロッカーを使ってナッツをブロックしていたとして、結局ブラフで打った場合相手が降りてくれなきゃ意味がありません。なので次に考えなければ、しなければいけないことは、ブロッカーを使ってブラフをした場合相手が降りるレンジはあるのかどうか、それが多いのかどうか考えることが必要です。

例えば


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このようなシチュレーションでリバーでブラフをした場合相手がAxを持っていた場合ブラフとしては良いとしても相手がもちうるハンドAの強いレンジをブラフで下ろすことができるのか。おろせない場合はいくらナッツをブロックしていても期待値が上がりません。すなわち私が言いたいことはブロッカー理論とはナッツや強いレンジをブロックしている、まだ抑えていることは一種の情報でしかなく肝心なことはそのハンドを主張した場合おろせるレンジがどれほどあって、期待値がどれほど大きいかと考えてプレイすることが大切です。
ではブロッカーのメリットデメリットは何か、メリットはブラフが通しやすくなることです。もちろん情報に過ぎないのですが、相手がそのレンジを一部持っていないとわかるだけでもブラフは通りやすく、成功率も上がります。デメリットは多用し過ぎてブラフがキャッチされてしまう。意図を分からず大きなブラフをしてしまうということです。

もう一個事例をあげておきます。


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BTN→自分 HJ→相手

HJ ???
BTN Ac 8c

プリフロップ

HJ 3BB
BTN call

BBまで降りてヘッズアップ

フロップ 7.5BB

HJ 2.5BB
BTN call

ターン 12.5BB

HJ 7.5BB
BTN 23.5BB raise

このレイズにHJのプレイヤーが降りてくれれば理想通りの流れです。

このレイズの自分が主張するバリューは89sのストレートです
A8sによって89sの8のブロッカー理論でナッツを主張できます

例えばターン23.5BBのレイズにHJコール止め

リバー 59.5BB

BTN  バックスタック71BBがリバーオールイン

リバーオールインとは言っても例えばスケアカードのダイヤ、ショーダウンができてしまったエースなどが落ちた場合はオールインではなくリバーはチェックになります。

ダイヤが落ちた時のチェックの理由はターンの相手のチェックレイズのコールレンジにフラッシュがあるのでオールインしたとして降ろせるレンジがリバーのダイヤによって結構消えた

A落ちた時のチェックの理由はショウダンバリューがあるハンドで打つ意味がない。オールインしても強いところにコールされて、弱いところには降りられてしまうからベットしてもメリットが全くない。

それ以外のカードが落ちた時は基本的にオールインになります。

また別のシチュエーションですが

ターン BTN 23.5BBに対して HJ 87BBのオールインがきた場合は
ターンはフォールドです

よく初心者でいるのが Ac 8c ナッツフラッシュドローでガットがついてるハンドでオールインにコールする方がいますがレイズにレイズオールインに対してのオッズは絶対に合わないです

オッズの計算をするのですがターン23.5BBに対して87BBのオールインが来た時にBTNのこの時のバックスタックが71BBあります、71BB払って201.5BBを獲得できる必要勝率は35.2%

ターンリバーの2倍4倍の法則から捲り目があるカードがクラブ9枚と9のクラブを除いた9の3枚合計12枚なのでリバーのみでみると2倍してみると必要勝率24%、約11%も足りないですね

次にネガティブブロッカーのお話をします。

これはかなりレベルが高い内容なのでゆっくり読んでくださいね!

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シチュエーションはJOPTのトーナメントで 200 400 400のブラインドでの仮定でお話しします。

BTN (30000点持ち)のプレイヤーが800のレイズをしました。
SB(12600点持ち)であなたがKQを持っていてBTNのレイズに2600の3BETをしました

それに対して、相手がコール

フロップ 6000

Ad 9c 4s

フロップでSBのあなたがポット6000に対してベットをするかチェックするかのアクションを考えるわけですが

基本的には

そんな時にどうやってチェック、ベットを使い分けるかっていう話にブロッカーというのが役立ちます。
(アクションの使い分けにブロッカー!)

ここでクイズ形式でお話ししようと思うのですが

もしSBのあなたが

KsQs
KdQd
KhQh

みたいなカードを持っていた場合にフロップでベットしたら一番損なのはどれだと思いますか?

答えは
KQhですよね

理由はフロップでハートが落ちていないので、ターン、リバーのランナーランナーフラッシュができる可能性がないからです

では次の質問

KsQc
KdQc
KhQc

のオフスーテッドのお話に入ります。

この中でベットをしたら一番そんなのはどれ?理由が二つあるので考えてみてください

まずハンドの答えはKhQcです。

なぜか?

理由一つ目は例えばKdQcを持っていた時にランナーランナーでダイヤダイヤが落ちたら自分がKダイヤ一枚持ちのブラフができる可能性があるから

理由二つ目の方がかなり大きい理由で

フロップのベットで相手を下ろすことが大事ですよね?

相手のKハートのスーテッドはフロップでフォールドする(ランナーランナーフラッシュの可能性がないため)という事

KhQhやKhJhやKhThなどのハンドはフロップベットされたらギブアップします

つまり!!
Kのハートを自分が持っていた場合相手の降りるハンドを減らしていないので打っても損だよという事です

KQsやKQdはフロップベットされてもランナーランナーフラッシュが可能性としてあるため額にもよりますが安ければコールできます。
Kのダイヤを持っていた方相手の降ろしたいハンドを抑えてないので(KhQhやKhJhやKhThなど)下ろせるコンボ数が多いです

このブロッカーの差はわずかです。
わずかな差しかなくてもこの差の積み重ねが長期的な勝敗を分ける。ということを頭に入れておいてください

わかりましたかね、これ結構難しいお話をしています。

では実践で使えるさらにハイレベルのお話をします。

フロップの続きの話に入ります

SBのあなたKQが1500のベットをしました。
そしたらBTNの相手がコールをしてきました

ターンで 7のダイヤが落ちました ポット9000

ターンでこのKQは諦めチェックという形をとったとします
すると相手もチェックしました

リバー Jsが落ちました ポットは9000のまま

ボードは Ad 9c 4s 7d Js

ここでまたクイズに入ります。

もし自分が

KcQs
KcQc
KdQd

を持っていたとして

この中でリバーで一番ブラフに適しているのはどれでしょうか?

答えはKcQcです

これは最初にお話しした通りかなりレベルが高い内容になっております。

聞いたらなるほど!と思うのでぜひみてください

よくブロッカーのお話をするときに、みなさん相手のハンドを消すことだけ考えるんですよ

Aのハートを持っていたら相手のAのハートを持っていない、だから降ろせる!みたいなことです

こういうリバーの狭いレンジ対狭いレンジの戦いになった時の場合、、、

"相手のフォールドするハンドをブロックしてない" ということが重要になったりするんですよ

これをネガティブブロッカーと言います

何がネガティブブロッカーかというと

根本的な考えとしてリバーで相手にフォールドしてほしいハンドを考えます

リバーで相手に降りて欲しいハンドってプリフロからのアクションを見た時にそんなにないんですよ

というのもSBでプリフロップ3BETをまずしてますよね。それにフロップでコールするBTNの相手のハンドとしてオフスーテッドっていうコンビネーションはあんまりなくて
スーテッドが濃厚になります

その中でさらに相手が降りそうなハンドがすごく限定されてます

それって何かっていうと9なんですよ!

とにかく9ヒットがすごく降ろしたいハンドなんですよ

向こうが持っている
9の持っているコンビネーションって何かっていうと絶対にK9とQ9なんですよ!

先ほど話した相手の持っているレンジとして考えられるハンドとして圧倒的に多いのがスーテッドと言いました。

ではK9とQ9のスーテッドを考えます

ボードで9のクラブが落ちているので

だから相手の持ちうる9のレンジとして考えられるコンボとしてあるのが

K9 Q9のスペードスペード
K9 Q9のダイヤダイヤ
K9 Q9のハートハート

の合計6コンボあります。

例えば自分がさっきクイズに出したKc Qsを持っていた場合って

K9 Q9のスペードスペード
K9 Q9のダイヤダイヤ
K9 Q9のハートハート

のうちQ9sのスートコンボが消えてしまいます 

6コンボ→5コンボになってしまい

降ろしたいコンボ数を消してしまいます

これがネガティブブロッカーです。

降ろしたいのにない!みたいな感じです

では先ほどあげたクイズのKcQcの場合だと

K9 Q9のスペードスペード
K9 Q9のダイヤダイヤ
K9 Q9のハートハート

のうちどれも降ろしたいコンボ数を消してないですよね

KcQsとKcQcの差は1コンボしかないが、このQ9スペードスペードに大きな価値があるということです

これがネガティブブロッカーの応用の思考法です。

この考え方を常にできている人は2000人に1人くらいしかいないと思います。

以上の説明した2種類のブロッカーを使いこなせるようにしましょう!

ただポーカーやっていくとブロッカーっていう言葉は超理論的ぽっく聞こえて、コールする理由やブラフする理由として多用している人がいるのですが
大前提として!ブロッカー効果の影響は、思うほど大きくはないということです。
ブロッカーは色々な理論を考えた最後に行き着く思考として覚えておくと使いやすいです。

簡単いうとアクションの選択をする際に、ブロッカーだけを考えたりブロッカーを最優先して理由づけをしない事ということです。

ダメな例

例1  フラッシュをブロックしてるからブラフしよう!

例2 ポラライズした自分のレンジの中で、真ん中にあるハンドをブロッカー効果があるからベットする!

例3 相手の強いハンドをブロックしているという理由だけで、コールする!

良い例

仮にリバーでベットする際、まず相手のプレースタイルを考察する。降りるプレイヤーなのか、降りないプレイヤーなのか?
その後自分がオープンしたポジション、それが3BETpotなのか、シングルレイズポットなのかそれを考え
フロップ、ターンのアクションでベット額から相手の想定されるレンジを考えて
どのくらいのベットをしたらそのボードを主張できるのかを考えてベットをする
この時に初めて自分がAのハートを持っているというブロッカーからナッツフラッシュを想定してブラフベットをする

こんな感じで考えられると完璧です。

以上が記事の内容になります、内容が濃いものなので何回も復習してくださいね。

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