わたしたちが取り組む社会課題
子どもの体験格差
とは?
旅行をする、友達と遊ぶ、自然に触れる。
誰かにとっての「あたりまえ」を体験することが難しい子どもたちがいます。
こうした厳しい経済状況や、社会的に孤立しやすい環境にある子どもたちは、自然や文化に触れたり、友人や大人と交流する機会に乏しいことが指摘されています。
世帯による「体験」への支出額の差
(出典)平成30年度子供の学習費調査(令和元年12月18日_文部科学省)から作成
「体験格差」を生む複雑な社会環境
ひとり親家庭で仕事に追われ、子どもと積極的に関わる時間的・精神的余裕が持てない。
親に代わって幼い兄弟の面倒を見る必要があり、子どもが子どもらしく過ごせる時間が少ない。
一度不登校等の状況になると、学校生活で得られるはずの体験を得られず、さらに孤立を深めるという悪循環に。
さらに
「体験格差」を深刻化させる社会の変化
サービス化する体験
(出典)平成29年度 高等学校等における国際交流等の状況について(文部科学省.2019)から作成
高校生の海外留学者数は過去最高を記録(コロナ禍前)。東京大学をはじめとする国公立大学においても体験・経験を重視するAO入試の導入が進むなど、お金をかけてでも「よい体験」を得ることが求められる社会に。
体験を支えるインフラの限界
(出典)社会教育調査-令和3年度(中間報告)(文部科学省.2022)から作成
「少年自然の家」などは、少子高齢化・自治体の財政難などを理由に過去13年間で約4割が廃止に。その他にも、核家族化による家族行事・季節行事の減少、学校現場の多忙化などにより、子どもたちの体験のインフラが崩れつつあります。
体験格差を解消し、
子どもたちが自分らしく生きていくために必要な力を育みたい。
文部科学省の調査などで、子どもの頃の自然体験や地域活動等の体験の有無は、「やる気や生きがい」「思いやりや人間関係(構築)能力」といった、学力以外の「生きる力」に大きく影響していることが明らかになってきています。
私たちは、経済状況や家庭環境などによらず、全ての子どもたちが様々な体験を通して「自分らしく生きていくために必要な力」を育むことができる社会の実現を目指します。
Action
わたしたちの活動
1
体験創出プログラム
困難を抱える子どもたちへ
自然・文化・社会と触れ合う
体験機会を届ける
CASE.1
大地の芸術祭で、"はじめて"に出会う
地元のお母さんと交流しながら、郷土料理を初体験!
意見を交わし、自分を表現することも大事な体験に。
世界的作家、草間彌生の作品をはじめ200以上のアート作品が点在する越後妻有
里山をみんなで散策。自然に触れ、生き物の気配を感じる。
絵画や彫刻とはひと味ちがう、現代アートに真剣に向き合う。
新潟県越後妻有で20年以上続く世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」と連携。
経済的困窮や、不登校などの社会的に孤立しやすい状況にある中高生を無償で招待する2泊3日の宿泊型体験プログラムを開催しました。
広大な里山に点在する一線級の現代アート、農業・伝統文化、そして過疎地域でも力強く生きる人々との交流。
様々な「はじめて」の体験が、子どもたちの新たな興味関心や意欲を引きだし、今後の生き方を考えるきっかけにも繋がっています。
参加した子どもたちの声
この旅行に行くまでの私は、正直「アートは好きだけど美術館に行くほどではない」「新しいことは不安」「たくさんの人の中が苦手」という心持ちでいたので、旅行を楽しみにする反面、不安な気持ちも多くありました。
ですが、実際来てみて人と関わり、アートに触れてみて、「体験型のアートがあることを知り、これから他の美術館にも行きたくなった」「色んな人がいるのは怖いと思っていたけれど、それも受け入れられるし個性があって面白い」「新しいチャレンジは楽しい!」と、本当に大きく心境が変わり、自分でもおどろいています。
(不登校経験を抱える高校1年生)
共催団体
NPO法人 越後妻有里山協働機構
MOVIE
Tour REPORT
CASE.2
2023年夏、花まる学習会と連携した野外体験などの実施に向け準備中です!
2
調査・研究事業
見過ごされてきた
体験格差の現状を明らかに
経済状況、家庭環境、本人のパーソナリティ、生活する地域の状況。
「体験格差」は、様々な要因が複雑に絡み合って生じているからこそ、これまでその実態は正確に把握されていませんでした。
私たちは、日常的に困難を抱える子どもや家庭の支援に取り組む団体とともに、体験格差の現状を明らかにする調査・研究に取り組んでいます。
Partnership
パートナーシップ
参画企業・団体等
アソビュー株式会社
寄付システム
広報
体験提供事業者との連携
慶應義塾大学 中室牧子教授
調査研究事業 監修
花まる学習会
体験創出プログラムの企画運営
株式会社Ridilover
事務局
体験創出プログラム及び調査の企画運営
協力団体
(一社)こども宅食応援団
(一社)全国子どもの貧困・教育支援団体協議会
体験プログラム/各種調査の企画・運営・参加者(団体)募集等への協力
Donation
ご支援のお願い
「子どもたちに自然・文化・社会に触れる豊かな体験をしてほしい」
「子どもたちの見過ごされてきた格差の現状を明らかにしてほしい」
「学校の勉強だけでなく体験活動も大事、を世の中に広めてほしい」
このような思いをお持ちの方々へ。
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(銀行振込をいただいた方向け)ご連絡フォーム遺贈寄付について
遺言により、財産の全てまたは一部を個人や団体に無償で贈与することを「遺贈」といいます。
寄付金の使い道について
ご寄付は、より多くの子どもたちへ体験機会を届けるために、また、調査・研究事業を通して体験格差の実態を明らかにし、体験活動の意義を社会に広めていくために活用させていただきます(体験創出プログラムの開催・各種調査の実施・普及啓発/広報及び、それらに要する事務局経費など)。
過去のキャンペーン
2023年1月31日まで実施した「大地の芸術祭で、困難を抱える中高生100人との人生を変える修学旅行を実現したい!」にいただいたご寄付については、2023年3月に実施予定の宿泊型体験プログラムの実施のために活用させていただく予定です。ご支援のほど、誠にありがとうございました!
寄付に関するよくあるご質問
Q.寄付金はどのように使われますか?
Q.寄付にはどのような方法がありますか?
Q.税制優遇は受けられますか?
Q.入力した個人情報は何に使われるのですか?