1945年GHQは日本人の強さを恐れ、武道を全面禁止した 柔道や剣道は武道からスポーツへの方向性に舵を切ることで生き残った アメリカに占領された日本には武道に代わりアメリカの大衆娯楽であったプロレスが輸入され、北朝鮮出身の力道山をプロレスのスター選手として大々的にプッシュした 力道山はテレビの普及とともに爆発的な人気を得て国民的ヒーローとなった 日本人は祖国の伝統的な武道よりもアメリカ様から輸入されたプロレスに夢と最強幻想を抱くようになった しかし武道としての柔道(柔術)は滅びたわけではなかった 武道としての柔道を継承することを諦めなかった指導者達は海を超えてブラジルに渡って柔術家を育成し、日本の柔術はブラジリアン柔術として地球の裏側で継承され続けたのだった ちょっと捻くれた見方かもしれないが、1990年代にグレイシー一族が来日し、日本のプロレスラーや格闘家を次々と打ち破っていた時、 祖国の武道の心を忘れアメリカの娯楽にうつつを抜かしている日本人に対して、祖国を追われた武道家達の魂がブラジル人の身体を借りて「目を覚ませ」と叱咤しに来ているのではないかと思っていた
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