公共図書館や宿のライブラリーづくりを始め、様々なかたちで本に携わる「ブックディレクター」という職業をご存知でしょうか。今回編集部がインタビューをしたのは、選書集団「BACH(バッハ)」の代表・幅允孝氏。本のプロとも言えるブックディレクターの仕事内容から、宿へ本の選書を手掛ける際の思いについて語っていただきました。2024年5月で開業1年を迎えた、幅氏が主宰する私設図書室「鈍考」にて、施設のご紹介と合わせてお届けします。
目 次
本のプロ、ブックディレクターという職業について
―まずは、ブックディレクターという職業を始められたきっかけについてお聞かせください。
大学を卒業してからは、バックパックひとつで“幅的 お祭りを巡るツアー”と名付けた海外旅行をしていました。自身の好きなものと、その実体との距離を測るための旅でした。帰国後は「青山ブックセンター」に就職、ちょうどECサイトが広く普及し始めた時期で、書店に足を運ぶ方が減ってきていた頃でした。当然、売り上げも下がってしまいますから「人が書店に来ないのなら、人がいる場所に本を持っていこう」と思い始めたきっかけとなりました。
その後『POPEYE』や『BRUTUS』『SEVEN SEAS』などの有名雑誌を創刊された、名物編集者・石川次郎さんに声を掛けていただき、彼の編集プロダクションで働かせてもらえることに。石川さんが「六本木 蔦屋書店(旧:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI)」のプロデュースをする際、私も立ち上げに携わることになりました。本の売れ行きも良く、すごく話題になったんです。
ただ書店でお客さんを待っているわけにはいかない、色々な場所に本のある環境をつくろう。そう考えて、2005年に今の「BACH(バッハ)」という会社を始めました。
―ブックディレクターの具体的なお仕事内容についてお聞かせください。
事業としては、公共図書館や企業図書館、ホテルのライブラリー、病院、学校など様々な場所に図書館をつくることがメインです。と言っても、私たちの仕事は建築ではなくその中身を作ること。コンセプトや分類法を決めたり、周りの方たちの声を集め、選書のヒントにするインタビューワークなども行います。そこまでだと実はまだ半分くらい、本を選んだあとは配架作業があります。
さらに、本を置く場所や置き方を考えて、その次はサイン計画。ここにはこういう本が並んでいますよ、という表示の方法や場所を考える作業です。ほかにも、アートディレクションやロゴ作成、ソーシャルメディアでどう伝えていくかなど、図書館におけるコミュニケーション全般もつくっているイメージですね。
コンテンツ的な側面と環境的な側面、両方からアプローチし「気が付いたら本を読んでいた」という環境をつくることが私の仕事です。
ブックディレクターが考える「宿」と「本」の関係性とは
―様々な公共施設で選書を手掛けられておられますが、ホテルや宿についてはどのような施設に携わられてきたのでしょうか。
2005年に「BACH」ができてから様々な宿泊施設で選書を手掛けてきました。
そのなかでも縁が深いのは、現在も地域プロデューサーをさせていただいている兵庫県の城崎温泉。城崎と言えば、志賀直哉など白樺派の文人から親しまれていた温泉地。その来歴から、本に携わる私に声を掛けていただきました。
城崎温泉は、アクセスがいいとは言えない場所にあり、交通手段や所要時間を踏まえると1日に訪れるお客さんの数は限られてしまいます。また、チェックアウト後に行く場所がないという課題も抱えていました。そのなかで、滞在時間を充実させることができれば、連泊してもらえる可能性も出てきます。宿側からすれば、いかに多くの人に長く滞在していただけるかはとても大事な部分ですから、何かできることはないかと考え続けてきました。
携わってきた宿を挙げると「城崎温泉 登録有形文化財の宿 三木屋」「西村屋本館」「城崎温泉 泉翠」「城崎温泉 小林屋」などがあります。城崎で仕事を始めたのは、2010年頃から。今では、地域や宿との関係もだいぶ深まったように感じています。
―宿にライブラリーを作る際、どのようなことを意識されていらっしゃいますか。
宿って、図書館でも書店でもない特別な場所です。あくまでも普段とは違う場所に滞在しながら、ゆっくりとした時間の流れを感じていただく。そのために美味しい料理やお風呂、ホスピタリティがあるわけですから、本やライブラリーが主役にならなくてもいいわけです。
一泊すると考えたとき、宿で過ごす時間って意外と短いんですよね。限られた時間のなかでも楽しんでいただける本、あるいは普段なら手を伸ばさないような一冊。本と人を結ぶ“結節点”を作っていけたらと考えています。
もうひとつ、本や配置をいかにきれいな状態で保てるかというのも重要な点です。
例えば、ライブラリーにはボランティアの方など、本の管理をしてくださる方がいます。きれいに揃えておいてくださいとお願いしていますが、人員の配置などオペレーションが追い付かないところも少なくありません。手に取ってもらったあと、その本が然るべき場所に正しく保たれるか。誰が読んでも、オートマチックにもとの場所に戻してもらえるか。そういった細かな部分や工夫も考慮していますね。
また、宿のライブラリーでは定期的に本の入れ替えを行いますが、そのペースについては宿ごとに異なります。1年でアップデートしたいという宿もあれば、5年くらいは様子を見たいとか。入れ替えのペースが早いようであれば、最新刊や評価がまだ揺らいでいるような本を置いたりもしますし、数年先まで入れ替えない場合は、長く読み続けられているタイトルなどクラシックな本がいいかもしれません。
本そのものも、文庫本ではなくハードカバーのほうが品質を保ちやすいです。作った瞬間より、何年後かにきちんとその宿の価値として在り続けられるライブラリーを作ることが大切なのかなと思っています。
―宿にはホテルや旅館など様々なタイプがあり、同様に本もあらゆる個性を持っています。その両方を結びつける選書という仕事において、普段どのようなことを意識していらっしゃるのでしょうか。
やはりライブラリーに置いてある本の種類によって、宿の個性が伝わると思っています。例えば、誰かの家を訪れたとき、棚に並んでいる本の背表紙を見るだけで思うことってあるじゃないですか。本って「その宿の人格を表す可能性があるもの」とも言えますから、宿の個性や泊まる人の心持ちはすごく考えますね。
これまでに携わってきたなかには、忙しく、本を読む余白の少ないビジネスホテルでの長期的なプロジェクトもあります。施設の特性から、ホテル内でも忙しく仕事をしていたり、食事は街に出て美味しいものを食べたいとか、そういったお客さんが多いです。となると「街の酒場に関する本」だったり、あるいは身体の疲れを解すような「腰痛を和らげる方法の本」とか「お風呂の入り方の本」などであれば、興味を持ってもらいやすいかもしれません。“早い時間の流れのなかにいる人”にフィットするような本、というイメージですね。
先ほどご紹介した「城崎温泉 小林屋」については、リニューアルにあたって宿泊時の単価を上げたいというオーナーのお考えがありました。ゆえ、建築家を繋いでアサインし、内装も自然な素材を使い、洗練されたデザインに変貌を遂げることができました。ライブラリーも“言葉”というテーマを基調にして、短い時間でもアクセスしやすい俳句や短歌、詩集を読んでいただきたいという想いがこもっています。
ビジネスホテルとは異なり、川を眺めたり、お部屋でゆっくりしたり、お風呂に入ったり……良い意味でぼーっとできる環境がある。それなら「ちょっと詩でも読んでみようか」という気分になりそうですよね。ですから、どちらがいいというわけではなく、宿のホスピタリティにマッチする本はどんなものかと考えることが大切だと思っています。
―以前、別の記事でもご紹介していますが「一休コンシェルジュ」で人気の施設にも選書をされていらっしゃいますね。これまで手掛けられてきたなかで、特に印象的だったエピソードはございますか。
たくさんの宿に携わってきたので、なかなか絞るのが難しいですね(笑)。
以前ご紹介した宿ですと「Winerystay TRAVIGNE」に併設されている「カーブドッチヴィネスパ」という、日帰り温泉が付いた宿泊施設がありまして。お仕事をさせていただいた時期がコロナ禍だったこともあり、訪れる人が少なくインタビューワークもままならない状態でした。
また、通常のライブラリーとは異なり、本を売るというミッションもありました。売るとなると色々大変で、1年間ずっと残っているような本ばかりではダメなんですよね。ただ、施設の特徴からワインの本などは常にあったほうがいい。「売って回転させるべき本」と「ずっとあるべき本」の均衡を考えると言いますか、バランスを考えて本を選びました。
お風呂やサウナがあって、あがったあとにはワインがあって本もある。お酒好きの方でなくとも、とても良い環境が整っていると言えます。何より代表の掛川千恵子さんがすごくパワフルな方で、印象に残っていますね(笑)。
ほかにも「アクアイグニス別邸 湯の山温泉 素粋居」の場合は、陶芸家の内田鋼一さんがプロデュースをされていて、ヴィラごとに鉄や硝子などの「素材」がテーマになっています。そういう部屋に泊まる人が、どんな本を読みたいのかという想像と内田さんの美意識について深く考えることが必要でした。
12室あるうちのひとつに「界鉄-KAINOTETSU」という客室があるのですが、鉄という素材そのものに関する本はもちろん、鉄をテーマにしたアートの本などを数冊置きました。
そこに少し異なる発想で選んだのが、松本大洋さんの作品で知られる『ピンポン』。いつも無表情の月本というキャラクターがいまして、彼が自分の血をペロッと舐めて「僕の血は鉄の味がする」と自分の思いを吐露するシーンがあるんです。周りから「冷たい」とか「ロボットみたい」と言われるような彼の“生きている実感”を描いた場面。「これはまさに鉄だ」と思いましたね。
鉄という言葉を検索して出てきた本を選ぶだけなら、AIでもできてしまう。そうではなくて、その本を読んだ一人の人間として、鉄というものを全身全霊で感じる空間にどんな本があったら面白いだろうかと考える。そんな「人間的跳躍」と言いますか、個人としての歪みや偏りを生かすことができたプロジェクトだと思います。
―AIにはできない、人間ならではの発想で本を選ぶ。選書という仕事の核にあたる部分のように感じました。
何かを投げかけられたときに開ける引き出しの量と質で勝負している仕事だと思っています。もちろん、本の内容だけでなく装丁なども重要です。その本が「ものとして美しい在り方か?」。ゲストのなかには、そういう種類の審美眼をお持ちの方もいらっしゃいますから、彼らにも楽しみながら記憶に残る本を揃えたいなと。宿ごとに様々な工夫を凝らして本を選んでいます。
―幅様が考える「宿」と「本」の関係性についてお聞かせください。
今はあらゆる情報が向こうからドアを開けてやってきてくれるので、なかなか自分でドアを開けにくくなっている気がします。宿と本って相性がいいものだと思うのですが「泊まらなければならない宿」や「読まなければならない本」というものはありませんよね。そう考えると「宿に泊まる」と「本を読む」、両方とも能動的なことであると言えます。
数ある宿のなかから一軒を選んで泊まりに行く。あくまでも自分の意志で、積極的に宿で過ごす時間を掴みにいっているわけです。そこで、普段は考えないようなことや自分自身について考えたり、周りの自然に目を向けて過ごす。自身の時間を牛耳って生きることがままならなくなっている現代で、それを可能にしてくれる場所が宿なんじゃないかなと思います。
読書をすることも同様で、当たり前ですが、本は読まないと進みません。これって結構すごいことだと思っています。普段は触れないような言葉や感情に、自分から触れにいっている。読んでいてあれ?と思ったら少し止まって考えたり、読み戻ることもできますから、やはり能動的ですよね。そういう意味で、宿と本の間には、相性の良さや共通項のようなものがあると考えています。
―「受動」と「能動」。宿と本の関係性だけではなく、日々過ごす時間に対しても同じようなことが言える気がします。ゲストには、宿でどのように本を楽しんでほしいですか。
人間がある本を初めて読むとき、15秒ほどで面白そうかをジャッジしていると言われています。でも、実際にそんな短時間で判断するのは難しいですよね。気になる本があれば、どっしりと腰を落ちつけてまずは1~2分読んでみてほしいですね。そして、少しでも心に引っかかりがあれば、次の5分へと読み進められるかもしれません。その日常では乗り越えられない壁を宿という非日常で越えて読書へのドアを開けることができれば、わりとすんなり読めてしまうものだと思っています。
せっかく宿という特別な空間で能動的な時間を過ごすわけですから、ぜひいつもは手を伸ばさないような一冊を読んでいただきたいですね。
紙の本と電子書籍、それぞれに対する思い
―選書と言うと「ものとして実在している紙の本」がメインになるのではないかと思います。紙の本と電子書籍、それぞれに対してどのような思いをお持ちでしょうか。
正直僕はどちらでもいいと思っています。紙でもデジタルでも、大切なのは読んだ何かがその人の心に深く刺さったり、その人の日常に作用して何かが起こることかなと。
僕も普段、デジタルの本を読むこともありますよ。でも「これはもう一回読むな」と思ったら紙で買うことにしています。紙で買って置いておくと、安心して忘れられるんです。デジタルの場合は、どちらかというと検索ワードを見つけてから探しにいくパターン。一方で紙の場合は、棚に並んでいる背表紙の情報だけで何かを思い出させてくれる、そんな違いがあるのかなと思います。
紙の本だと収納場所が必要になりますし、もっと言うと紙と電子では読んだときの脳の働き方が異なる、という研究結果も出ているんです。それらを踏まえて「これは紙で取っておきたい」とか「これは電子書籍のほうが読みやすいな」とか、自分なりに使い分けていくことがいいのかなと思いますね。
―あくまでも、自分の心を動かす何かがあるかというところが重要で、あとは自分の感覚で使い分けができればより良い。紙も電子もそれぞれの良さがあるということですね。
とはいえ、個人的には紙のほうが読みやすいという感覚は間違いなくあります。そもそも紙の場合、人間に与える情報量が全く違うと思っているんです。本の装丁や紙のページに触れることでしか伝わらない、その作品の魅力や本質があると思いますね。
本を読むための空間「鈍考/喫茶 芳」での過ごし方
―今回は素敵な場所をご提供いただき、ありがとうございます。幅様が主宰を務める私設図書室「鈍考/喫茶 芳」、どのようなきっかけからオープンされたのでしょうか。
建物は、建築家の堀部安嗣さんにお願いしました。東京に30年ほど暮らしていますが、ちょうどコロナ禍に入ったタイミングで、もうひとつ拠点を作ろうかと考え始めました。忙しすぎたこともあって「読むことに集中できる場所」そして「時間の流れが遅い場所」を作りたかったんです。
妻が以前から、手廻しで焙煎をするネルドリップコーヒーのお店をやっておりました。1キロの豆だったら手廻しで1時間くらいは焙煎時間がかかります。そのぶんすごく美味しいのはもちろん、遅さという視点でも本とすごく相性がいいと思いました。私たちが自発的につくる場所ですから、我々が考えるベストな読書環境を、好きな建築家の方に好きなようにつくってもらいたいなと。
現在は90分で定員6名(1日3回の入れ替え制)のみ、WEBで予約していただいています。入口の横には、携帯電話を預けるためのロッカーも設けていて。強制ではありませんが、スマホを預けて本を読んだり、座ってぼーっとしたり、コーヒーを飲んだりして、遅い時間を体感していただける場所です。
―小川の音や鳥のさえずりが聞こえて、本当に心地よい空間ですね。ただただ、ぼーっとしていたくなります。
本を読んでいる人もいれば、のんびりと庭を眺めている人もいますよ。自分なりの過ごし方を見つけていただけたら嬉しいです。近隣だけでなく海外からいらした方、0歳から80代まで色々な方に足を運んでいただいています。すでに10回以上いらしているリピーターの方もいらっしゃいますよ。ほぼ毎日満席の状態で、ありがたいですね。
―居心地が良すぎて、90分があっという間に過ぎてしまいそうです。時間制にしたことにも何か理由があるのでしょうか。
以前携わった、大阪にある「こども本の森 中之島」からヒントを得ました。オープン当時はコロナ禍だったことから、90分の時間制限を設けることになりまして。最初はちょっと複雑な思いもありましたが、実際はWEB予約が取れないほどたくさんの人が集まったんです。皆さん、図書館へ来て写真を撮ったあと、とても静かに本を読んでいました。
あれがもし、一般的な図書館だったら「なんか眠いな」とか「携帯が気になるな」などと考えて、長く集中できなかったんじゃないかなと思って。そこで“読むための90分”というフレーミングがはっきりした感じです。
感覚で言うとスポーツジムに近いかもしれません。ジムでなくても運動はできるのにわざわざ通うのって、時間の確保とモチベーションの維持なのかなと。それと同じように、ここに来る方たちも「読むぞ」という心持ちで、集中して90分を過ごしていただけている気がします。
―今パッと見ただけでも、料理の本やスポーツの本、コミックなど様々な種類の本が並んでいますね。
ここにある本は、自分にとって思い入れがあるものばかり。これからも繰り返し読むなと思ったもの、もしくはすでに何度も読んできたものを揃えました。
ライブラリーは、一冊の本のレコメンデーションというよりも、本の連なりによって醸成させることが重要です。柔らかい本もあれば、カチッとした本もある。それぞれの本ごとに哲学がありますから、その日の心持ちによって、好きなように手に取ってもらって気持ちよく読んでいただければと思います。
本が持つ可能性を、あらゆる方面に引き出していきたい
―これからも続けていきたいこと、今後挑戦していきたいことはございますか。
本というものがなかなか届きにくい世の中ですから、読んでいただける本を選ぶだけでなく、読む環境やモチベーション作りにも、引き続き力を入れていきたいですね。あとは今ここでは「夜の鈍考」という食のイベントも行っています。不定期開催ですが、知人の料理人の方をお呼びして、お酒と料理のペアリングを楽しんでいただいています。
本って様々なジャンルのものがあって、色々な方向との関係を繋いでくれるものだと思っています。2024年の5月でオープンから1年が経ちましたので、これから音楽だったり朗読だったり、様々な催し物をやっていけたらと思っています。
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幅允孝(はば・よしたか)氏 プロフィール
有限会社BACH(バッハ)代表取締役。ブックディレクター
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作を行っている。安藤忠雄氏の建築による「こども本の森中之島」ではクリエイティブ・ディレクションを担当。最近の仕事として「ミライエ長岡 互尊文庫」や「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。近年は本をリソースにした企画・編集の仕事も多く手掛ける。
またNHKで放送された『理想的本箱 君だけのブックガイド』では「理想的本箱」選書家として出演。京都「鈍考/喫茶 芳」主宰。
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「鈍考/喫茶 芳」公式HP:https://donkou.jp/
「鈍考/喫茶 芳」公式Instagram:https://www.instagram.com/kissa_fang/
有限会社BACH 公式HP:http://www.bach-inc.com/
幅允孝氏 公式Instagram:https://www.instagram.com/yoshitaka_haba/
【編集後記】
仕事柄、普段から様々なホテルや旅館へ足を運んでいる私。取材の際、施設をご案内いただくなかで、以前から注目していたのがライブラリーでした。宿ごとに色々な個性があるのだなと思いつつ情報を調べていくと、何度も行きつくのが幅様のお名前。ぜひ一度、ご本人にお話を伺いたいと思い今回のインタビューに至りました。
今回スペースをご提供いただいた、京都・三宅八幡の自然豊かな風景が広がる「鈍考」。忙しない日常のスピードを落とし、自然と呼吸を緩やかにしてくれる……そんな雰囲気が漂っていました。幅様のこだわりが詰まった空間、次はプライベートで訪れたいと思っています。