Node.jsのインストールについて

  • #JavaScript

はじめに

本記事では、Node.jsのインストール方法について解説いたします。
なお、本記事ではWindows環境でのインストールを想定しております。

Node.jsとは何か?

Node.jsは、サーバーサイドのJavaScript実行環境であり、高速かつ効率的なウェブアプリケーションやAPIの開発が可能です。GoogleのV8 JavaScriptエンジンを基盤にしており、高性能なネットワークアプリケーションを構築するために設計されています。

Node.jsのダウンロード

Node.jsをWindowsにインストールするには、まず公式サイトからインストーラーをダウンロードする必要があります。以下の手順に従って、Node.jsのインストールを進めていきましょう。

ダウンロードにあたって

Node.jsの公式サイトでは、LTS(Long Term Support)バージョンとCurrentバージョンの2種類のダウンロードオプションが提供されています。それぞれの違いを簡単に解説いたします。

LTSバージョン(長期サポート版)

LTS(Long Term Support)バージョンは、企業やプロジェクトでの使用に最適で、安定したサポートが長期間提供されるため、バグ修正やセキュリティアップデートが定期的に行われます。アクティブサポート期間とそれに続くメンテナンス期間があり、長期間にわたって安心して使用できます。そのためプロダクション環境、業務システム、長期間のプロジェクトに適しています。


Currentバージョン(最新機能版)

Currentバージョンは、最新の機能や改善が含まれており、新しい技術を試したい開発者にとって魅力的です。比較的短い期間で新しいメジャーバージョンがリリースされ、新機能や改善が頻繁に追加されますが、長期サポートは保証されません。そのためテスト環境、個人プロジェクト、新技術の評価に適しています。

ダウンロード手順

Node.js公式サイトにアクセスし、必要なバージョンとPCの仕様を確認した後、適切なインストーラーをダウンロードしてください。※本記事はLTSバージョンで進めていきます。

Node.jsのインストール方法

ステップ1:インストーラーファイルの実行

ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダに移動し、「node-vxx.x.x-x64.msi」 などのインストーラファイルをダブルクリックして実行します。※バージョン番号はダウンロードしたものに応じて異なります。


ステップ2:セットアップウィザードの開始

インストーラを実行すると、Node.jsセットアップウィザードが起動します。
「Next」ボタンをクリックして次へ進みます。


ステップ3:ライセンス契約の同意

ライセンス契約書が表示されるので、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れ、「Next」ボタンをクリックします。こちらは「ライセンスに同意する」という意味になります。


ステップ4:インストール先の選択

インストール先のフォルダを指定します。特に変更がなければ、デフォルトのままで問題ありません。
「Next」ボタンをクリックして次へ進みます。


ステップ5:カスタムセットアップオプションの選択

追加のオプションを選択します。通常はデフォルトの設定で問題ありませんが、必要に応じて特定のコンポーネントを追加または削除することができます。基本的には、デフォルトで選択されているNode.js本体とnpm(Node Package Manager)が含まれていれば十分です。
「Next」ボタンをクリックして次へ進みます。


ステップ6:ネイティブモジュールのインストール

チェックが入っている場合は外して「Next」ボタンで次へ進みましょう。こちらは「いくつかのライブラリに必要なモジュールをインストールするかどうか」といった内容ですが、Node.jsの使用には影響がないため、必要になったときに個別にインストールしましょう。


ステップ7:インストール実行

ステップ1-6までで各種セットアップが完了し、インストールの準備が整ったことを確認する画面が表示されます。「Install」ボタンをクリックしてインストールを開始します。

インストールが完了すると、「Node.js has been successfully installed」のメッセージが表示されます。
「Finish」ボタンをクリックしてセットアップウィザードを終了します。
これでNode.jsのインストールは完了です。次に、インストールが正しく行われたことを確認するためのステップに進みます。

インストールできたか確認しよう

Node.jsのインストールが完了したら、正しくインストールされたことを確認します。以下の手順に従って確認してください。

ステップ1:コマンドプロンプトを起動

Windowsキー + R キーを押してダイアログを開きます。次に、「cmd」と入力してEnterキーもしくは「OK」を押すとコマンドプロンプトが起動します。

ステップ2:Node.jsのバージョン確認

コマンドプロンプトが開いたら、プロンプト上で以下のコマンドを入力してNode.jsのバージョンを確認します。

node -v

「node -v」コマンドを実行するとインストールされたNode.jsのバージョンが表示されます。※数字の部分はバージョンにより異なります。

v20.5.1

ステップ3:npmのバージョン確認

次に、Node.jsと一緒にインストールされたnpm(Node Package Manager)のバージョンを確認します。以下のコマンドを入力します。

npm -v

「npm -v」コマンドを実行するとインストールされたnpmのバージョンが表示されます。※こちらの数字の部分もバージョンにより異なります。

9.8.0

Node.js、NPMのバージョンがそれぞれ確認できたらインストールは完了です。

お疲れ様でした!

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました!今回はNode.jsのインストール方法を解説いたしました。本記事が少しでもご参考になれば幸いです。

今後も引き続き情報発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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