※ボイズラブ視点
自分のためのデータベースを作ろうと思い立ったので作る 随時更新
s1~7のエピソードの順番は日本の放送順ではなく本国のナンバリングに則ってます
とりわけ重要度が高いエピ(主観)はこの色で表記
あのエピソードが抜けてるやんというのがあったら教えてください
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カートマンとカイルの因縁エピソードまとめ(S1~S19)
SEASON1(1997)
- episode05: 「An Elephant Makes Love to a Pig」 (邦題:カイルの象、豚とメイク・ラブ)
カイルの飼い象とカートマンの飼い豚がメイクラブするという今となっては何かの暗示としか思えない回 - episode08: 「Damien」 (邦題:ダミアンのいんちきパパ)
「昔のカートマンはいじめられっ子」という重要なピースがさり気なく登場する回 - episode10: 「Mr. Hankey, the Christmas Poo」 (邦題:おしゃべりウンチのMr.ハンキー)
「Kyle's Mom is a Bitch」初披露回 - promotion: 「O Holy Night(正式タイトル不明)」
カイルが槍型スタンガンでカートマンに電気ショックを与え続けるプロモ
SEASON2(1998)
- episode08: 「Summer Sucks」 (邦題:花火禁止でスネスネスネーク)
4人組が幼稚園時代からの腐れ縁であることが判明する回 - episode11: 「Roger Ebert Should Lay Off the Fatty Foods」 (邦題:プらりったリウム狂騒曲)
でかっちり俳句が鮮やかに冴え渡るカイルの回 - episode13: 「Cow Days」 (邦題:牛に馬乗りでウッシッシ)
エリカイのメンタルにおける力関係が確立した回(優勢:カイル) - episode18: 「Prehistoric Ice Man」 (邦題:氷の爆笑)
カイル(とスタン)に親友として指名され屈託なく喜ぶカートマンの回
SEASON3(1999)
- episode02: 「Spontaneous Combustion」 (邦題:ボッキーの復活祈願!)
カイル(とスタン)がカートマンから勃起を入手しようと奮闘する回 - episode08: 「Two Guys Naked in a Hot Tub」 (邦題:流星物語 スタンズ・エンジェル)
「Well... maybe a little. But we're all a little gay」
エリカイエピソードではないもののこの作品におけるホモセクシュアルへのスタンスが明示されたという意味で重要と言える回
無修正映画版(1999)
- 「South Park: Bigger, Longer & Uncut」
- 「Kyle, all those times I called you a stupid Jew, I didn't mean it. You're not a Jew」
- 「Yes I am, Cartman! I am a Jew
- ! 」
死を覚悟したカートマンとカイルがズレた会話をする映画
SEASON4(2000)
- episode07: 「Cherokee Hair Tampons」 (邦題:腎臓移植で鼻から牛乳)
エリカイは町で二人だけのAB型Rh-同士であることが発覚する回 これ以降カイルの体内ではカートマンの腎臓が動いているという設定を忘れてはいけない回 - episode09: 「Something You Can Do With Your Finger」 (邦題:君にフィンガーバンッ!)
カートマンがカイルを「The sweet one(可愛い系)」と認識していることが明らかになる回 - episode13: 「Trapper Keeper」 (邦題:カートマンズ・クリークの秘密)
カイルがカートマンの体内に入る回 カートマンがカイルに初めて「ありがとう」を言う回 - episode15: 「Fat Camp」 (邦題:強制ダイエット合宿)
スリムカートマンが替え玉の別人であることにカイルだけが気付く回
SEASON5(2001)
- episode02: 「It Hits the Fan」 (邦題:マル金解禁)
カイルに膣があるという脳内設定を執拗に推してくるカートマンの回 「砂ジャリ膣探偵カイル」というパワーワードが生まれた回 - episode04: 「Super Best Friends」 (邦題:カルトっQ!丸刈りータ☆で大脱走)
珍しくカイルからカートマンに歩み寄るもあえなく裏切られる回 - episode07: 「Cartmanland」 (邦題:成金カートマンとイボ痔のカイル)
カートマンの不幸でカイルが生きる希望を取り戻す回 - episode14: 「Kenny Dies」 (邦題:ケニー、死亡。)
珍しくカイルからカートマンに寄り添うもあえなく裏切られる回
SEASON6(2002)
- episode05: 「Fun with Veal」 (邦題:監禁された赤ちゃん牛)
「Have Butters kiss it!」「No, it has to be Kyle」
カートマンがカイルに肛門へのキスをねだる回 バターズじゃダメな回 - episode08: 「Red Hot Catholic Love」 (邦題:カトリックとケツのおアツイ関係)
パンイチ姿でカイルの20ドルにまみれ恍惚とするカートマンの回 - episode16: 「My Future Self n' Me」 (邦題:バック・トゥー・ザ・未来の俺)
カイルの家に進んで奉仕事業を行うカートマンの回
SEASON7(2003)
- episode03: 「Cancelled」 (邦題:羊たちのトイレットペーパー)
息をするようにブロフロフスキー家に侵入するカートマンの回 - episode04: 「Cancelled」 (邦題:ケツさく! アナから宇宙放送?)
「You do it, Kenny!」「Nope! It has to be Kyle!」
カートマンがカイルに肛門への愛撫をねだる回 ケニーじゃダメな回 - episode05: 「Fat Butt and Pancake Head」 (邦題:世界の中心でタコス)
ロペスさんに託けてカートマンがカイルの唇を奪う回 カイルはカートマンの本質を芯から理解していると唸らされる回 - episode06: 「Lil' Crime Stoppers」 (邦題:サウスパークこども警察)
ブロフロフスキーはいいデカだぜ回 オチでは二人で仲睦まじくクリーニング屋を営む回 - episode09: 「Christian Rock Hard」 (邦題:イカす!? バンド成金 やりー)
カイルに勝利し10ドルせしめた日を人生最良の日と称するカートマンの回 - episode11: 「Casa Bonita」 (邦題:仁義なきカサ・ボニータ)
慳貪な物言いをするもなんだかんだ言ってカートマンに甘いカイルの回 - episode15: 「It's Christmas in Canada」 (邦題:アイクをたずねて3000里)
エリカイのフィジカルにおける力関係が確立した回(優勢:カイル)
SEASON8(2004)
- episode04: 「The Passion of the Jew」
カイルの全面降伏宣言という美酒に酔うカートマンの回 - episode07: 「The Jeffersons」
即物的な誘惑に二人同時に振り返るエリカイの回 - episode13: 「Cartman's Incredible Gift」
イェーカートマンフライフライフライ!回 カートマンのインチキを暴くため同レベルの行為に走るカイルの回 - episode14: 「Woodland Critter Christmas」
自分の妄想ストーリーの中でカイルを孕ませ堕胎させるカートマンの回
SEASON9(2005)
- episode01: 「Mr. Garrison's Fancy New Vagina」
カイルからいつものヒステリーを引き出せず戸惑うカートマンの回 - episode08: 「Two Days Before the Day After Tomorrow」
Jew goldでカートマンを上手くいなすカイルの回 - episode11: 「Ginger Kids」
なぜカートマンがカイルのベストショットを所持しているのか?ということにまず疑問を抱かざるを得ない回 カートマンへの積年の恨みの深さを覗かせるカイルの回
SEASON10(2006)
- episode02: 「Smug Alert!」
カイルの代わりはカイルしかいないことに気付くカートマンの回 本人にも内緒でカイルを助けるカートマンが不覚にもカッコいい回 - episode03: 「Cartoon Wars Part I」
三輪車レース回 - episode04: 「Cartoon Wars Part II」
実力差は明らかと思われていたエリカイが互角の勝負を繰り広げる回 - episode06: 「Manbearpig」
エリカイが過去最高の顔の近さを記録する回 - episode09: 「Mystery of the Urinal Deuce」
カートマンがカイルについての全力のプレゼンを披露する回 カイルのベストショット再登場回 - episode13: 「Go God Go XII」
カイルの頭脳に全幅の信頼を寄せるカートマンの回 カートマンはカイルのタマを舐めることに一切抵抗がないと分かる回
SEASON11(2007)
- episode08: 「Le Petit Tourette」
「Oh, okay, you figured me out. Bravo, Kyle, bravo」
「I asked God to send someone to help me, and you came, Kyle! I love you man!」
カートマンがチックにより「I love you」をカイルに素直に吐露する回 - episode10: 「Imaginationland」
言わずと知れたカートマンがカイルにタマを舐めさせるだけの三部作 カイルの写真の唇をなぞるカートマンの指の動きがDVD版で更にねちっこく修正された回 - episode11: 「Imaginationland Ⅱ」
「NOOO! No, he has a strong heart! He wants to live! Come on, Kyle! Come on, buddy!」
「Godammit Kyle, you never walked away from anything in your life! Now fight!」
カイルの絶命を受けたカートマンの慟哭と涙に思わず胸が熱くなる回 - episode12: 「Imaginationland Ⅲ」
「Oh Kyle you dirty girl, you love those balls!」 カイル(イマジネーション)にオーラルセックスを強いるという当初の目的を達成した上、それを本物のカイルに見せつけるという高等テクニックを披露するカートマンの回
カートマンのタマをしゃぶるイマジネーションカイルの笑顔が万感胸に迫る回
SEASON12(2008)
- episode01: 「Tonsil Trouble」
カートマンがカイルにエイズをうつしたことにより周囲からゲイカップル扱いを受ける回 恋人と呼ばれて特に否定をしないカートマンの回 - episode07: 「Super Fun Time」
「二人組を作れ」と言われた瞬間反射的にカイルの方をチラ見するカートマンの回
SEASON13(2009)
- episode10: 「W.T.F」
アイリーン(カートマン)を巡ってスタンとカイルが対立する回
SEASON14(2010)
- episode03: 「Margaritaville」
カートマンがカイルのユダになる回 - episode04: 「You have 0 Friends」
尾羽うち枯らしたカイルがカートマンを頼る回 モニターの向こうでjack offする数多の男性を二人で延々と眺める回 - episode07: 「Crippled Summer」
カートマンが原稿用紙数百枚に渡るカイルへのラブ・レターを綴る回 - episode09: 「It's a Jersey Thing」
「Deep down inside you're a monster, but you're my little monster」
マイリトルモンスター♡フニッ♡♡回 レイプされているところをカイルに助けられてすっかり惚れ直すカートマンの回
SEASON15(2011)
- episode02: 「Funnybot」
「Voilà, er ist Jud. Eh? Ein schöner saftiger Jud. Er ist frisch. Und wunderhübsch,wunderhüüübsch」
おなかを弄りながらカイルをドイツ人に売り込むカートマンの回 カートマンのカイル評(美しい・ジューシー・瑞々しい・素晴らしい)に中々興味をそそられる回 - episode04: 「T.M.I.」
カートマンの鶴の一声でカイルをファックするチームが結成される回 - episode05: 「Crack Baby Athletic Association」
グレイビー・ジャグジーに二人並んで浸かる回 「エリカイ似たもの同士説」のエビデンスとも言える回 - episode07: 「You're Getting Old」
テレビゲーム中にどちらからともなく目配せして微笑み合うという過去最高に穏やかでエモーショナルなエリカイが見られる回 - episode08: 「Ass Burgers」 カイルがスタンとケンカするとすーぐカートマンが寄ってきてカイルの今カレ面をする回
- episode12: 「1%」
カートマンの常軌を逸した成長劇をただ一人正しく理解するカイルの回 - episode13: 「A History Channel Thanksgiving」 カイルを生理ネタ更年期ネタで執拗にいじるカートマンの回 カイル膣持ち設定が実に10シーズンぶりに活きる回
- episode14: 「The Poor Kid」 My name is not Kyel回
SEASON16(2012)
- episode03: 「Faith Hilling」
珍しくエリカイが志を同じくする朋輩となる回 - episode04: 「Jewpacabra」
終始顔を顰めながらも満身創痍のカートマンを家まで連れて帰ってやるカイルの回 - episode06: 「I Should Have Never Gone Ziplining」
後半の実写パートで泣きながら抱き合うエリカイ(成人男性)が見られる回 - episode07: 「Cartman Finds Love」
「Kyle… I love you, babe. You can run all you want, try to pretend you like girls… but dammit, when we kiss, there’s MAGIC. Don’t let it go, Kyle. I want to hold you every morning and love you every night, Kyle… I promise you nothing but love and happiness.」
公衆の面前でカイルに愛の告白をするカートマンの回
カートマンのゲイ人格の発露の一端と思しきキューピッド・ミーの初登場回
「Jewpacabra」でカイルにかけてもらったターコイズブルーのブランケットをその後もちゃっかり愛用しているカートマンの回 - episode13: 「A Scause For Applause」
自分がどれだけカイルを意識してるかをアピールしたがるカートマンの回 ただの緑ではなくjade greenという細やかな指定にカートマンの並々ならぬこだわりを感じる回
SEASON17(2013)
- episode06: 「Ginger Cow」
カートマンがもう少し大人だったらカイルへの要求は食屁くらいでは済まなかっただろうことを想像させる回 世界規模の予言に登場する二人というエリカイの因縁スケールの巨大さに打ち震える回
The Stick of Truth(2014)
- 「South Park: The Stick of Truth」
エリカイがそれぞれの陣営の大ボスとして登場するアツい設定のゲーム ハイジューエルフとウィザードキング、それぞれの側近の剣士とプリンセスというキャラ配置にロマンしか感じないゲーム
SEASON18(2014)
- episode07: 「Grounded Vindaloop」
カイルが自分を助けに来る可能性は無くとも自分がカイルを助けに行くことは有り得ると図らずも暴露するカートマンの回(と解釈することにした) むずかしくてよく分かんなかった回
SEASON19(2015)
- episode05: 「Safe Space」
相変わらずカイルの頭脳と気質に信頼を寄せるカートマンの回 カイル→ウェンディ→バターズという流れが見事にカートマンの好きな子リストになっている回 - episode06: 「Tweek x Craig」
誰がゲイかは日本人が決める回
キューピッド・ミーの再登場と暴走っぷりに戦慄するしかない回 - episode09: 「Truth and Advertising」
授業中無意味にカイルにちょっかいを出してブチ切れられるカートマンの回
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以下だらだらと思うことなど
★カートマンが個人的に所有するカイルの写真
これまでに二種類確認済
A s9e11とs10e09に登場(用途:プレゼン資料)
B s11e10登場(用途:唇をなぞる)
★カートマンの「一番嫌いな」相手の変遷
s3e05時点では「ケニー」、s5e07・s7e01では「スタンとカイル」
そしてs7e09では「カイル」。
上のピンク項目数の増え方から見てもSEASON7~8当たりからカートマンの異様な執着の矛先がカイルのみに絞られたことが窺える。
個人的にはs7e05・s7e09あたりが契機かなと。
★カイルの態度の変化
母親とのいびつな関係に苦悩し父性を求めて夜な夜なベッドで一人泣く9歳のエリック・カートマンが、自分の為すことすべてに全力でぶつかってきてくれる幼馴染カイル・ブロフロフスキーの存在に依存してしまうのも無理はなし。
そんな風に初期はカートマンのちょっかいに湯気立てながら応戦してくれたカイル(むしろカイルからふっかけることも多かった)だが、最近はめっきり冷めた態度で流すことがほとんどで、20年近く繰り広げられてきた「カートマンとカイルの関係」にこのところ惰性と限界を感じなくもない。言うなれば今のカイルのカートマン対応には愛が無い…ように見える。そりゃ無いんだろうけど。
ともあれ、カイルから完全に相手にされなくなったときこそがカートマンが完全に人の道を踏み外してしまうときだと思ってはいる。s15で人形遊びを卒業し内面的な成長を果たしたのかと思いきや、直後s16でキューピッド・ミーとかいう歪みの極みみたいなものを生み出すエリック・情緒不安定・カートマンの将来や如何に。
★エリカイの相互扶助
A:カートマンがカイルを救う回
- s4e07: 「Cherokee Hair Tampons」
- s10e02: 「Smug Alert!」
- s11e11: 「ImaginationlandⅡ」
B:カイルがカートマンを救う回
- s4e013: 「Trapper Keeper」
- s10e06: 「Manbearpig」
- s11e08: 「Le Petit Tourette」
- s14e09: 「It's a Jersey Thing」
- s16e04: 「Jewpacabra」
まとめリストにおける能動側の実に9割がカートマンでありながら、相手を助けた回数はカイルの方が多いという驚きの結果に。同時にこれだけ助けられりゃカートマンがカイルに狂おしく執着するのもむべなるかな、という気持ち。
ちょっと脱線してスタカイで考えてみると、スタンがカイルを助ける話は数あれど逆はパッと思いつかないんだよなあ…。s15の連作のときもサンディエゴオナニーのときも、カイルって弱ってるスタンを割と突き放すしね。カートマンのことはこんなに助けてるのに。このへんカートマンとスタンで好対照になってるなと思います。
★キューピッド・ミーについて所感
上でもちょっと触れたけど、人形遊びを卒業したカートマンが新たに生み出したイマジナリーフレンド「キューピッド・ミー」が昨シーズンs19e06で再登場し、いよいよ洒落にならない感じになってきた。
ここまでくるとキューピッド・ミーがカートマンの中の抑圧されたゲイ人格であり、要は往時のハット君と同種の存在…というのはもはや疑いようがない。
かつてのハット君の持ち主・ギャリソンがホモフォビアからのゲイ人格肯定→カムアウトというドラマチックな成長劇を繰り広げたことを思い出すと、今後カートマンにも同様の一大イニシエーションが控えているのではないか…という想像もあながち突飛ではない気がする。それだけの歴史が彼にはある。ていうかもうゲイ素養があるのは言い訳できないでしょ
兎もあれ角もあれ、あの回のオチのカートマンには何というか隔世の感があった。マスターベーコンレベルだったエリックが確実に思春期に近づいている…どうか健やかに真っ当に第二次性徴期を迎えられますよう…。
スクリプト出典:South Park Archivesさん
こうして振り返るとエリカイの歴史って長いんですね。
s11e10~12とs12e01は特にキ○ガイじみていて印象深かったです…
既にキスやオーラルセックスだけでなく体液や臓器交換までしている事を思うと、
カートマンにとってカイルが特別なパートナーであることは間違いないんでしょうね(本人達は真っ向から否定するでしょうが)
過激な自主差別主義者でありナチズムに傾倒しているカートマンがユダヤ人であるカイルへ執着した結果、
そこに歪な愛が生まれてしまうというのもなんとも皮肉な話ですが、
こういった人間関係もサウスパークの魅力の1つなんでしょうね
サウスパークは数年前の設定や伏線がいきなり出てくる事が多いので
こうしたまとめは大変参考になります。