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数ヶ月前くらいから一旦クリプトを離れようと考えていたのですが、ずるずる続けた結果、クリプト資産を半減させてしまったので、改めて自分が離れるべきと考えている理由をテキスト化してしっかり離れようと思います。要約するとアルトに値動き面でもファンダメンタル面でも希望が見えないこと、それに伴って税制のきつさに見合った市場の魅力がなくなったことが理由ですね。ほぼ自分用の宣言的なものですが自分の考えを以下に残しておきます。 【1.アルトバブルの兆しが見えない(チャート面)】 アルトシーズン、全然来ないですよね。いかにアルトが弱いかは添付のビットコインドミナンスの月足チャートを見ると一目瞭然です。ビットコインドミナンスは、2022年12月から今までずっと上げトレンド(つまりアルトが相対的に弱い状況)が続いてます。以前に長い上げトレンドが続いたのは2018年2月から2019年8月の期間なのですが、既にそれを上回る長さとなっています。さらにチャートの中身もかなり厳しいです。2018年から続いた上げトレンドでは時々長い陰線(つまり短期的なアルトシーズン)が発生していますが、今回の上げトレンドでは短い陰線しか発生していません。つまり2022年12月以降、それ以前にはあった強烈な上げを伴うアルトシーズンは発生していないということになります。 【2.アルトバブルの兆しが見えない(ファンダメンタル面)】 こんなにアルトが弱い本質的な原因は「実社会におけるブロックチェーン活用への幻想が剥がれ続けているから」なのじゃないかと思っています。アルトが強さを見せていた頃はdefi、NFT、メタバースなど、もしかしたらこれから実社会でのマスアダプションが起きるのでは!?と期待できるナラティブが複数ありました。しかし数年が経ってもどのジャンルも一向にマスアダプションを実現できる気配はなく、また新しいナラティブも発生していません。一般人も巻き込んだ2017年末の一度目のバブルから既に7年程度が経とうとしています。「ブロックチェーン技術は社会を変える技術」と信じられる期限はもう既にすぎてしまっている気がします。ブロックチェーン技術は必要なところでひっそり活用される程度の立ち位置に留まる可能性が高まってきている気がしています。そういう状況下で必ず次のアルトバブルは来ると信じてベットし続けるのはかなり危険だと思うようになりました。 【3.アルトバブルの兆しが見えない(ミームの盛況について)】 ちょっと余談ですが、ミームコインの盛況も上記と密接に関係していると考えています。2022年後半までの仮想通貨市場は「プロジェクトの可能性にベットするカジノ」だったように思います。ところがその後、ブロックチェーンへの幻想が弱まるにつれプロジェクトの可能性にベットしたいプレイヤーが減り、カジノへの強烈な需要だけが残った、その結果が現在のミームコインの盛況なのだと考えています。 【4.相場の難易度が税制のきつさに見合ってない】 今、大体ピーク時から半分くらいクリプト資産が減っているのですが、税引後に残る金額を見て想定より全然減っていないことに驚きました。予定納税額が大きく減ったからです。逆に、今から元の水準に資産を戻したとしても手元に残る金額はイメージしていたよりも変わらないのかと思うと、今の相場でリスクを取り続ける価値がないなと思うようになりました。市況が賑わっているときは、少しの努力で数倍以上の大きなリターンを狙えるため、税制のきつさを差し引いても市場に参加し続ける価値がったと思います。しかし今はめちゃくちゃ難易度が高い相場だと思っています。実際、ここ数ヶ月で目にした爆益報告はほとんど深い知見や高いスキルを持った人のもので、バブルのときにタイムラインを賑わしていた平均的な市場参加者の爆益報告はついぞ見ていません。この状況で運よく大きく稼げても税金で大きく持ってかれるクリプトで戦い続けるのはリスクに見合わないなというのが自分の結論です。 こういう理由でしばらくクリプト資産をフィアットに戻して市場から離れようと思います。ただ情報は追い続けるつもりで、市場の参加者が明確に増える、マスアダプションを期待させる新しいナラティブが出るなどの状況の変化があればまた戻ってこようと思います。もしバブルがまた起きるならその初動には乗れないことになると思いますが、本当のバブルであれば気づいてからでも全然間に合うのでそこは諦めます。 アノマリーとしては10月から強い時期になるので、このポストのすぐ後にアルトシーズンが来る可能性もあると思います。その場合は、幸いクリプト資産を手放してもハイリキを始め色々なポイントが貯まっているのでそれで恩恵を受けることで納得しようと思います。 それでは引き続きクリプトの市場に参加し続ける方の幸運をお祈りしています!
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