保護者に田野瀬衆院議員後援会への入会促す 奈良の西大和学園入学式会場

西大和学園の生徒の保護者に対する田野瀬太道衆院議員の後援会の勧誘を批判して記者会見する佐藤真理(まさみち)弁護士=奈良県庁で2021年3月4日午後4時32分、稲生陽撮影
西大和学園の生徒の保護者に対する田野瀬太道衆院議員の後援会の勧誘を批判して記者会見する佐藤真理(まさみち)弁護士=奈良県庁で2021年3月4日午後4時32分、稲生陽撮影

 元副文部科学相で衆院議員(奈良3区)の田野瀬太道(たいどう)氏の父が創立し、兄が学校法人理事長を務める西大和学園中学・高校(奈良県河合町)の2019年の入学式の際、式典終了後の会場で田野瀬氏の関係者が新入生の保護者に後援会への入会を促していた。生徒からの情報を元に調査した弁護士が4日に発表し、「学校での政治的中立性を確保する教育基本法に抵触する可能性がある」と訴えている。

 奈良市内で4日に記者会見を開いた佐藤真理(まさみち)弁護士らによると、19年4月に同校で開かれた入学式が終わり、生徒や教員らが退席した後、会場に残った保護者に対し、保護者有志による田野瀬氏の後援会「西道(せいどう)会」の関係者が入会を促していた。また、3月には新入生の保護者宛てに後援会への入会を求める文書も送られていた。文書には田野瀬氏の名前が記され、入会申込書も同封されていたという。

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