2023年12月17日(日)
経済困窮は深刻
日司連 一人で悩まず相談して
年末困りごと相談会
日本司法書士会連合会(日司連)は16日、暮らしの相談に司法書士が無料で応じる「年末困りごと相談会」を全国で行いました。
東京都新宿区の司法書士会館では、司法書士が電話とラインで相談に対応。「離婚を考えているが生活が心配、公的な支援制度は」といったものから、ギャンブル依存症、相続、消費者トラブル、欠陥リフォームなどの多様な相談が寄せられました。
コロナ危機対策として国が中小企業への資金繰り支援として行った「ゼロゼロ融資」の返済が今年から本格化しています。コロナ禍で収入が減少し、生活が困窮する世帯に国が資金を貸し付けた「緊急小口資金」などの返済も始まっています。
日司連の野﨑史生副会長は「返済が難しい、出来ないという相談が増え破産件数も増えています」といい、経済困窮の深刻化を懸念します。「お金の問題は一人で抱え込み、追い詰められる人も多い。生活再建の手段はあります。一人で悩まず、まずは気軽に相談してほしい」と呼びかけます。
全国の司法書士会では、無料の相談も随時行っています。