日記(2021/07/09)
ジャンル移動は仕方のないことだと思う。好みなんて変わりゆくものだし、話が合わなくなるのは寂しいけれど仕方がない。それは罪ではない。
でも、もしそのジャンルが将来的に勢いの衰えを見せて。売れなくなって、伸びなくなったときに。「東方は実家」だなんて言い訳して戻ってきてほしくない。安定して伸びるからってだけの理由で一時的に戻ってきているだけだろうから。
だって普段から東方の話をしている訳でもないのに。ソシャゲの話、ソシャゲの話、ソシャゲの話。東方原作をプレイするどころか比較的新しい作品はきっと買ってもいないだろうに。今まで東方Projectに散々稼がせてもらったくせに、原作に還元しようともしない。
一応新作が出たら大百科やプレイ動画だけ見て履修した気になってる奴らばっかりに違いない。描いてる東方同人もどのキャラクターでも成立するような薄っぺらい話ばかりなんだから。私が描いてる話だって同じような東方キャラクターっぽい見た目をしたオリキャラでお人形遊びしてるだけなのに、他人の作品を信じられない。だって本当に好きかどうか、他人の気持ちなんて証明のしようがないから。だから自分しか信じられない。
数字やお金目的でも描いてくれるだけで嬉しいだなんて思えない。東方キャラクターを数字稼ぎの為のダシにしてほしくない。愛もないのに描いてほしくない。愛がないなんて証明のしようがない。だから自分しか信じられない。
好きでもないくせに、好きなふりしないでほしい。見てくれる人が多いから描いてますって正直に言ってほしい。安定してるから、次の流行ジャンルが見つかるまでの繋ぎで描いてますって言ってほしい。
東方Projectというジャンルが本当のオワコンになってくれれば全部解決するのに。そうしたら全部信じられるようになるかもしれないのに。でもきっと多分、喜ばしいことに。東方Projectはこの先もずっとずっと一定の規模を保ち続けるコンテンツだと思う。例えばゆっくり実況というジャンルがあるだけで、その元ネタとして博麗霊夢と霧雨魔理沙はこれから先も永遠に認知され続ける。
東方Projectのファンとして、東方Projectにはこれからもずっと繁栄し続けてほしいと思っている。ファンは増えれば増えるほどいいし、これからもたくさんの二次創作が生まれてほしいと思っている。
でもそれと同時に東方Projectに人生の大半を捧げて、人生の大半を支えてもらった者として。東方Projectには一刻も早く終わったコンテンツになってほしいと思っている。誰も二次創作なんてしないような、そんなところまで落ちぶれてしまえばいいのにと思っている。これ以上穢される前に。
でもこんな頭のおかしなことを言っているのはきっと私だけなのだ。だから流行ジャンルを描いていて、そこの勢いが衰えて。それで「やっぱ東方っすわw」と白々しく言いながら戻ってきたところで、なんの罪でもないし誰にも咎められない。私がその人を嫌いになるだけ。たったひとりのキチガイに嫌われて一生軽蔑されるだけ。だからなんのデメリットもない。正しいのはお前達のほう。
こんなに苦しい思いをして、こんなにおかしなことを考えてしまうならば。私こそ本当に東方を離れるべきなんだと思う。ずっと前から、ずっとそう思っている。一度離れてみようと思ったこともある。でも結局、東方が好きだから戻ってくるしかないのだ。ここでしか生きられない。
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