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期待通り100点満点の差し戻し

9月24日16:04。
昨日の理由書に対して、期待通り100点満点の差し戻しが来ました!
今日は事前の電話がなく、いきなりjGrantsメールでした。
担当者も話たくないんでしょう。わかります。

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何が期待通りなのか?

では、順番に見ていきましょう。
昨日の理由書では3つの項目について私の意見を書いていました。

1 虚偽の記載を指示したのではないか?

私が書いた理由書はこちらです。

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私が23日に出した理由書で質問

事務局が表6-3の備考欄に「使用した部品数と金額と、廃棄する対象外の金額を書け」と言ってきたので、「実際に使用した数量は○○個です。どのように書けばいいですか?」と問い合わせた結果、「使用数△△個、対象外■■数と書け、金額は××円」というふうに事実と異なる数量と金額を指示してきました。
それに対して、私が虚偽の申請をさせるのですか?と20日に聞いたところ、数量を消せば虚偽にはならないという言い方をしてきたので、その書き方では虚偽にならないというのは本気ですか?と聞いたのが上の理由書でした。

電話(口頭)でのやりとりだと弱いので、電話のやりとりを文書にまとめてjGrantsでやりとりするために理由書に書いたところ、

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24日事務局からの正式回答

おいおい(# ゚Д゚)
表6-3に部品の使用数と金額と対象外の金額を書けと9月上旬に言ってきたのは事務局だろ!虚偽の申請の指示を指摘されたら数量を書かなくてよいというのはどういうことだよ(# ゚Д゚)
まあ、数量を書いたら虚偽になる可能性があるから、金額だけ書くように指示したことは明白ですね。

2 行政手続法違反では?

行政手続法というのがあって第5条には、審査基準は具体的であって公になっていなければならないという規定があります。

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行政手続法

そこで、私は審査業務は行政から委託された業務であって行政手続法を守る必要がある。流用を認めなければ事業者は40万円の損害を受ける。審査の基準は明確でなければならないのではないか(事務局内の協議でその都度決めるのは合法な手順ではないぞ)、と指摘しました。
その理由書の最後の段落がこちら。

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私が23日に出した理由書で質問

それに対する回答がこちら!

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24日事務局からの正式回答

おいおい!問題大有りだよ!(# ゚Д゚)
本気で、審査業務は規定がなくても個別判断でよいと考えているのか?
まさか「(根拠規定はない。個別判断している。でも)行政手続法の問題はない」という回答が来るとは思わなかった。
ここは「根拠規定はあり、審査は規定を根拠に厳格に行っており、法令は遵守している。」と書いてほしかったな。
それから、もう一つ重要なことがあって、「事務局は民間企業だから行政手続法は関係ない」と書いてこなかったということです。事務局は民間企業であっても行政手続法を守らなければならないのですね。

3 流用を認めないなら根拠を書いてくれ

機械装置を構成する部品を追加したり数量を変えたりしたわけですが、交付から増えた部分は認めないというのが事務局の決定でした。流用を認めるべきだというのが私の主張で、議論は平行線でした。
なので、「流用を認めない理由を教えてくれ」と書いたのが23日の理由書でした。

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私が23日に出した理由書で質問

それに対する事務局の回答は、

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24日事務局からの正式回答

入り組んでいますが、手引き8ページを見ろということです。

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手引き8ページには、事務局の承認が必要と書いてあるが・・・

確かに、経費の配分を変えるときには事前に承認を得ろと、承認を得なければ対象外だ、と書いてありますね。
はい、ダウト!
これは「通常の大きな計画変更」のための規約です。
50万円未満で10%以内の経費の配分を変える場合は、流用として20ページに申請不要ということが明記されています。

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手引きの20ページには流用は申請不要と書いてある

なお、交付規定にも同様のことが書いてありますので、流用は申請不要というのは確定でしょう。
以上をまとめると「流用(10%未満50万円未満の経費の組み換え)を否認する根拠は?」と聞いたら、「計画変更(10%超50万円以上の経費の組み換え)は事前承認が必要」という回答が返ってきたわけです。

事務局が計画変更と流用の違いをわかっていて苦し紛れに書いたのか、それとも、本当に知らなくて書いたのか、どっちでしょうね?

4 今後の方針

そして、大勝利ともいえるのはこの文章。

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24日事務局からの正式回答

いろいろ見解の相違はあるけど、従わなければ審査を進めないという言質を得ることができました。
いやぁ、せめて「補助対象経費として認めない。根拠規定はある。見解の相違が解消するまで議論に応じる」と書いてほしかったな。まさか、明確な基準はないけど従わなければ審査を進めないを言うとは思わなかった。

この言葉を書いていただいたので、「事業者が自らの意思で減額したわけではなく、審査を進めないという脅しによって減額を強要されたから仕方なく従った」と言えるわけです。

まとめ

23日の理由書の質問と、24日の事務局の回答をようやくすると、

  • 虚偽の記載を指示したけど数量を書かせないからセーフ

  • 根拠規定なく不利益決定したけど法的に問題はない

  • 計画変更と流用の規定を混同して否認

  • 従わなければ審査を進めないぞ!

というわけです。これを文書で書いてもらうことができました。
不法行為と瑕疵のオンパレードではないでしょうか?
跳満くらい行ってますよね?

40万円の減額は悔しいけど、ボロボロになった事務局の回答を得ることができたので、それ以上に価値があるものが得られたのではないかと思います。

事務局の指示にしたがって減額して修正しますが、これで確定通知まで行ってしまえば、事務局の不法行為と審査の瑕疵によって損害を被ったことも確定します。

ということで最後の理由書を書いています

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第6回事業再構築補助金の採択事業者です。このnoteでは事務局とのやりとりの記録を書いていきます。交付申請や実績報告を理不尽な理由で差し戻しされて対応に困っている方の参考になることができれば幸いです。 法律を味方に付けて事務局と戦う「同人誌」も出版しました!
期待通り100点満点の差し戻し|なひたふ(事業再構築補助金差し戻し対策マニュアル)
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