埼玉県の男女共学化について
みなさんこんにちは。
高校生の視点stu_rskです。
今回は、最近ニュースで見聞きすることがある、埼玉県の高校男女共学化について考えること、思うことを書いていきたいと思う。
最初に言うが、筆者は現役の埼玉県立男子校に通っている。
そんな私の声を聞いてもらいたい。
結論
まず、結論から言うと私は男女共学化は反対である。
結論を言ったところで順に説明していきたいと思う。
経緯
まず今回の件の経緯を説明していく。
この件の発端となったのは、埼玉県教育委員長に寄せられた勧告書である。
趣旨としては、『男子高校に女子であることを理由に入学できないのは、女子差別撤廃条約に違反しているとして是正し、入学を認めるべきだ。』と言うものである。
埼玉県においては、以前にも同様の件があったようだ。
県としては、男女別学が女子差別撤廃条約に違反するとはすぐには言えないとしつつも、調査及び議論を行なってきた模様。
確かに、埼玉県の現状は、他県と比べて、男女別学校が多くなっている傾向がある。
具体的には県立男子校が5校 県立女子校が7校となっている。
この12校が占めるのは県内県立高校137校のうち8.8%である。
他県の状況
他県では、男女共学化の動きが勧められている模様。
具体例を示すと、平成13年4月時点で秋田県は7校、宮城県で22校
福島県は7校の、男女別学校が全て共学化が完了している。
群馬県や栃木県、千葉県でも共学化が進められている。
アンケートについて
埼玉県教育委員会は、勧告に対して検討にあたり参考にするためにアンケートを実施した。
対象となったのは、中学校・義務教育学校・中等教育学校・特別支援学校中学部の生徒や高校・中等教育学校の生徒、その保護者
である。
私も実際にアンケートに参加した。
ここでは、アンケート結果で筆者が注目したものを挙げていく。
埼玉県立の男女別学校に関するアンケート結果 記名あり
中学生向けアンケート
次のうちどの高校へ進学したいですか。
男女共学に行きたい 13,707 56.3%
男女共学校、男子校、女子校のどれでもよい 6,261 25.7%
男子校へ行きたい 842 3.5%
女子校へ行きたい 837 3.4%
高校への進学を希望していない 92 0.4%
その理由としては、
・自分の学力に合っているから
・部活動や学校行事に魅力があるから
・男女今日学校であるから
などという項目に票が集まった。
県立の男女別学校12校の在り方について選んでください。
男女別学校は、共学化した方がよい 4,551 18.7%
男女別学校は、共学化しない方がよい 4,698 19.3%
男女別学校は、共学化した方がよいを選んだ理由としては、
・性別によって入学できない高校があるのは、公平ではないから
・異性を理解して認め合ったり仲良くできる、または、ジェンダー平等に対する理解が進むから
・性別によらず、色々な係や役割などを経験することができるから
などという項目に票が集まった。
また、男女別学校は、共学化しない方がよいを選んだ理由としては、
・男女共学校・男女別学校の両方を選べる方がよいから
・共学化すると、伝統の尊重や学校の雰囲気の維持ができなくなるから
・学校生活を安心して過ごせるような友人ができる、または、居場所があるから
などという項目に票が集まった。
高校生向けアンケート
現在、在学している学校について伺います。以下の各項目は実際に入学してみてどうでしたか。各項目について
「そう思う」「そう思わない」「どちらでもない」から一つ選んでください。
自分の力を発揮できる、または、伸ばすことができる
そう思う 5,716 78.5%
そう思わない 340 4.7%
どちらでもない 1,230 16.9%
男女共同参画やジェンダー平等に対する理解が進んでいる
そう思う 4,746 65.1%
そう思わない 636 8.7%
どちらでもない 1,904 26,1%
「男子は〇〇」「女子は〇〇」といった固定的な役割分担意識にとらわれないで学校生活が送れる
そう思う 4,725 64.9%
そう思わない 878 12.1%
どちらでもない 1,904 26.1%
学校生活を安心して過ごせるような友人ができる、または、居場所がある
そう思う 6,516 89.4%
そう思わない 194 2.7%
どちらでもない 576 7.9%
県立の男女別学校12校の在り方について選んでください。
男女別学校は、共学化しない方がよい 4,167 57.2%
男女別学校は、共学化した方が良い 570 7.8%
男女別学校は、共学化した方がよいを選んだ理由としては、
・性別によって入学できない高校があるのは、公平ではないから
・男女共同参画やジェンダー平等に対する理解が進むから
・「男子は〇〇」「女子は〇〇」といった固定的な役割分担意識を持ちづらいから
などの項目に票が集まった。
また、男女別学校は、共学化しない方がよいを選んだ理由としては、
・男女共学校・男女別学校の両方を選択できる方がよいから
・共学化すると、伝統の尊重や高風の維持ができなくなるから
学校生活を安心sて過ごせるような友人ができる、または、居場所があるから
などの項目に票が集まった。
中学生保護者向けアンケート
お子様を次のうちどの高校へ進学させたいですか。
男女共学校、男子校、女子校のこだわりはない 9,750 61.7%
男女共学校へ進学させたい 4,309 27.3%
男子校へ進学させたい 695 4.4%
女子校へ進学させたい 563 3.6%
その回答を選んだ理由としては、
・子供の能力・適正に合っているから
・学校の伝統や校風に魅力があるから
・子供が志望していたから
などの項目に票が集まった。
県立男女別学校12校の在り方について選んでください。
男女別学校は、共学化した方がよい 6,866 43.5%
男女別学校は、共学化した方がよい 2,185 13.8%
男女別学校は、共学化した方がよいを選んだ理由としては、
・性別によって入学できない高校があるのは、公平ではないから
・男女共同参画やジェンダー平等に対する理解が進むから
・「男子は〇〇」「女子は〇〇」といった固定的な役割分担の意識を持ちづらいから。
などの項目に票が集まった。
また、男女別学校は、共学化しない方がよいを選んだ理由としては、
・男女共学校・男女別学校の両方を選択できる方がよいから
・共学化すると、伝統の尊重や校風の維持ができなくなるから
・学校生活を安心して過ごせるような友人ができる、または、居場所があるから
などの項目に票が集まった。
高校生保護者向けアンケート
現在のお子様の様子を伺います。以下の各項目について「そうおもう」「そう思わない」「どちらでもない」から一つ選んでください。
自分の力を発揮できる、または、伸ばすことだできる
そう思う 14,003 80.4%
そう思わない 432 2.5%
どちらでもない 2,975 17.1%
男女共同参画やジェンダー平等に対する理解が進んでいる
そう思う 11,793 67.7%
そう思わない 646 3.7%
どちらでもない 4,971 28.6%
「男子は〇〇」「女子は〇〇」といった固定的な役割分担意識にとらわれないで生活している
そう思う 11,769 67.6%
そう思わない 1,293 6.9%
どちらでもない 4,438 25.5%
学校生活を安心して過ごせるような友人ができる、または、居場所がある
そう思う 15,690 90.1%
そう思わない 254 1.5%
どちらでもない 1,466 8.4%
性別によらず、よい人間関係を構築できる
そう思う 14,143 81.25
そう思わない 632. 3.6%
どちらでもない 2.635 15.1%
県立の男女別学校12校の在り方について選んでください
男女別学校は、共学化しない方がよい 9,972 57.3%
男女別学校は、共学化した方がよい 1,237 7.1%
という結果となった。
報告書から
公表した内容によると、男女共同参画社会の中で、男女が協力して学校生活を送ることは意義があるとし、主体的に共学化を推進していくという考えが示された。
また、この件を報道しているニュースのYoutubeのコメント欄には、「1件の勧告書だけで、男女別学校を共学化するのはどうなのか。」という意見や、「これは高校生の話であるため、学生の意見を特に尊重するべきであり、あまり大人は介入しない方がいいのではないか。」というものが見られた。
という感じで議論が繰り広げられてきた。
ここまでは調べればわかることである。
私の意見
ここからは、現役埼玉県の男子高校に通う私の意見を述べていこうと思う。
最初に書いたように、私は男女別学校にすべきではないと考えている。
その理由としては、さまざまある。
まず、第一に考えたのは男女別学校というものがその学校においての伝統であり、アイデンティティであるからというものである。
男女別学校は、古い学校が多い傾向にあると思う。
確かに、今までの常識に囚われすぎるのも良くないと思うが、
根幹であるものは変えない方がよいと思う。
その学校の特色の一つに男女別学校があり、共学化するとなると特色を一つ失うことにつながる可能性がある。
これは由々しき事態だと思う。
考えてみてほしい。
男女別学校に問わず共学校においても一つ伝統行事をなくしてみたらどうだろうか。
その学校の特色を一つ失ったしまったのではないか。
共学化するということは、このことと同等かそれ以上だと思う。
異性がいないからできることもあるだろうし(様々な意味で)
盛り上がることもあるだろう。
実際に学校生活を送る上でこの会話は絶対に女子には聞かせてはならないという会話は日常茶飯事というレベルで聞こえてくる。
また先生においても、男子相手だからという教え方をする人もいる。
なんとなくでいうと、下ネタを多用した教え方、覚え方など。。。
あまり詳しく言い過ぎると学校を特定されてしまう恐れがあるのでこれ以上詳しいことは言えないが本当に男子のノリが過ぎるということを本当に知ってほしい。
これは差別的な発言ではないことを頭に入れて欲しいのだが、
体力的にきつい行事もある。
正直男である私でも、根をあげるほどのものであり(私は特別体力があるわけでもなくないわけでもない)これは女子にとってはリタイアレベルであると思う。
また、現在の私は現役生であるが、学校のOBは学校に誇りをすごく持っており、
愛校心がとても強い。その方は、当時通っていた男子校である母校が好きなのではないかと考える。
共学化したとしても誇りを持ち好きであることは変わりないと思うが、今までと比べるとどう思うかはわからない。
OBの気持ちがわからないので推測に過ぎないことではあるが、自分が通っていた男子校がなくなってしまうというのは少し寂しい気持ちがどこかあるのではないか。
また、特に女子校に多いことだが、学校名に女子がついていることがある。
共学化した場合名前が変わることになるだろう。
そうなった場合名前すらなくなってしまう。
こんな悲しいことはあるだろうか、いやない(反語)
また、共学校は多数にあるのでいいのではないかとも思う。
男女別学校が全体の4割ほどあるのでれば、少なくしてもよい気がするが、全体に1割ほどであれば共学化する必要性をあまり感じない。
ただ、学科という面においては共学化してもよいかもしれない。
どういうことかというと、女子校には埼玉県内で外国語科、保育科、家政科学科の独自の学科があるところがある。
このような学科は女子校限定となるので男子は入ろうとしても入ることができない。
もちろん男子にも先の学科に入りたい人もいることだろう。
この面では不平等に感じるところもある。
また、男子校にあって女子校にはない学科としては理数科がある。
ただ、理数科は一応共学校にもある。
アンケート結果について考えたこと
アンケート結果についても触れていこうと思う。
もちろん私もこのアンケートに参加した。
アンケートでも共学化しない方がよいという意見を示した。
まず中学生が答えた結果から意見を述べていく
少し意外と感じたのは、男女別学校の在り方について
結果では、共学化した方がよいという意見と共学化しない方がよいという意見の票数が、19%ぐらいでほぼ同じだったということだ。
これには、共学校に行きたいと答えた人が半分を超え、男子校、女子校へ行きたいという意見が少数だからという理由もあるだろう。
続いて、私も答えた高校生向けのアンケート結果について
現在通っている学校と選んだ理由について
男女別学校に通っている人は約2000人
また在学校を選んだ理由として男女別学校だからと回答した人は、約1000票であった。
男女別学校に通っている人の内半分ほどが男女別学校だからという理由だった。
私は、その中の一人である。
他にも理由はあるのだが、男女別学校というのは進学先を決めるに当たって大きなポイントとなった。
男女別学校の在り方についてのアンケート結果についてここでも触れていく。
ここでは中学生と大きく意見が異なり、共学化しない方がよいという意見が50%を超えた。
この差は、かなり面白いと個人的に感じた。
中学と高校という環境の違いがこの結果をもたらしたのだ。
これは、実際に入学した結果、愛校心が高まり、自分の選択した高校の形がなくなってほしくないというのが肌で感じたのだろう。
ただ、選んだ理由は大きく変わらないというのが少し驚いた。
続いて、中学生保護者のアンケート結果を見ていく。
ここで気になったのは、子供をどの高校へ進学させた以下というもの。
男女共学校、別学校のこだわりがないと答えた方は60%を超えた。
もちろん、男子校、女子校へ進学させたいという意見は少数であった。
このアンケートを答えた世代としては30代後半から40代の方が多いと思う。
このような世代としては、男女共学校へ進学させたいという1日多いのかなと思っていたが予測とは、反するものだった。
高校生の私の推測なのでかなりアバウトなものであるが。。。
男女別学校の在り方についてそれぞれ選んだ理由としては、
中学生、高校生と同じであった。
最後に高校生保護者が答えた結果について
現在の在学校を選んだ理由を選ぶアンケートについて
子供の能力、適正に合っているからや、子供が志望していたから という意見に票が集まった。
保護者としては、子供の意見を尊重する方が多かった。
このことからわかることとして、進学するのは子供だから、
その考えを応援するということだ。
また、男女別学校の在り方について
共学化しない方がよいという結果が50%を超えた。
理由の面で力を発揮できる、伸ばすことができるという選択肢に票が集まった。
これは今までにはないもので、興味深かった。
全体を通して
このアンケート全体を通して男女別学校は共学化しない方がよいという意見が、共学化した方がよいという意見と同等または、それ以上というものとなった。
以上が私のアンケート結果についてに考えたものだ。
総合的に
ここまで長々と書いてきた。
最後に伝えたいこととしては、「現場の声を聞いてぇ」というものである。
大人の話し合いだけでは解決しないことが山ほどあると思う。
というか、学生についての議論なのだから、中学生・高校生が意見を強く言ってもいい気がする。
アンケートだけではなく、会議に学生が参加して本当の生の声を届ける場を作ってほしい。
その中では私は共学かについて反対の意見に1票入れる。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
長文だったので読むのも大変だったと思います。
また、調べたり、書いたりしているときにはこのニュースは少し古いものとなってしまった。
その面では申し訳ないと思う。
だが、現役高校生の私の意見を伝えたかった。
それではこの辺でさらば!!
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